伝わる英語発音の5要素 ③イントネーションで英語らしい自然な波を作ろう! | Enjoy Learning English!!

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伝わる英語発音の5要素 ③イントネーションで英語らしい自然な波を作ろう!

公開日: : 最終更新日:2019/01/18

こんにちは!英語学習コーチのタニケイです。
前回に引き続き、文単位で伝わる発音に重要な5つの要素の1つ『イントネーション』について、詳しく解説しようと思います!

イントネーションとは、音が上がったり下がったりすることです。

「音が上がったり下がったりする」がどういうことがピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。そういう時は、日本語のイントネーションを考えるとわかりやすいでしょう。

例えば、同じ「はし」という言葉でも、「箸」の場合には「はし( ↘)」と音が下がりますが、「橋」の場合には「はし(↗)」と音が上がります。「雨」なら「あめ(↘)」ですが、「飴」なら「あめ(↗)」です。

このように日本語でも多少イントネーションを変えることはありますが、日本語を話すときよりも、英語を話すときのほうが、イントネーションの高低の差が激しく、変化をつけることも多くなります。

イントネーションは、たいていアクセントに連動して上がります。基本的には、アクセントが強くなるところでイントネーションが上がり、アクセントが弱ければイントネーションは下がります。

しかしここでは、アクセントとイントネーションを分けて考え、アクセントに連動した上がり下がり以外の「意図的にイントネーションを上げたり下げたりするケース」を紹介します。

▶ イントネーションの例

◎ Yes-No で答える疑問文
Yes-No で答えるような疑問文の場合には、最後の単語の語尾を意図的に上げて、文末のイントネーションを変えるのが特徴です。

◎ 普通の文の形の疑問文
話し言葉では、普通の文の形で、疑問文にすることが多くあります。
そのときにも、やはり最後の単語の音を意図的に上げて、疑問文であることがわかるようにします。
自然に下げてしまうと、普通の文になってしまい、疑問文として聞いていることがわかりません。

◎ 疑問詞で始まる疑問文
疑問文の場合でも、最初にWhat、Where、When、Which、Why、How などの疑問詞(5W1H と呼ばれます)があるときには、文末が下がって終わることが多くなります。疑問文なので文末を上げたくなりますが、意識的に下げる練習をしてみましょう。

これらは一般的なイントネーションのルールですが、言葉通りではなく含みを持たせたいときや、もったいぶった言い方をするとき、気取った言い方をするときなどには、通常とは違うイントネーションで話すこともあります。

また、普通の文(平叙文といいます)や命令文では、単語内のアクセントの影響によって、文末は下がって終わるのが一般的です。

もし気になったイントネーションがあれば、書きこんで印象づけるようにしましょう!
音の上がり下がりがつかみにくいと感じる場合は、手を上下させて音の高低を表現してみるのもおすすめです。いろいろと工夫をしながら、より良い発音を目指して5要素をマスターしていきましょう!

次回は『伝わる英語発音の5要素 ④リズム&スピード』について詳しく見ていこうと思います。

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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