グッと英語らしく聞こえるgoodの発音法
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最終更新日:2013/11/21
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
昨日のブログでは英語の「音の変化」について、子音+母音がつながる例を書きましたが、今日は2つ目のパターンについて、書きたいと思います。
『法則(2)子音と子音が続いているとき、一つを発音しない』というものです。
たとえば、以下の単語をスムーズにつなげて言ってみてください。
"hot day"
"good job"
"eat chocolate"
"don't need"
"book club"
一つ目の単語の最後の子音を発音しないようにすると、スムーズに言えませんか?
私が、一つ目の単語の最後の子音(赤字)をはっきり発音した場合と、発音しない場合を話してみましたので、聞き比べてみてください。
"hot day" 音声を聞く
"good job" 音声を聞く
"eat chocolate" 音声を聞く
"don't need" 音声を聞く
"book club" 音声を聞く
一つ目の単語の最後の子音が、"t","d","k"などの破裂音(空気が破裂する音)で、次の単語が子音で始まる場合には、この最後の子音を発音しないほうがスムーズに言えます。
一つ目の最後の子音をはっきり発音しようとすると、時間がかかってしまい、スムーズでなくなります。
よく使う、"that", "it", "good" なども、次の単語が子音の場合には、最後の子音を発音しないように気をつけてみてくださいね!
では、オバマの2004年のスピーチの一部を聞いて、このような音の変化が起こっている部分を見つけてみましょう。
They imagined me going to the best schools in the land, even though they weren’t rich, because in a generous America you don’t have to be rich to achieve your potential.
音と音がつながって、単語の最後の子音が消えている箇所は何個ありましたか?
(答え)
「5個」でした!
They (1)imagined me (2)going to the (3)best schools in the land, even though they (4)weren’t rich, because in a generous America you (5)don’t have to be rich to achieve your potential.
(1) imagined me : [imæ’ʤinmí:] のように発音する
(2) going to :[góuintə] のように発音する
(3) best schools :[bésku:lz] のように発音する(sも一つだけ長めに発音するとスムーズ)
(4) weren't rich :[wə:rnríʧ] のように発音する
(5) don't have :[dounhæf] のように発音する
それぞれの一つ目の単語の最後の子音を発音しないで言ってみてください。スムーズにつなげて発音しやすいと思います。
ちなみに、昨日ご紹介した、子音+母音がくっついている箇所はどこでしょう?
They imagined me going to the best schools in the land, even though they weren’t rich, because in a generous America you don’t have to be rich to achieve your potential.
答えは
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こちら!
They imagined me going to the best schools in the land, even though they weren’t rich, because in a generous America you don’t have to be rich to achieve your potential.
ぜひ、音の変化を感じながら、リスニングしたりスピーキングしたり、してみてくださいね!
なお、『英語を本気でモノにするスピーチ朗唱法 Barack Obama The Audacity of Hope編』(石渡誠著)には、今日ご紹介したような「発音しない音」についても詳しく書かれていますので、ぜひこの本で一緒に練習していきましょう!
次回も、「音の変化」の別のパターンをご紹介していきます。
Enjoy learning English!!
タニケイ