【Kindle夏休みセール本紹介】通訳案内士の試験対策にも最適!『英語で日本紹介ハンドブック』 | Enjoy Learning English!!

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【Kindle夏休みセール本紹介】通訳案内士の試験対策にも最適!『英語で日本紹介ハンドブック』

公開日: : 最終更新日:2014/08/08

こんにちは、ゆーかです!いよいよ今日から8月ですね!そこでKindleの夏休みセール本を紹介します~^^

本日紹介させていただくのは、松本美江著『改訂版 英語で日本紹介ハンドブック』です。


紙の本は1,728円ですが、Kindle価格はなんと600円!!(セール終了後の現在の価格は1,080円です。)

皆さんは「通訳案内士」という仕事を知っていますか?これは、英語で外国人に日本の案内をするという通訳ガイドのことです。近年では、日本に観光に来る外国人が増えてきています。ガイドブックやタブレットなど、観光地の情報を詰め込んだものはもちろん旅行には欠かせないでしょう。でも、観光に来た外国人が本当に知りたいことや疑問に思うことは、そういった媒体には載っていないそうです。そこで本書では、松本さんがご自身の通訳ガイドとしての経験をもとに、

1、本文:外国人に日本を紹介するための説明文を日本語と英語で紹介してくれています!
2、外国人の疑問:日本を訪れた外国人が訪ねてくる質問とその答えです!
3、資料:1の本文の理解を深めるのに役立つ統計資料の図表
4、コラム:通訳ガイドとはどのような仕事なのか?
5、世界遺産:外国人に日本の世界遺産を紹介するための説明文と外国人がよく訪ねる質問・答え
6、歴史年表:日本の歴史の出来事を、英訳を見て大切な表現を押さえる!

といった内容で、英語で日本紹介をするための知識、コツなどを紹介してくれます!ちなみに3の資料と6の歴史年表はこんな感じです^^

英語で日本紹介ハンドブック_年表

英語で日本紹介ハンドブック_History

♦本書の内容♦

私は始め通訳案内士と聞いて、英語で外国人にガイドをするなんてよっぽど英語が喋れないといけないんだろうな、大変そうだな、と思っていました。しかしこの本を読んで、英語うんぬんの前に、私は日本のことを全然知らないのだな、ということに気付かされました。

本書のコンテンツは、日本人の暮らし、日本の文化、日本の国土と国家、の3パートに分かれています。日本の文化について外国人が興味を持つことは想像がつきますし、日本人の私たちも日本の良き文化として修学旅行などで学んだりするので多少の知識はあります。でも、例えば日本の家族の平均的人員数が2.42人(2010年)であるとか、梅干しはどのように作られていてどうして日本人に親しまれているか、など普段意識していないことが多すぎて、英語うんぬんの前にまず日本語で知識をインプットする必要があるのです。

英語で日本紹介ハンドブック_世帯数

そしてまた面白いのが、2の外国人の疑問です。これは、生まれた時から日本で生活している私たちにとっては、それはそういうものだと認識してきて何も気にならないことなので、彼らがそこに着目するとびっくりしてしまうわけです。例えば本書に上がっていた疑問に、「レストランなどのショーケースの見本はすごいですね。何でできていて、どこで買えるのですか?」というものがありました。そんなことが気になるのか!レストランのショーケースの見本なんて日本の文化でもなんでもないけれど、日本では当然のもので外国では珍しいものなんですね。

英語で日本紹介ハンドブック_QandA

♦通訳ガイドに求められるもの♦

そのような質問に答えられるようにするために、松本さんは「普段からいろいろなものを見るときに、先入観を持たず、何もかも初めて目にする外国人になったつもりで観察する習慣を作って行くこと」が大切だと言っています。そしてそのほか通訳ガイドとして必要なことは次の4つだそうです。「日本の事象に関する基礎知識を持っていること」「それを伝えられる語学力」「常に新しい知識と情報を求める好奇心」「外国からのお客様に旅行を楽しんでいただけるための心づかい、ホスピタリティー」

♦通訳案内士試験について♦

では、最後にどうすれば通訳ガイドとして働くことが出来るのか、ということについて簡単に触れたいと思います。通訳ガイドとして働くためには、まず国家資格である「通訳案内士試験」に合格する必要があります。この試験には1次試験と2次試験があります。1次はすべて筆記試験で、科目は外国語と、日本語による日本史、地理、一般常識です。そして2次は口述試験になっており、面接官に英語で日本のことを説明します。現在、1次の英語の試験に関しては、英検1級もしくはTOEIC840点以上を持っていれば免除になっていますので、すでに英語が得意な方にとってはアドバンテージかもしれません!今年の試験日程は、
1次筆記試験:平成26年8月24日(日)
2次口述試験:平成26年12月7日(日)
となっています。試験は毎年1年に1度です。今年の試験の申し込みはもう締め切っていますが、興味のある方は来年の試験に向けて挑戦してみてはいかがでしょうか?

通訳案内士に関する詳細はこちら『TOEIC840点以上で英語筆記試験免除の「通訳案内士」をめざしてみよう!』のブログから見れます!!

タニケイからひとこと

私も今年の通訳案内士の1次試験に向けて、歴史・地理・一般常識の勉強中ですが、英語で説明するということよりも前に、日本に関する知識そのものを増やさないといけないな〜と思うことがたくさんあります。

そして、勉強を始めてみると、これがとても面白いことに気づきます。試験ですので、暗記しなければいけないことも多いのですが、誰かに説明するつもりで、新しい目で日本の歴史や地理、そして最近のニュースなどを学ぶと、中学高校で意味も分からずに丸暗記したときには味わえなかった面白さが味わえます。

松本さんの言われるように、「普段からいろいろなものを見るときに、先入観を持たず、何もかも初めて目にする外国人になったつもりで観察する習慣を作って行くこと」は、通訳案内士の資格を持っている人、通訳ガイド業務をする人だけでなく、英語を使って海外の人とコミュニケーションをする機会のある人にはぜひおすすめしたいと思います。

海外の人と話していると、「日本人はなぜそんなに働くの?」「日本人はなぜ皆大学を出てすぐに就職しようとするの?」「日本人はなぜ無宗教の人が多いの?」などの質問をされます。ものや場所についてだけでなく、生活習慣や文化、考え方についても、まっさらな目で見てみると、面白いですよね。

今年通訳案内士の試験を受ける人は、残り24日、がんばりましょう!

タニケイ

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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