タニケイ英語学習放浪記vol.6 〜英語学校FORWARDとの出会い〜

みなさん、こんにちは。英語学習コーチのタニケイです！

前回の「タニケイ英語学習放浪記vol.5 〜英語学習コーチとしての原点〜」では、会社内で勉強会をしたり、会社外で英語サークルを作ったりと、英語を楽しく学習していく場を作ってきた、今の英語学習コーチとしての活動の原点をご紹介しました。

当時は、特に切羽詰まった必要性があるわけではなく、英語力を伸ばしてどんどん仕事に使っていけたら嬉しいな〜というくらいの気持ちで、のんびりと楽しく英語学習を進めていた私でしたが、あるとき、事件が起こりました。

朝、会社にいってメールをチェックすると、

『ストリンガーさんとの夕食会にあなたを推薦しました』

という本部長からのメールが入っていたのです！！

ストリンガーさんというのは、当時のソニーの社長で、「私がストリンガーさんと話すとしたら何十年後かな？」というくらい接点のないはずの方だったのですが、若手社員と交流する夕食会を開催することになり、その一人として呼ばれてしまったのです。

このメールを読んだ瞬間、心臓がキュンとなりました。

「英語、やらなきゃ！」

マレーシアにいる同僚ならまだしも、さすがに、社長に対して"Pardon?"を何度も繰り返すわけにはいかない！とにかく、超短期間で英語力をぐぐーんと上げないと！と思ったのです。そのXデーまでは１ヶ月もありませんでした。

そこで、私がとった行動は・・・

「英語　１日　集中」

というキーワードでgoogle検索をすることでした。

皆さんなら、同じ境遇になったとき、どうしますか？

私はともかく、その検索結果に出てきたページを一つ一つ熟読していき、そこで本当に英語力が上がりそうかをリアルにイメージしました。

その中で、一番効果がありそう！と思ったのが、「カプラン」という学校でした。

その名前を聞いたことはありませんでしたが、表参道の国連大学の隣という良い場所にあり、ホームページもしっかりしていて、何より、1日体験セミナーは朝10時から夜8時まで英語漬け、その間いろいろな授業が体験できそうで、値段も手頃だったので、すぐにそこに申し込みました。

そして、これが、私の英語学習の放浪の旅に終わりを告げる、大きな転機となったのです。

1日体験セミナーに申込をしたところ、カプランの講師の方からメールが送られてきました。セミナーの日までに、代表の石渡誠先生のブログを読んできてください、とのこと。

数十回分にわたる長いブログでしたが、全部読んでみました。読んでいるうちに、どんどんその内容に引き込まれていきました。今までの私の英語学習に対する心構えの甘さを、まさに指摘されているようでした。また、日本人の英語学習の問題点を鋭く指摘されていて、「たしかに！」と思うことばかりでした。

特に、「言い訳をやめる」という心構え、そして、「英語は英語で学ぶべき」ということ。この2点が、一番心に刺さりました。

セミナーに参加する時点でかなり期待が高まっていました。この学校は、今までの英会話スクールなどとは違うかもしれない、と。

そして、セミナーに参加したのが2011年9月。実際、期待を大きく超える体験ができました。

その場で英語のスキットを覚えて、発音やイントネーションなどまるごと真似をして、先生にチェックをしてもらう授業や、NewsWeekの記事を使ったリーディングとディスカッションの授業、グループでシナリオから全部考えてミニドラマを作るプロジェクトワークの体験、効果的な自己紹介スピーチの仕方の授業など、1日でとても密度の濃い体験ができました。

ちなみに、一番刺激的だったのが、ミニドラマ作りでした。私たちは3人グループでドラマを作ったのですが、オリジナルストーリーにして、一応演技の練習もして、先生や何人かの生徒さんたちの前で披露しました。今思うと、たいしたオチもないストーリーでしたが、決められた時間の中で英語だけを使ってシナリオを相談し、配役を決めて、演技を練習して、というのがとてもスリリングで楽しかったのを覚えています。

そして、学校内は英語しか使ってはいけないため、文字通り朝から晩まで英語漬けになり、そのうちに、自分が英語しか話せない人になったかのような錯覚を覚えたのです。他のセミナー参加者も先生も、もちろん英語しか話さないので、周りも英語しか話せない人かのように思えてきます。日本で英語漬けになれる機会を見つけるのは難しいと思いますが、この学校では当たり前のように、英語漬けの環境ができていました。

また、感動したのが、石渡先生が見せてくださったオバマスピーチの素晴らしさでした！鳥肌が立つどころではなく、感動して泣きそうになりました。私もいつか、こんな風に人を感動させるスピーチができるようになりたい、と思いました。

そして、セミナーの最後に石渡先生が、英語を英語で学ぶことの必要性や、日本の英語教育を変えていきたい、という気持ちを語られたのを聞いて、ここで勉強しよう！と思い、翌日には石渡先生との面談をして、すぐに入学を決めたのでした。

当時はカプランという名前でしたが、今はFORWARD(フォワード)という名前に変わっています。「前へ」という意味のとても素敵な言葉ですね！Let's go forward!! というのが学校内での合い言葉のようになっています。そして、今でも私はFORWARDに通い続けています。

この学校に入ってから、色々な変化が自分の中にありました。進化した部分、眠っていた自分に気づいた部分が、たくさんありました。英語の面でも、その他の面でも、成長したと思います。そして、まだまだ、学びたいことがたくさんあります。

次回からは、カプラン（現FORWARD）に入学してからの体験記を書きたいと思います。
「タニケイ英語学習放浪記vol.7 〜初めてのステージで目覚めたもの〜」はこちらからどうぞ！

ちなみに、私が大きな影響を受けた石渡先生のブログの内容をまとめた電子書籍がこちらです。

自分の英語学習に自信が持てない方、何か煮え切らないものを感じている方、本気になり切れていないと感じる方に、読んで頂きたい本です。ぜひご一読ください！！

Let's Enjoy English!!

タニケイ

（FORWARDトップページで大きな口を開けて笑っているのは入学して１年後くらいの私です...）