洋書リーディングを習慣化できる秘密兵器!Kindleの活用法
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こんにちは! 英語学習コーチのタニケイです。
今回も洋書リーディングにまつわるお話です。
前々回のブログでこんな話をご紹介したのを覚えていますでしょうか?
「洋書1冊を読み切るために必要な力」は、①速読力 ②単語力 ③読書体力
この「洋書1冊を読み切るために必要な力」というのは、つまり「(日本語の本と同じように)リラックスして読書自体を楽しむための力」とも言えます。
日本語の本と同じように洋書の本を楽しむには、速読力、単語力をアップさせ、長い英文を読み続けられる読書体力をつけることが重要となってきます。ですから、以前のブログでも取り上げたような速読トレーニングやボキャビルを活用し、読書体力をアップしていく必要があります。
しかし、そういった練習だけでは「読書体力が上がった!」という実感を得るのはなかなか難しく、モチベーションも保ちにくいというのが正直なところです。
そんな時には、トレーニングやボキャビルと並行して、実際に好きな洋書を読み、それまでのトレーニングで培った力を発揮してみましょう!
実際に洋書を読んでみると、
「初めての文章でも返り読みせずに読めている」
「1単語ずつではなく、ある程度の単語のかたまりで捉えられるようになっている」
「読んでいる本の中に、ボキャビルで覚えた単語が出てきて意味がわかった」
と実感が得られるはずです。
そういう嬉しい経験が増えると、トレーニングやボキャビル継続へのモチベーションが高まりますし、それらと並行してどんどん洋書を読んでいく、リーディング力が上がる、ますます読書が楽しくなる……という好循環に入ることもできるでしょう。
何よりも大切なのは、自分の好きな洋書を楽しんで読み続けることなのです。
しかし、そんな楽しい読書を邪魔するものが2つあります。
その1 「洋書を買ったり持ち運んだりする手間」
その2 「単語力不足でスムーズに読めない苦しさ」
です!
この2つは、洋書を読み続けるにあたって誰しも必ずぶつかる大きな壁です。
洋書は分厚いものが多く、また辞書を使って読む方も多いため、持ち歩くには大変苦労してしまいます。それに、ボキャビルを始めて間もない方だと、わからない単語ひとつひとつにつまずき、その度に読書を中断されてしまい、集中が続かないこともしばしば……。
要するに、
「思い立ったときに気軽に買えて、読めること」
「わからない単語があってもストレスなくスムーズに読み続けられること」
この2点が洋書を読み続けるには必要不可欠なのです。
そこでおすすめしたいのが、Kindleの電子書籍専用リーダー(以下Kindle端末)です!
◆いつでもどこでも思い立ったときに買える! 読める!
洋書リーディングにKindle端末をおすすめする理由の1 つ目は、電子書籍ならではの便利さ、持ち運びやすさです。
まず、電子書籍はいつでもどこでも好きなタイミングで洋書を購入できます。品切れもなく、「読みたい」と思った瞬間に即購入して読書を始められるので、やる気の継続にも繋がります。
そして何より、持ち運びが楽です。複数の読みたい本や辞書が軽い端末ひとつに収まっているため、荷物も減り、読書がより気楽になります。
◆単語力が十分でなくても洋書をスムーズに読める!
Kindle端末をおすすめする理由の2つ目は、単語力がまだ十分でなくても洋書をスムーズに読み進められることです。
Kindleにはの内蔵辞書機能がついています。調べたい単語を長押しするだけで、意味をすぐに調べることができるため、紙や電子の辞書を開いて単語を入力して……という手間を省くことができます。読書を中断する感覚なしに単語を調べながら読み続けられるのです。
また、なんと、長押しで調べた単語から単語帳やフラッシュカードを自動作成することもできてしまいます!これを活用して、実際に読んでいるものに出てきた単語のボキャビルをすることもできるのです。
以上2点から見て取れるように、Kindle端末は洋書リーディングに大変向いています。特に辞書やフラッシュカード作成などは、ストレスのない洋書リーディングのために、ぜひ活用していただきたいところ。
私の周りにも「Kindleが手軽なのは知ってたけど、辞書とフラッシュカードは知らなかった」という方が多く、こんなに便利な機能があまり知られていないようです。そこで、Kindle端末の内蔵辞書機能と自動作成の単語帳、フラッシュカードの機能をもう少し詳しく解説してみたいと思います。
◇Kindle内蔵辞書機能を使えば、紙の辞書より4倍速く意味がわかる!
Kindle の内蔵辞書機能を使えば、どんどん単語を調べながら洋書を読んでいくことが可能です。知らない単語に出会った時には、その単語を指で長押しします。すると、その画面の上にポップアップで辞書が表示されます。同じ画面上に表示されるため、単語を調べても読書が中断される感覚がありません。また、単語を入力する手間もかかりません。
ちなみに、紙の辞書、オンライン辞書、Kindle端末の3つで、同じ単語を調べるのにかかった時間をそれぞれ計測してみました。
紙の辞書 : 12秒
オンライン辞書 : 7秒
Kindle端末 : 3秒
紙の辞書とKindle端末では、1単語調べるのに4倍の差がありました。10万語以上の洋書を読み続けていくにあたって、数百語あるいは数千語もの単語を調べるとしたら、この差は膨大なリーディング時間の差になります。
また、スマートフォンのKindleアプリを使った場合にも、Kindle端末同様に単語を長押しするだけで辞書が開かれるのですが、表示画面が小さいため、肝心の日本語の意味を一画面内で全て見ることができません。これは、Android、iPhoneともに共通です。最後まで読むには、「全定義」(Android)か「全文表示」(iPhone)をタップする必要があり、そうすると別の画面に飛んでしまいます。そのように画面が切り替わってしまうと、読書が一旦中断される感覚になります。さらに、英文の画面に戻ったときに調べた単語のハイライトが消えてしまうため、読んでいた箇所を見失ってしまうかもしれません。辞書機能の使い勝手の良さは、Kindle端末ならではです。
◇自動作成される単語帳で効率よくボキャビルができる!
Kindle端末は、長押しで調べた単語を集めて、自動で単語帳を作ってくれます。この機能を使えば、作成された単語帳で自分が調べた単語を復習することができます。
単語帳作成という一番手間のかかる部分を自動でやってくれて、かつ自分がわからなかった単語だけをリストアップしてくれるので、効率よく単語の復習ができるのです。
どうでしょうか。これだけの機能を使わないのはもったいないですよね!
そんなにメリットが大きいならKindle端末を使ってみようかな、と思った方のために、2018年6月時点で発売中の4つのKindle端末の主な仕様の比較表をご紹介します。
次の4つは、いずれも英語学習には欠かせない内蔵辞書機能や単語帳機能を使用できるKindle端末です。これから購入される方は、ぜひこの表を参考に検討してみてくださいね。
各Kindle端末の詳細・購入ページはこちら。
以上、洋書リーディングにおけるKindle端末の活用方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ぜひKindle端末の機能をフル活用して、洋書リーディングの習慣化、リーディング力のさらなるアップに役立ててくださいね!
洋書を読める力をつけるための速読トレーニング法、効果的なボキャビルの方法をご紹介している、こちらの書籍もぜひご活用ください。