リスニング用教材を選ぶ際に使える指標
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最終更新日:2013/11/21
みなさん、こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
今日は、ちょうど良いレベルのリスニング用教材を選ぶときに役立つ指標をご紹介します。
それは、"WPM" というものです。
"WPM" は "Words Per Minute" の略で、「1分間あたりの単語数」のことです。
たとえば、1分間に200語の単語が話されている音声であれば、「200wpmのスピードの音声」となります。
また、あなたが1分間に180語の単語を読めるとしたら、「読解スピードは180wpm」ということになります。
ネイティブのスピーキングスピードは200〜250wpmと言われています。
TOEICのリスニングセクションのPart3, Part4の音声のスピードは、150wpmくらいで、ネイティブの話すスピードよりだいぶ遅いと言う人が多いのですが、実際のところどうなのか、確認してみました。
「TOEICテスト新公式問題集Vol.5」のPart3、Part4を使って、秒数と単語数をカウントした結果です。
結果は、Part3の平均が194wpm, Part4の平均が172wpmと、普通言われているよりは速かったものの、ネイティブスピードよりは、やはり少しゆっくりのようです。
ちなみに、問題文(会話文やアナウンス文)の部分だけを対象にカウントし、設問読み上げ部分は対象外にしています。
ということで、TOEICのリスニングが聞き取れても、CNNなどのニュースが聞き取れない、というのは、スピードの違いも大きいかと思います。
「どのくらいのスピードのものが聞き取れるか」は、リスニング力の一つの目安になります。そして、自分のリスニング力より少し上のレベル(wpmで+10くらい)の教材を選び続けることが、リスニング力を効果的にアップしていく秘訣です。
ぜひ、今の自分が聞き取れる速さのwpmを確認して、難しすぎず易しすぎないレベルの教材を選ぶようにしてくださいね!
また、自分の音読できる速さ、黙読できる速さをwpmで測って、リーディング力の上達の目安にするのもオススメです。リーディングについては、次回あらためて書きますね。
Enjoy Learning English!!
タニケイ