ネイティブ並みの発音はいらない!ネイティブに「伝わる」発音を身につけよう☆ | Enjoy Learning English!!

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ネイティブ並みの発音はいらない!ネイティブに「伝わる」発音を身につけよう☆

公開日: : 最終更新日:2018/10/12

こんにちは!英語学習コーチのタニケイです。

早速ですが、先日10月3日に英語の発音や発音練習方法を解説した書籍を出版しました!
ご興味がある方はぜひお手に取ってみてくださいね。電子書籍版も同時発売中です☆

というわけで、今回のブログから数回にわたり、英語の発音についてお話していこうと思います。

発音といえば、語学の中でも日本人が一番苦手とする分野なのではないでしょうか?
「リーディングやリスニングはできるのに、スピーキングがまったくできない」
そんなお悩みをよく耳にしますし、私自身も以前は英語の発音について悩んでいました。

日本語と英語の発音の仕方というのはまったく違うものです。大人になってからネイティブ並みの発音を身につけようと思っても、ネイティブと同じレベルの発音力はなかなか身につけられません。

ですが、「ネイティブ並みの発音」ではなく、「ネイティブに伝わる発音」を目指すことに重点を置いてみたらどうでしょうか? それなら、大人になってからでも十分身につけることが可能です!

今回は、その「ネイティブに伝わる発音」についてお話したいと思います。

「ネイティブに伝わる発音」とは

「ネイティブに伝わる発音」とは、文全体として英語らしく聞こえる発音のことです。

ネイティブの英語をよく聞いてみると、単語と単語がくっついて音が変化したり、イントネーション(音の上がり・下がり)の変化があったり、アクセント(音の強い部分 ・ 弱い部分)の変化が多かったり、リズムやスピードの変化がある、といった特徴があります。
この文単位の英語発音の特徴が「伝わりやすい発音」の鍵なのです。

ですが、私たちが普通「発音の練習」と聞いて思い浮かべるのは、発音記号や単語単位での発音練習法だと思います。
こうした細かい発音記号単位や単語単位の発音だけの練習では、「伝わりやすい発音」は育ちません。実際のコミュニケーションの場で英語を話しても、聞き返されてしまう場合もあるでしょう。

反対に、多少細かい発音が間違っていても、文全体として英語らしい特徴で話せると、伝えたいことが伝わりやすくなります。その結果、ネイティブともストレスなくコミュニケーションをとることができるのです。

「伝わる発音」はどうすれば身につけられるのか

「伝わる発音」を効率よく身につけるには、以下の3つのポイントを押さえたトレーニングが必要です。

(1) 文単位で練習する
(2) 特徴をつかむために聞いて書きこむ
(3) 自分の声を録音して比較する

一つずつ解説してみましょう。

(1) 文単位で練習する
「伝わる発音」に必要なのは、文単位で英語らしい特徴をとらえた話し方をすることです。細かい発音が多少間違っていても、単語と単語をくっつけてスムーズに話したり、イントネーションやアクセントをしっかりつけてメリハリのある話し方を練習するだけで、英語は格段に伝わりやすくなります。

(2) 特徴をつかむために聞いて書きこむ
ネイティブの音声を聞いて真似をしてみるのが発音上達の一番の近道です。ですが、音声を聞いただけでその特徴を真似するのは難しいかもしれません。

ですので、まずはネイティブの音声を何度か聞きながら、その特徴を書きこみます。
書きこむのは、以下の5つの特徴です。

 1. 単語と単語がつながって起こる音の変化(リンキング)
 2. アクセント
 3. イントネーション
 4. リズム&スピード
 5. 発音記号(気になった単語のみ)

特徴を書きこもうとすることで、伝わる発音にするための大事なポイントを意識しながら聞くことができます。そして、実際に書きこむことで、ネイティブの自然な発音にはどういう特徴があるのかを意識することができます。

(3) 自分の声を録音して比較する
文単位で発音する真似ができるようになったと思ったら、話している自分の声を録音して、客観的に聞きます。自分で話しているだけでは、本当に真似ができているかどうかわかりません。自分で話しながら、その自分の発音を客観的に聞くことは難しいものです。そのため、話している声を録音して客観的に聞き直します。そして、ネイティブのお手本と聞き比べるのです。
特徴的なところに注目して、きちんと真似ができているか、細かく確認しましょう。どこか違うと思ったら、何がその違和感の原因なのかを探ります。そして、少しずつ修正して近づけていくのです。

発音向上サイクル

以上の3点の中に含まれる、「音を聞く」→「真似をする」→「違いを発見」→「修正する」→「定着させる」というサイクルが発音を向上させるためにはとても大切です。

このサイクルを意識して、ネイティブに聞き返されない「伝わる発音」を身につけていきましょう!

今回出版した『1日10分!楽して伝わるタニケイ式英語発音トレーニング』では、発音向上サイクルを用いた効率的なトレーニング方法をご紹介しています!
詳しく知りたい方は、そちらもぜひチェックしてみてくださいね☆

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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