ミッチーのイギリス短期留学体験記 Vol.4 ~ロンドン近郊観光編~ | Enjoy Learning English!!

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ミッチーのイギリス短期留学体験記 Vol.4 ~ロンドン近郊観光編~

公開日: : 最終更新日:2015/02/25

こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!

ミッチーのイギリス短期留学体験記、今回は「ロンドン近郊観光編」ということで、ミッチーがイギリス短期留学中に訪れたオススメの場所を紹介してもらいます!

☆その他の「ミッチーのイギリス短期留学体験記」記事はこちら!
Vol.1〜出発準備編〜
Vol.2〜ホームステイ生活編〜
Vol.3〜学校生活編〜
Vol.5~ロンドン音楽の旅編~
Vol.6~短期海外留学の持ち物リスト~
Vol.7~ホームステイに持って行きたいおみやげ~
Vol.8~短期海外留学のトランク事情~

ミッチーのイギリス短期留学体験記~イギリス観光編~

短期留学の楽しみはホームステイや学校の授業だけではありません。主に学校がお休みの土日を利用して、色々な街や観光スポットに足を運ぶことができます。
今回のブログでは、僕が短期留学中に訪れたイギリスの観光地の中から、オススメのスポットをピックアップして紹介していきます。

【留学中はどれくらい観光に行けるの?】

僕が参加した留学プログラムは、基本的に平日は学校で授業がありました。そのためステイ先の街から遠出して観光地に行くことが出来るのは主に週末の土日。
現地のガイドがプログラム参加者向けに企画したバス移動の日帰りツアーに参加することが多かったのですが、友達同士で電車に乗って観光に出かけたことも何度かありました。

イギリスの電車料金は割高です。例えば自分が滞在していたチェルトナムからバーミンガムまでは、45分ほどの乗車時間で片道約25ポンド。2014年9月現在のレートで換算すると4300円ほど。日本と比べても高いです。1時間ほどで行ける範囲は大体これくらいの運賃が目安になると思います。

ただこれは当日券として購入した場合の話。ネット等で事前予約をすると半額ほどになる場合があります。また平日か休日か、通勤のピーク時間かどうかで価格が変動したり、お得な往復切符が販売されている事も多いので、チケット購入の際は駅員さんに尋ねてみましょう。

いずれの交通手段でも滞在場所から1,2時間程度の場所に訪れることがほとんどです。ホームステイをしている場合、基本的にその日のうちに行って帰れる場所で観光を楽しむことになります。そのため、例えばイギリスの場合だと、イングランドからスコットランドまでというような大移動は難しいです。

【訪れた観光地リスト】

・ロンドン
・オックスフォード
・バース
・バーミンガム
・ストーンヘンジ
・コッツウォルズの村々
・ソールズベリー大聖堂
・グロスター

とは言っても、1ヶ月の滞在で僕はこれだけの観光地に足を運ぶことができました。授業の合間を縫ったスケジュールでも、1ヶ月もあれば十分にその国での観光を楽しめると思います。

【ロンドン近郊のオススメ観光スポット】

ここからは僕が短期留学中に訪れた観光地の中で、ロンドンから1,2時間で行けるオススメの街を紹介します。

バーミンガム(Birmingham)

イギリス第2の都市とされるバーミンガム。産業革命の時代に工業と流通業の中心地となったこともあり、街中に運河が張り巡っています。そのため「バーミンガムはまるでイギリスのベニスだ。」と言われることもあるとか。遊覧船に乗って運河を巡るツアーも、観光客向けに企画されています。

バーミンガム運河

バーミンガムはアンティーク風な建物が多く、運河沿いにはオシャレなカフェやパブが並ぶ美しい街という印象を受けました。一昔前は工業都市で黒い雲に覆われていたこともあったようですが、現在はその面影はありません。

昼食は運河近くのレストランがオススメ。目の前をゆっくりと進んでいく遊覧船を見ながら、美味しいイギリス料理やワインを楽しめます。

バーミンガムレストラン

バーミンガム料理

さらに休日には地元の音楽家たちが集まって、ジャズのセッションが始まることも。ちょうど僕がバーミンガムを訪れた日も日曜で、運良くこのセッションタイムに巡り合うことができました。サックスやトロンボーンを主体としたスムーズジャズが店内に流れます。休日のリラックスした雰囲気が出ていて、とてもチャーミングな演奏を聴けました。

バーミンガムセッション

バーミンガムには他にも多くの観光スポットがあります。
150以上の店舗が入ったブルリングという大型ショッピングモール、ナショナル・シーライフ・センターという水族館など一日楽しめる施設がそろっています。

そして街全体で行われるイベントも多く、野外フェスティバルやコンサートが頻繁に行われているようです。
僕の時はバーミンガムの中心にあるチェンバレン広場で世界のフード・フェスティバルが行われていました。インドのカレーやトルコのケバブ、フランス料理から中華料理まで、ありとあらゆる国の料理が屋台で並んでいる様は、見ているだけでもお腹が空いてきます(笑)

バーミンガムフェス

こういったグローバルな食文化の存在は、世界中からの移民が多い現代のイギリス社会を象徴しているように思えました。その国の文化や社会性が見えてくるのも観光の楽しさの一つですね。
バーミンガムは美しい街並みにバラエティ豊かな魅力がぎゅっと詰まった都市です。是非一度足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

☆バーミンガム(Birmingham)へのアクセス
ロンドンBakerlooラインMarylebone駅 発
バーミンガム MoorStreet駅 着
所要時間 約2時間

