タニケイ英語学習放浪記vol.5 〜英語学習コーチとしての原点〜

みなさん、こんにちは。英語学習コーチのタニケイです！

前回の「タニケイ英語学習放浪記vol.4 〜英語学習難民からTOEICリスニング満点へ〜」では、私が2009年に社内の英語研修でシャドーイングに出会い、そのトレーニングを3ヶ月続けることで、劇的なリスニング力アップを遂げることができた話を紹介しました。

その後、私はもっと実践の場で英語を使って腕試しをしたくなり、メールですみそうな内容でも、あえてテレビ会議を設定したり、電話をかけたりするようになりました。

そして、英語のテレビ会議などをしていると、事前に準備した内容はある程度スムーズに話せるのですが、たとえば、本題に入る前の雑談や、質問をされて回答をするときなどに、自分がとっさに話せる語彙や言い回しの引き出しがとても少なく、瞬発力がないな〜、ということに気づいたのです。

2010年に入ってからは、特に英語学校に通ったり、社内の研修を受けたりはしておらず、このままでは進歩がないと思ったので、せめて自分で続けられるものを、と思って色々なオンライン教材などを探しました。

レアジョブやウィッキーさんの100円英会話など、いくつかSkype英会話なども試しましたし、英会話スクールの体験レッスンにも行きましたが、自分の中にストックがない状態で、やみくもにアウトプットばかりしても伸びなさそうだと感じ、やめました。

そこで出会ったのが、たくさんの動画を使ってリスニングやスピーキングの練習ができる英語学習オンラインツールEnglishCentralです。当時はまだサービスが始まったばかりで、ほとんど知っている人はいなかったと思いますが、実際に使い始めて、すぐに良さに気づきました。特に、発音をすぐに自動で判定してくれる機能が、ゲームのようで楽しかったこともあり、どんどんはまっていきました。発音について強く意識し始めたのは、EnglishCentralを使い始めてからです。

でも、私は元々、一人で何かに熱中するよりも、人と一緒に何かをするほうが好きな性格なので、一人で家でEnglishCentralをしているだけでは寂しくなり、「英語仲間」を探し始めました。

まずは、会社の中で、週に1回、夕方6時頃から小会議室を借りて、同じ部の中で英語力を上げたがっていた若手メンバーと一緒に英語勉強会を始めることにしました。当時私は、部内メンバーのスキルアップ＆業務効率化も担当していて、ITスキル、プレゼン、経営分析などの、色々な勉強会を企画・開催していたので、英語勉強会もその一環として認めてもらえたのだと思いますが、実は英語は完全に自分のためでした。（当時の課長、ごめんなさい）

部の英語勉強会では、何度か、スピーチの練習をしたり、映画を使ってリスニングの練習をしたりしていましたが、どうしても業務優先で、だんだん参加者が減ってしまい、私自身も出られなかったりして、数回しか続きませんでした。ただ、映画を使ったリスニング練習はとても楽しかったのを覚えています。ちなみに、このときはジュリア・ロバーツ主演の"Eat Pray Love"(食べて祈って恋をして)を使っていました。

その後、私の所属していた本部内で人材育成を担当している課が、英語勉強会をスタートしてくれたので、それに参加しました。希望者だけの参加でしたが、最初は40〜50名くらいの参加者がいたと思います。レベル別にグループ分けをして、上級者が初中級者のテーブルにアドバイザーとして交代で入りました。毎回緩くテーマがあって、それについて会話をするような勉強会でした。参加すれば楽しかったのですが、それもやっぱり段々参加者が減って、自然消滅のような形でなくなってしまいました。

その、なくなってしまった英語勉強会のメンバー数名に声をかけて、自主的に勉強会を続けることにしました。これは隔週でしたが、何ヶ月か続きました。私ともう一人が中心的なオーガナイザーになって、毎回題材を用意したり、やる内容を考えました。この勉強会でEnglishCentralを紹介したところ、皆さんに好評だったので、勉強会の中でも、皆でLearnのメニューでディクテーションをしたり、単語クイズをしたり、という形で使っていました。

また、その社内勉強会と平行して、社外の友人にも声をかけて、ルノアールの会議室を借りての英語サークルも始めました。とにかく英語を話す機会が欲しかったので、「英語only」というルールにして、自己紹介をしたり、英語で自分のおすすめの本を紹介する会などを開催しました。

このように、社内、社外、かかわらず、色々な勉強会やサークルをやってきたのは、たぶん、一人で勉強するだけではつまらないし、続かない。誰かと一緒に楽しく、お互いに励まし合い、刺激を与え合いながら成長したい、という思いがあったからだと思います。

それに、今の英語学習コーチとしての活動もそうなのですが、自分も成長しながら、人の成長のお手伝いもしたい、というところが原点にあるのです。人が成長していくところを見るのはとても嬉しいですし、それを自分がサポートできたら、本当に幸せです。

（今日はちょっと真面目なお話でした。すみません）

さて、次回はいよいよ、あの学校との出会いについて書きます！！
次回「タニケイ英語学習放浪記vol.6 〜英語学校FORWARDとの出会い〜」はこちらからどうぞ！

Enjoy Learning English!!

タニケイ

（放浪の数年後、こうして英語学習コーチとなりました）