英語スピーチのレシテーション(朗唱)のススメ
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最終更新日:2014/08/11
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
今日は、私も大好きな英語学習法、「レシテーション」についてご紹介させていただきます。
レシテーションとは?
レシテーションとは、一般的には「有名なスピーチなどを覚えて、聴衆の前でそれを話すこと」です。
私の通っている英語学校FORWARDでは、レシテーションを英語学習の中で大変重要なものと位置づけていて、FORWARD代表の石渡誠先生は、レシテーションを単なる暗唱とは区別し「朗唱」と呼ばれています。
私はFORWARDに入学してから2年半以上、この朗唱を練習しているのですが、単にスピーチを暗唱するだけではなく、スピーチの内容を深く理解し、まるで自分のスピーチかのように話す、というところが特別なのです。そして、この朗唱が、英語力やその他の力を上げるのに役立っていると感じています。
レシテーションにはどんな題材を使えばいいの?
たとえば、リンカーン、キング牧師、ケネディ、オバマ、スティーブ・ジョブズのスピーチなどが、英語を学ぶ人のレシテーションの題材として、良いものとされています。まずは、自分の好きなスピーチを選んで、レシテーションをしてみましょう!
・バラク・オバマの2004年民主党党大会基調演説
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・スティーブ・ジョブズの2005年スタンフォード大学卒業式辞
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・キング牧師の"I have a dream"スピーチ
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レシテーションを練習すると、どんなスキルが身に付くの?
・英語らしい発音、アクセント、イントネーション、リズムが身に付く
・英語のフレーズが丸ごとスムーズに話せるようになる
・英語の文の組み立て方が自然と身に付く
・優れたスピーチの構成を学ぶことができる
・スピーチのデリバリー(アイコンタクト、表現力など)を学ぶことができる
・人前で話すことに慣れる
などなど、様々な効果があります。ぜひ、レシテーションを始めて、その効果を実感してみてください。効果をあげるには、しっかりと音を聞いて、それを真似する発音練習から始めること。焦らずに、じっくり毎日少しずつ、取り組んでみてくださいね!
どのように練習すればいいの?
準備:レシテーションに使う題材の音声とスクリプトを用意しましょう。
(1) まず、オリジナルの音声を何回も聞きましょう。
いきなりスクリプトを見て覚え始めるのではなく、まずはオリジナルの音声をたくさん聞きましょう。しばらくはスクリプトも見ないで聞いてみましょう。音楽を聴くかのように、イントネーションやリズムだけを味わうだけで構いません。何と言っているかが気になって来たら、スクリプトを見ましょう。
(2) 少しずつ、真似をして話してみましょう。
音声を区切りながら聞いて、そこまでを真似する「リピーティング」や、音声と同時にスクリプトを見ながら話す「オーバーラッピング」、音声だけを聞いて、スクリプトを見ずに追いかけて話す「シャドーイング」などをして、音声と同じ発音、イントネーション、アクセント、リズムで話せるように練習しましょう。
(3) 意味を理解しましょう。
スピーチの内容が理解できていないと、気持ちを込めて話すことができません。必ず、内容を理解しましょう。練習しながら、「ここはどういう意味だろう?」と気になったら、しっかり辞書や和訳などで確認をして、内容を意識しながら話せるように練習していきましょう。
(4) 暗唱しましょう。
しっかり音声と同じ発音、イントネーション、アクセント、リズムが身に付いて来たら、音声を流さずに、話してみましょう。ある程度覚えていると思いますが、あやふやなところはスクリプトを見て確認しながら、少しずつ暗唱していきましょう。
(5) 自分なりのスピーチに変えていきましょう。
暗唱ができるようになったら、自分がこのレシテーションを聞いてくれる人に伝えたいメッセージを考えて、自分なりのスピーチに変えていきましょう。スピーチの内容は同じでも、伝える人の気持ち次第で、表情や声色などが変わっていきます。そして、だんだんオリジナルのスピーチのようになっていきます。
レシテーションを披露する場は?
高校などでは、レシテーションコンテストが開催されているところもありますが、一般の人を対象とした、開かれたものとしては、私も通っている英語学校FORWARDのレシテーションコンテスト(2014年4月より一般公募の部をスタート)があります。
次回のレシテーションコンテストの詳細が発表されたら、こちらでも告知させていただきますね!
さあ、レシテーションを始めよう!
FORWARD石渡誠先生の電子書籍『英語を本気でモノにするスピーチ朗唱法 Barack Obama The Audacity of Hope編』を使うと、オバマ大統領の2004年の民主党党大会での基調演説を使った朗唱(レシテーション)の練習をすることができます。
また、AERA English(2014年4月3日発売)では、FORWARDの石渡先生の朗唱法のレクチャーが特集されています。タニケイもこちらの収録に生徒として参加させていただきました!
ぜひ、これらを使って、レシテーションを始めてみてくださいね!
朗唱を石渡先生から直接学びたい方は、ぜひFORWARDへどうぞ!
<おまけ>
・タニケイのSteve Jobsスピーチレシテーション(2012年10月FORWARDにて)
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Enjoy Learning English☆
タニケイ