タニケイ式シャドーイング(2) シャドーイングトレーニングを挫折しないコツ
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最終更新日:2017/01/28
みなさま、こんにちは!英語学習コーチのタニケイです。
今日は「タニケイ式シャドーイング」の特徴について、ちょっと詳しくご紹介します!
シャドーイングの効果
シャドーイングが英語耳を作るのに効果がある理由は、まず「真似をしようとして聞く」ことによって、漫然と聞き流すよりもずっと、集中して音を聞くからです。
そして、真似をすることによって、ネイティブのスピードに慣れることができます。耳も口も慣れていって、早いスピードが聞けると同時に、早く話せるようになっていきます。
そして、ネイティブの発音をそのまま真似できないと、シャドーイングをしたときにどんどん遅れてしまうので、丁寧にシャドーイングをすると、英語らしい発音に治していくことができます。
ちなみに、『ネイティブに通じる英語発音の基本&英語口を作る発音トレーニング』のレッスンの中でも、シャドーイングを取り入れています。
シャドーイングを挫折しないためのコツ
このように、たくさん効果のあるシャドーイングですが、いきなり馴染みのない音声を使ってシャドーイングをやろうとすると、とても難しくて、効果を感じる前にやめてしまう方が多いようです。
たとえば、「音が全く聞き取れない」、「聞けても口が動かない」、「発音が真似できない」、「意味が気になってシャドーイングに集中できない」など、つまづく原因は様々です。そして、あまりにストレスが大きくて、挫折しちゃうんですね〜。
これを、「挫折しない」トレーニングに変えるために、「タニケイ式シャドーイング」では、ステップを踏んでから、シャドーイングに入っていきます!
そのステップとは、次の7つです。
(1) リスニング:音声を聞く
(2) ディクテーション:聞き取りをする
(3) 黙読&理解:黙読して疑問点がない状態にしておく
(4) 音読:声を出して読む
(5) リピーティング:音声を一文ずつ流して、真似をして繰り返す
(6) オーバーラッピング:音声と同時に発話する(スクリプトを見ながら)
(7) シャドーイング:音声を聞いて少し後を追いかけて発話する(スクリプトは見ない)
シャドーイングに入る前の(1)〜(6)の準備段階が、「挫折しない」シャドーイングトレーニングをするために、とっても大事です。
(1)リスニングの段階で耳を起こす、(2)ディクテーションで自分の聞き取れない箇所をしっかり意識する、(3)黙読&理解により、シャドーイングに集中できるように疑問点をなくす、(4)音読で口のトレーニングをする、(5)リピーティングにより、しっかり音を自分の中に入れる、(6)オーバーラッピングで、耳・口・心の準備をする。
そして、その後でようやく、シャドーイングに入ります。
このようにステップを踏んでシャドーイングを行うことで、シャドーイングトレーニングのハードルを下げて、つまづきを少なくします。
自己流でシャドーイングをしていて、どうもうまくできないなぁ〜と思われている方は、ぜひこのステップを試してみてください!!
「タニケイ式シャドーイング(3) シャドーイング学習を継続するコツ」はこちら
(「タニケイ式シャドーイング(1) タニケイ式シャドーイングの特徴」はこちら)
Enjoy learning English!!
タニケイ