【2014年5月Kindle英語学習本月間セール紹介】『ネイティブなんてあきらめろ!!』型破りだけど英会話の真をついてくる! | Enjoy Learning English!!

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【2014年5月Kindle英語学習本月間セール紹介】『ネイティブなんてあきらめろ!!』型破りだけど英会話の真をついてくる!

公開日: : 最終更新日:2016/06/14

こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
今回も、英語学習中の大学生ゆーかちゃんに、Kindleおすすめ英語学習本を紹介してもらいます。では、ゆーかちゃん、どうぞ!

【2014年5月Kindle英語学習本月間セール紹介】『ネイティブなんてあきらめろ!!~英会話、勇気をもって間違おう』

こんにちは、ゆーかです!
5月も半ばに入り、だんだん暑くなってきました。特に電車の中は蒸し暑くて変な汗をかきますよね(><)そういえば、電車や部屋の中などの息苦しいようなこもった暑さのことを英語ではstuffyと言うそうです!hotでもいいですが、具体的な暑さの感じを伝えるのに、こうゆう単語を知っていると役立ちますね! さて、今回紹介させていただく一冊は・・・ 佐伯義文著の『ネイティブなんてあきらめろ!!~英会話、勇気をもって間違おう』です!! Kindleで普段は880円のところ、今なら500円!

さて、さっそく内容なのですが・・・これ、すごく面白いです。

これから英語を勉強しようとしている方が「ネイティブなんておきらめろ!」って頭ごなしに言われたら、モチベーションが下がってしまうように思いますが(笑)、タイトルはともかく内容はとても真をついているように思います。

本書の中でも触れられているように、英語力ではなく「英会話力」を説いています。文法が得意な日本人がどうして英会話が伸びないのか、どうして日本人は欧米人を前にした時に英語を喋ることを臆してしまうのかetc... 

この問題は、どんなに問題集で完璧に勉強したって、どんなに毎日英語のリスニングをしていたって解決しません。

本質はそこなんですね!いくら英語力があったって、「英会話力」をつけなければ、現代の多くの日本人が描く「英語ができる」には近づかないわけです。

では「英会話力」をつけるとはどうゆうことなのか。そこに必要なのは上にも書いたように英語の勉強法ではないのです。気持ちの問題なんです!!

精神論なんて・・・と思うかもしれません。でも「英会話」は語学とはちょっと違います。コミュニケーションツールなんです。違う文化の違う言語を使って、違う国籍の人達と会話をするわけですから、まずは日本の英語教育で凝り固まった考え方を変える必要があるんです!

本書で特に言われているのが発音問題。日本人はできるだけネイティブに近い発音を目指そうと必死になっています。でも著者の佐伯さんは、そんなことはどうでもいいと!下手で当たり前、日本人なら日本人ぽく発音してなんぼだと言うのです。

そうなんです。こんなに発音にこだわって欧米人の前で話すことにびびっているのは日本人くらいです。実際私がイギリスに留学中、先生が言っていました。「それぞれの国に発音のクセがあります。間違った発音は直すべきですが、そのクセを無理に治す必要はありません。」と。ネイティブの先生がそう言ってるんだからそうなんです!

そこで発音よりももっと必要なことが「会話力」です。日本語だって、人を笑わせられたり、気の利いた一言を言える人って人気者になれますよね。それが会話力、コミュニケーション力。どうせ大した英語なんて喋れないんだから、難しい単語を使おうとか考えずに単純にその場を盛り上げようと会話を楽しむことが必要なのではないでしょうか。

本書には小泉元総理がG8のサミットでの食事の席でフランスの元シラク大統領に皮肉を言った時のことが書かれています。

つかえつかえの英語だったそうですが、各国の首相たちが笑って、彼はその場での主役になったのだそう。欧米に比べてジョークの文化が発達していない日本人にとって、このようなジョークには抵抗がある人もいるかもしれません。でもそれが英語を使って多国籍の人たちとコミュニケーションをとることです。そのためにやはり日本人マインドを変える必要がありそうですね。

これは余談ですが、私の留学中ホームステイ先での食事の量が少なくて、もっと量を増やして欲しかったときに何てお願いしよう、と悩みました。そのとき私はもっと食べたいとストレートに伝えたあとに一言加えました。

「Because I eat like a man」

するとホストマザーは笑ってokしてくれ、翌日から山盛りのプレートを用意してくれるようになりました。そして毎回「Here you go, your mountain meal」というジョークを添えて。彼女との距離が縮まったと感じた瞬間でした!

きちんと英語を勉強してきた方には少し抵抗があるかもしれません。私も留学前にこれを読んだら抵抗だらけだったと思います。でも留学から帰ってきた今、この本を読んで「そうそう、そうなんだよ」って納得することだらけ!

ぜひ騙されたと思って読んでください!

タニケイよりコメント

本書の著者の佐伯さんはジャムシステムという英語教材の開発などをしている会社の社長さんだそうです。まえがきで佐伯さんはこう書かれています。

英語は世界の人々と交流する、唯一の武器だ。
ネイティブ的な発音など最後に回し、気づいたら発音もまあまあになった、で十分だ。他言語の発音など、「擬音」のようなものだ。ちょっと似ていれば十分だ。
日本人は他人の発音にも過敏で、同胞がいるとしゃべれない。こんな本末転倒はない。「発信」しなければ会話にならない。
「ネイティブの発音」などという迷信を捨て、どんどん発信し、間違い大歓迎、北風より太陽で行こう。

もちろん、英語を学ぶうえで、正しい発音を知っていることは大事ですが、それにこだわりすぎて、ネイティブらしい発音で話せないことにコンプレックスを感じて話せないくらいなら、佐伯さんのように、「それより言いたいことを言おう!」と私もアドバイスします。

本書の中で佐伯さんは、「将来、日本がネイティブ英語国になるとしたら、どこかの時点で『ジャパングリッシュ化』の過程を通るはずだ」と書かれています。

たしかに、東南アジアや中国の英語を普通に使える人々は、ネイティブのような英語を話すことにこだわらず、独自のなまりのある英語で堂々と話しますよね。日本も、日本人が発音しやすい音での『ジャパングリッシュ』でいいから、英語で発信したり、コミュニケーションしたりする力をつける英語教育に変えていかないといけません。

まずは、英語を学んでいる私たち大人から、恥ずかしがらずに堂々と英語で楽しくコミュニケーションしていきましょう!かっこわるくたっていいじゃないですか。母国語以外を身につけて話そうとしているだけで、十分かっこいい☆

そんな勇気を与えてもらえる本でした!英語を話すことにちょっと抵抗がある人に、読んでみていただきたいな〜と思います。

タニケイ

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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