発音記号だけじゃない英語らしく話すためのポイント「音のかたまり」
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最終更新日:2013/12/13
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
今日は英語を話す時、聞く時の「音のかたまり」について、考えてみたいと思います。
たとえば、What are you doing here? というフレーズを言う時、音はどのように聞こえますか?途中で音が途切れることはありますか?
普通は、「ワラユードゥーインヒヤ」に近い音で、一言でスムーズに言いますよね。
でも、書いてある文字を見ると、5つの単語からできているフレーズなので、「聞く・話す」をあまり練習してこなかった人は、「ワット アー ユー ドゥーイング ヒア〜」と、単語ごとに区切って言いたくなるかもしれません。
そういう方はぜひ、意識をちょっと変えてみてください。
英語は、「単語単位」ではなく、「意味のかたまりごとに」一語のように発音するものです。
英文法を良く理解していて、語彙力も高いのに、リスニングが苦手、という方は、この「意味のかたまりごとに発音される」ということに慣れていないのかもしれません。
また、自分が話すときにも、意味のかたまりを一語のようにスムーズに発音しないと、不自然な英語になってしまいます。
オバマの2004年のスピーチの一部を使って、2種類の話し方をしてみましたので、聞き比べてみてください。
いかがでしょうか。単語ごとに区切って発音している(1)は、かなり聞きづらいと思います。
オリジナルの音声も聞いてみてください。
次の文の中で、どこが「かたまり」になっているか、分かりますか?
My father was a foreign student, born and raised in a small village in Kenya. He grew up herding goats, went to school in a tin- roof shack. His father, my grandfather, was a cook, a domestic servant to the British.
(答え)
「かたまり」になる部分をくっつけてみました。くっついている部分はぜひ切れ目を入れずに、一語のようにつなげて読んでみてください。
Myfatherwasaforeignstudent, bornandraised inasmallvillageinKenya. Hegrewupherdinggoats, wenttoschoolinatinroofshack. Hisfather, mygrandfather, wasacook, adomesticservanttotheBritish.
どうでしょうか。
英語を話すときの音の単位は、「単語単位」ではなく、「意味のかたまりごと」です。それを知っておくだけで、ずいぶん話し方、聞き方が変わるはず。
リスニングが苦手な方は、まず自分が話すときに、単語単位ではなく、意味のかたまりごとに一語のようにつなげて話すように、意識を変えてみてくださいね。だんだん、リスニングにも変化が出てきますよ!
次回は、単語と単語をスムーズにつなげる具体的な方法について、書きたいと思います。
Enjoy learning English!!
タニケイ