TOEFL未受験者にオススメ!無料TOEFL模試体験レポート
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みなさん、こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
最近レッスンを受けてくださる方の中でもTOEFLを受けたい、TOEFLのスコアを上げたい、という方が時々いらっしゃるので、私もTOEFLを受験してみることにしました。
恥ずかしながら、TOEFLのことは、ほとんど何も知らず、TOEICのようにリーディングとリスニングだけでなく、ライティングとスピーキングがある、ということと、試験時間がかなり長いらしい、ということくらいの知識しかありませんでしたので、まずはTOEFLの模擬試験&ミニレクチャーを無料で受けられるアゴス・ジャパンという渋谷にある留学試験の予備校に行ってみました!
アゴス・ジャパンは、MBA・ロースクール・大学院・大学留学を目指す人たちのための、テスト対策、出願対策の指導専門校で、TOEFL対策だけでなく、IELTS・GMAT・GRE・SAT・TOEICなどのテスト対策の講座を開講しています。
今回私が体験させていただいたのは、『TOEFL iBT 無料模擬試験&コース説明会』です。毎週土曜日の14:00-17:15に開催されています。
部屋に入るとPCが並んでいて、受付で何番に座ってください、と指定され、その場所に座りました。その日は20名弱くらい受けにきていました。
以下、本試験と模試との違いを比べてみました。ミニ模試ではありましたが、TOEFLの雰囲気や難易度は十分つかめると思います。きちんと採点して、120点満点に換算した場合のスコアも出してくれます。
<試験時間>
本試験:約4時間
模試:2時間
<試験の順番>
本試験:リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの順番
模試:スピーキング、ライティング、リーディング、リスニングの順番(採点の関係で)
<試験内容>
本試験:
・リーディング:3-4パッセージ
・リスニング:6パッセージか9パッセージ
・スピーキング:6題 (Independent2題、Integrated(R,L,S)2題、Integrated(L,S)2題)
・ライティング:2題 (Integrated1題、Independent1題)
模試:
・リーディング:2パッセージ
・リスニング:3パッセージ
・スピーキング:1題 (Independent)
・ライティング:1題 (Integrated)
<TOEFL模試の感想>
正直、TOEFLはTOEICよりだいぶ難しいな〜と感じました!以下、セクションごとの感想です。
◆スピーキング:
私が特に難しかったのは、スピーキングでした。お題を出されて(お題ももちろん英語で聞き取ります)、15秒間考えて、45秒間話すのですが、考えたこともないお題を出されて、何を言おうか迷ってしまい、15秒の間に考えがまとまらずに、ほとんど話せずに終わってしまいました。。スピーキングは、自分の意見をまとめるというよりも、とにかく何を言うかを決めて話し出す瞬発力と、話し続けるスピーキング力が必要ですね。
◆ライティング:
ライティングの出題にもビックリしました。Integrated問題という複合問題が出たのですが、まさかそんな形式の問題があるとは知らず...。このIntegrated問題では、まずある文章を読んで(リーディング)、その後それに関連するレクチャーを聞き取り(リスニング)、そして最後にそのレクチャーの内容を要約する文章を書く(ライティング)、ということをします。全部の力が試されるわけです。模試の後でミニレクチャーを1時間弱受けたのですが、このライティング問題には、「こう書くべき」というテンプレートや、ルールがあるそうです。文字数だけは目安通りに書けたので、「会心の出来!」と内心思っていましたが、私の回答は全くそのルールを無視していましたので、点数は予想よりだいぶ低かったです...。
◆リスニング:
リスニングもTOEICより聞き取る時間が長く、集中力が必要だと感じました。また、TOEICはビジネスシーンや日常会話など、比較的身近な親近感の湧きやすい内容のリスニングが多いのですが、TOEFLのリスニングのお題は、大学やアカデミックな場を想定しているためか、題材が幅広く、何の話だろう、と分かるまでに少し時間がかかりました。
◆リーディング:
リーディングもリスニングと同じで、題材が全く身近でないものだと、語彙も知らないものが多く、推測でリーディングした部分がたくさんありました。時間的なプレッシャーで言うと、TOEICよりはじっくり読めたように思います。問題は、しっかり読んで内容も理解していないと答えられないものが多く、「本当のリーディング」という感じがしました。
結論ですが、本当に実践で使える英語力を測りたかったら、TOEICよりもTOEFLの方がオススメです!
TOEFLは受験料が高い(225ドル!!)ことと、日本での認知度がTOEICよりもかなり低いのが残念ですが、自分の英語の実力を知るために定期的に受けるのであれば、TOEFLのほうが良いと感じました。
とはいえ、日本では、TOEICのスコアが昇進・昇格の基準になっていたり、就職や転職時に英語力の証明に使えたりしますので、現実的にはTOEICも受け続ける必要のある人が多いのかな、と思います。
私は今回の模試をきっかけに自分の弱い部分を認識することができて、とても良かったです。年明けには一度本試験を受けてみる予定です。またその体験レポートも書きますね!!
TOEFLに興味がある方は、ぜひ模試&ミニレッスン体験に行ってみてください。そして、来年は一緒にTOEFL本試験を受けてみませんか?
Let's Enjoy English!!
タニケイ