オックスフォード(Oxford)

オックスフォード全景

オックスフォードはイギリスが世界に誇る名門オックスフォード大学を中心に発展した学生の街。そのため流行と活気に溢れると同時に、中世に迷い込んだかのような歴史ある建造物が醸し出す厳格な雰囲気も漂っています。ここではそんな二面性を持つ、魅力的なオックスフォードの観光スポットをピックアップしてご紹介。

①オックスフォード大学 クライストチャーチカレッジ
クライストチャーチカレッジはオックスフォード大学の中で最も大きく、伝統あるキャンパスです。映画「ハリー・ポッター」では、このクライストチャーチの大広間や階段が撮影の舞台となりました。

オックスフォード階段

オックスフォード食堂

カレッジの中には教会も入っています。建築やキリスト教に関心の薄い僕でも息を呑んでしまうほどの美しさがありました。

オックスフォード教会

またこのクライストチャーチはルイス・キャロルが「不思議の国のアリス」を執筆したことでも有名です。カレッジの近くにはアリスのグッズを取り揃えた「アリス・ショップ」があります。手帳やマグカップ、筆記具など商品は様々。かわいいもの好きな女性のみなさんは要チェックです!

アリスリサイズ

②カバードマーケット

オックスフォードマーケット

カバードマーケットは屋内市場のこと。大きなアーケード街の中に野菜や肉、チーズ、紅茶などの食材を扱うお店や、帽子や靴など衣類のお店がぎっしり詰まって並んでいます。他にもアイスやクレープなどのスイーツショップもあり、食べ歩きを楽しむこともできました。

このカバードマーケットは18世紀に開業して以来、現在でもオックスフォード市民の生活を支えています。そこに並んでいる食品や衣類、雑貨は昔ながらのイギリスの文化が息づいています。マーケット全体が活気にあふれていることもあり、観光客はそれらを見て回るだけでもかなり楽しめます。

③ブラックウェル書店
オックスフォードを訪れた際に是非訪れて欲しいのがブックショップです。大学都市ということで街には数多くの書店があるのですが、中でもブロードストリートにあるブラックウェル書店は市内でも1,2位を争う品揃えです。地下1階から4階までの広大な売り場には、学術系の専門書から子供向けの絵本まであらゆるジャンルの本が並んでいます。

オックスフォードブラックウェル

僕はこのブラックウェルや滞在先のチェルトナムにあった書店を訪れてみて、イギリス人の本に対する意識は日本人のそれとは少し違うな、と感じました。

まず書店には新品の本と中古の本が混在していることがしばしばあります。日本では中古本は古本屋等で販売されることが一般的だと思いますが、イギリスでは「本は社会の共有財産」という意識があるようです。そのため新品・中古はあまり区別せずに販売するのかもしれません。

そして書棚を見ると気がつくのが「本のデザインが美しい」ということです。学術書にしても小説の文庫本にしても、カバーのデザインが凝っていて且つ丈夫に作られています。それらを手にとって眺めているだけでも楽しい気持ちになってきます。

また、世界の名作を易しい英語で書き直した文庫本が2,3ポンドで売っています。ちょっと洋書を読んでみたいなという人でも気軽に購入できるのでオススメです。

洋書

ブラックウェル書店は立ち読みも自由で、店内には疲れた時に休憩できるカフェもあるのでゆっくりと本探しをすることができます。
オックスフォードの書店でイギリスの「本の文化」に触れてみる、といった少しアカデミックな観光はどうでしょうか。

☆オックスフォード(Oxford)へのアクセス
ロンドン Paddington駅 発
オックスフォード Oxford駅 着
所要時間 約1時間

コッツウォルズ(Cotswolds)

コッツウォルズ②

コッツウォルズはロンドンから西に車で2時間ほどにある地方。穏やかな丘陵地帯に美しい田園風景、「古き良きイギリス」の景色が残っている場所です。イメージとしては「ハリー・ポッター」の世界に出てくるホグワーツ城のあの広大な庭、と言ったところでしょうか。
そんなコッツウォルズ地方の村を巡る観光では、イギリスの自然を肌で感じることができます。

シェイクスピアが生まれたストラトフォード・アポン・エイヴォンは、白い壁に黒い木組みのチューダー朝の建物が美しい街。
まさに中世の演劇の世界に入り込んだかのように感じます。

ストラトフォード・アポン・エイヴォン

「イングランドで最も美しい」と言われた村、バイブリー。
自分が訪れた時は、蜂蜜色の石造りの家々が、静かで少し霧がかった朝の空気と合わさって、心落ち着く雰囲気を醸し出していました。

バイブリー

他にも石橋がかかる街ボートン・オン・ザ・ウォーターや、お菓子や紅茶を取り扱うショップが多い観光客向けのブロードウェイなど、コッツウォルズ地方には、イングランドの自然にあふれた素敵な村が数多くあります。それらを一日かけてのんびりと回る、ちょっと大人な旅もオススメです。

☆コッツウォルズ(Cotswolds)へのアクセス
ロンドン Paddington駅 発
チェルトナム Cheltenham Spa駅 着
所要時間 約2時間

イギリスにはたくさんの魅力的な都市や街があります。短期留学はもちろん、海外旅行でイギリスに行かれる予定がある方も、今回ご紹介した観光地情報を参考にしてみてください。
訪れたそれぞれの土地で、時に華やか、時にノスタルジック、そしてロマンチック。様々な表情を持つイギリスの文化を楽しみましょう!

「Vol.5~ロンドン音楽の旅編~」へつづく

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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