英語らしく発音するために「リズムに乗る＆スピードを変化させる」

こんにちは。英語学習コーチのタニケイです！

今日は、「英語らしい発音で話す」というときに大事な要素の一つ、「リズムとスピード」について考えてみたいと思います。

まず「リズム」って何でしょう？

歌を思い浮かべると分かりやすいと思いますが、一定の間隔で言葉を発するわけではなく、心地よく聞けるように、また目立たせたい部分が際立つように、言葉を発する間隔を変えますよね。

スピーチも一緒で、リズムがあります。そして、英語の場合には、日本語よりもリズミカルに話すことが多いのです。

ですので、日本語のように同じリズムで英語を話してしまうと、英語ネイティブにとっては、お経のようで、聞きづらくなってしまうそうです。英語の発音、スピーキングの練習をするときには、ぜひ英語のリズムで話せるように、意識してみましょう。

また、「スピード」についても、一定の速さでずっと話し続けるのではなく、変化をつけて、大事なところをゆっくりと話したり、時には少しストップして、聞いている人の注意を引いたりすることがありますね。

日本語でも同じですが、英語を話すと急にスピードの変化がなくなってしまう人も多いので、ぜひ意識して変化をつける練習をしてみましょう！

リズムを意識してみよう

英語のスピーチで、リズムがとても顕著な例を出したいと思います。オバマの2004年民主党党大会でのスピーチの一番最後、クライマックスに向かっていく部分です。こちらの動画の16:27から、聞いてみてください。

＜スクリプト＞
America! Tonight, if you feel the same energy that I do, if you feel the same urgency that I do, if you feel the same passion that I do, if you feel the same hopefulness that I do - if we do what we must do, then I have no doubt that all across the country, from Florida to Oregon, from Washington to Maine, the people will rise up in November, and John Kerry will be sworn in as President. And John Edwards will be sworn in as Vice President. And this country will reclaim it’s promise. And out of this long political darkness a brighter day will come.

上の部分、とてもリズミカルで、聴衆も盛り上がっていますね。この部分を繰り返し聞いて、同じリズムで言えるように真似してみましょう！

スピードの変化を感じてみよう

話すときにスピードを変化させることは、日常の会話でもしますが、スピーチやプレゼンテーションなどで特に、聞いている人に印象づけるのに効果的です。

アメリカの人気トーク番組の司会者Oprah Winfreyのスタンフォード大学卒業式での祝辞のスピーチを聞いてみましょう。

EnglishCentral動画：Oprah Winfrey at Stanford: About Learning

＜スクリプト＞
Because as B.B. King put it, "The beautiful thing about learning is that nobody can take that away from you." And learning is really in the broadest sense what I really want to talk about today, because your education, of course, isn't ending here. In many ways, it's only just begun. The world has so many lessons to teach you.

開始から22秒目くらいまでのスクリプトです。下線の引いてある部分は速く、そして赤字の部分はゆっくり、はっきり話していますね。また、他にも、細かくスピードを変えたり、ポーズを入れたりしています。

スピードが単調でないので、スピーチを聞いていて飽きませんし、ちょっとポーズを置かれると「次は何を言うんだろう？」と気になりますよね。こちらのスピーチもぜひ真似してみましょう！

発音練習のステップ

発音練習をするときには、以下のステップでやってみてくださいね。

(1)リスニング
まず良く聞きましょう！発音、イントネーション、アクセント、リズムやスピード、音と音のつながりによる変化を意識しながら。

(2)リピーティング
センテンスごとに音声を聞いて、止めて、真似をして発話する。(字幕を見ながら)

(3)オーバーラッピング
音声と同時に発話してリズムやスピードを合わせてみる。(字幕を見ながら)

(4)シャドーイング
音声を流して、そのすぐ後を追いかけていく。(字幕は見ないで)

Enjoy Learning English☆

タニケイ