東大生に学ぶ英語学習法!「長文丸暗記法:演技力たっぷりにマネて覚える」
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最終更新日:2014/07/18
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
先月PHP研究所より出版された、東大家庭教師友の会編著『東大生が選んだ「英語」勉強法』から、東大に合格した人たちが、いったいどのように英語の受験勉強をして効果を出してきたのか、その具体的な方法をこのブログでいくつかご紹介させていただいています。
中でも、特に社会人の私たちが活用しやすく、実践で使える英語力が身に付きやすいと私が思う方法をご紹介しています。
今日ご紹介するのは、『東大生が選んだ「英語」勉強法』の3章に出てくる、大島香菜さん(仮名)の勉強法です。
大島香菜さんの勉強法のポイントはこちら。
CDから流れる流暢な英語を演技力たっぷりにマネて覚える
大島さんは以下のように、その勉強法を紹介しています。
〜『東大生が選んだ「英語」勉強法』P.120より〜
長文はCDで聞き、自分で発音しながら暗記していました。その際、CDから流れる外国人女性の発音をまるっきり同じように、演技力たっぷりで口マネするんです
この方法はとてもおすすめです。
「長文を暗記する」ということをすると、まず、英語の文章の組み立て方に慣れることができます。
それも文章を黙読するだけでなく、ネイティブの話している音声を聞いて、それを丸ごと真似するようにして自分でも声に出して練習すると、英語独特のリズムやアクセント、イントネーションも一緒に身に付きます。
英語をインプットしながら、発音練習もできる、とても効果的な方法です。
社会人のみなさんが、この「長文暗記」を取り入れるときには、以下の方法でやってみてください。
<社会人の具体的な活用方法>
(1) 題材を選ぶ
自分の興味のある分野の題材や、覚えると使えそうな語彙やフレーズが多く含まれている題材を選びましょう。好きな有名人のスピーチや、映画やドラマのワンシーンをまるごと暗唱するのも、おすすめです。
スクリプトと音声があるものを選びましょう。映画やドラマのワンシーンを使う場合、「スクリーンプレイ」などのスクリプトが書き起こされたものがあると便利ですが、字幕を元に自分で書き起こしても構いません。ただ、映画やドラマの字幕は、話している内容よりも省略されている場合がありますので、そこは良く聞いてチェックしてください。
長さですが、最初は1分以内の題材を選んでみてください。慣れて来たらどんどん長いものにチャレンジしてみましょう。
(2) リスニング
まずはスクリプトを見ないで何回かリスニングして、英語の音やリズムを聞いて、身体にしみ込ませましょう。毎回意識して聞こうとしなくても、何かをしながらBGMのようにかけておいても構いません。最初は意味がわからなくてもいいので、歌のように聞いてみましょう。
(3) 意味理解
スクリプトを読んで意味を理解しましょう。(5)のリピーティング以降の練習で意味が分からない部分があると気になってしまうので、疑問点をゼロにしましょう。意味のわからない単語を調べたり、和訳があれば和訳を読んでも構いません。
(4) 音読
スクリプトを何回か音読しましょう。発音が分からない場合には、音声を聞きながら、少しずつ音読をしましょう。口のトレーニングになるように、少し早口で音読してみましょう。慣れてきたら、意味の区切りでポーズ(息継ぎ)を入れて、それ以外の部分はスムーズに途切れないように読む意識をしながら、音読しましょう。
(5) リピーティング
音声を少しずつ区切って流しながら、スクリプトを見て真似して発話しましょう。区切る単位は1文ずつ、もしくは1文が長くて途中でポーズが入っている場合には、そこで区切りましょう。
1文目を流す➡1文目を真似する➡2文目を流す➡2文目を真似する、という流れです。
できるだけ丁寧に、発音、アクセント、イントネーション、リズム、スピードをできるだけ合わせて、なりきって英語を話すようにしましょう。
(6) オーバーラッピング
最初から最後まで音声を流し、音声に合わせて、スクリプトや字幕を見ながら話してみましょう。最初はスピードについていくのが大変だと思いますが、段々慣れて言えるようになってきます。
何度やっても言えない部分が見つかったら、そこだけを集中的に練習しましょう。ついていくのが大変な場合には音声をスロー再生して練習し、慣れて来たら通常スピードに戻して練習しましょう。
(7) シャドーイング
スクリプトを見ないで音声だけを聞いて、少し後を追いかける「シャドーイング」を何回かしてみましょう。
ここでも、「いつも言えない苦手な箇所」が見つかったら、そこだけを集中的に練習しましょう。
(8) 暗唱
シャドーイングでスムーズに話せるようになってきたら、スクリプトを見ないで、音声も流さず、一人で発話する「暗唱」にチャレンジしてみましょう。
何度もオーバーラッピングやシャドーイングをしていると自然と覚えている部分もあると思いますが、あやふやな部分は音声を流したりスクリプトを確認したりしながら、暗唱を完成させていきましょう。
*すぐに音声やスクリプトを確認できるように、音声はスマホなどに入れておいたり、スクリプトは縮小コピーしていつも持ち歩くなど、工夫しましょう!
今日ご紹介したのはこちらでした。
『東大生が選んだ「英語」勉強法』P.120より
<長文丸暗記法>
「CDから流れる流暢な英語を演技力たっぷりにマネて覚える」
ぜひ恥ずかしがらずに、なりきって暗唱してみてくださいね!
Enjoy Learning English☆
タニケイ