トシさんのフィリピン留学体験レポート<後編>留学中の生活・休暇の過ごし方 | Enjoy Learning English!!

*

トシさんのフィリピン留学体験レポート<後編>留学中の生活・休暇の過ごし方

公開日: : 最終更新日:2016/02/26

こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!

トシさんのフィリピン留学体験レポート、<前編>〜留学の効果をあげるには〜につづき、今日は後編をお届けします。フィリピン留学中の生活、持っていくと良いもの、また休日の過ごし方などについて伺いました!

フィリピン留学中の生活について

タニケイ:フィリピン留学中の、授業以外の生活面はいかがでしたか?

トシさん:泊まっていたホテルは学校から歩いて10分くらいのところにありましたが、毎朝7時半頃ワゴン車で迎えがきてくれました。帰りも送ってくれました。

学校はビルの中層階にあって、個人で申し込んだ人が多く泊まっている寮がその上にあり、それ以外のフロアーはコンドミニアムでした。エレベーターが玄関となっており、別の階でエレベーターのドアが開いたらいきなりリビングで、食事中の光景にビックリしたこともありました(笑)

05-hotel

タニケイ:学校は街中にあったんですか?

トシさん:はい。証券取引所も近くにあるようなオフィス街にありました。歩いて10分位のところに巨大なショッピングモールもあって、それは横幅1,000㍍弱、奥行200㍍くらいで大きかったです。スタバもたくさんありましたし、大学もありました。

タニケイ:食事はどうしていたんですか?

トシさん:食事は、朝はホテル付属レストランで、昼は学校で、夜は希望者だけ学校で食べていました。晩ご飯を学校で食べるときと、帰りのお迎え(19時)が必要なときは○をつけるというシステムでした。学校の食事はいつもライスと汁物が出ました。日本人の口にはあまり合わない感じなので、ふりかけを持っていくといいと思います(笑)

06-meal

07-meal2

学校に自習室がついているのでそこを使って夕食まで自習して、夕飯を学校で食べて帰宅したり、夕飯をみんなでショッピングモールに食べに行ったりしていました。アジア系、イタリアンや和食などいろいろなレストランがありましたね。ちなみに、フィリピンのマックのポテトの味は日本と一緒でした。チキンwith ライスやスパゲッティセットという独特のメニューもありました。

タニケイ:何かハプニングはありましたか?

トシさん:大きなハプニングはありませんでしたが、毎朝来るはずの送迎の車が、最後の週には、時間になっても来ない、ということがありました。みんなで歩いて学校に行ったところ、後でスタッフから「もう送迎はなくなった」、と知らされました。(笑)。

タニケイ:ホテルでの生活はどうでしたか?

トシさん:泊まったのはまだオープンしてからそれほど経っていない新しいホテルでした。本当は学校の目の前にあるホテルにが予定されていたのですが、先発組から机の電気が暗い、部屋に毎日ゴ○ブリが出るといった苦情が出ていたので、直前に新しいホテルに変更となりました。虫も出ないし、デスクの電気もついていて快適でした。

08-hotel2

40階建てくらいの建物でしたが、1階はフロントで、ホテルのフロアは飛び飛びの9フロア(6階、23階、25階、28階など…)だけで、あとはコンドミニアムという造りでした。

僕の部屋は前が抜けて景色のいい部屋だったのですが、中には隣が工事中のビルで正面で工事のおじさんがウロウロしている部屋や小さい羽虫が飛んでいる部屋に当たった人もいました。

僕はゴ○ブリが出ると聞いてゴ○ブリホイホイと殺虫スプレーを持っていったのですが、ゴ○ブリが出ることはなかったのでスプレーは開けることはなかったです、念のため置いておいたゴ○ブリホイホイは3日目くらいにゴミと間違われて持っていかれてしまいました(笑)。

ホテルはシャワーしかないのと、設計が適当なのかホテルのシャワールームの扉が引っかかり、設計上の問題で完全に扉が開きませんでした。エアコンは細かな温度調整はできないもので、音もうるさく、水道水も基本的には飲めないです。その点は少し不便でした。また夜中12時前に突然フロントから電話がかかってきて、「部屋から水漏れしている」という理由で急に部屋を替えられたこともありました。

タニケイ:何か持っていった方がいいものはありますか?

トシさん:学校のトイレにはトイレットペーパーが置いておらず、持ち歩く必要がありました。トイレットペーパーを置いてあると持って行ってしまう人がいるのと、流せないというのが理由とのことです。ショッピングモールのトイレにもトイレットペーパーはなかったです。トイレットペーパーや流せるティッシュは持って行ったほうがいいと思います。

タニケイ:気候はどうでしたか?

トシさん:気温は25度、暑くても30度くらいで過ごしやすかったです。少しじめじめしているので比較的日本に似ているかもしれません。

道はコンクリートやアスファルトですが、小石があったり凸凹だったりで、サンダルで歩くとホコリだらけになってしまいました。みんなラフな格好で過ごしていましたね。

タニケイ:治安はどうでしたか?

トシさん:治安は良かったです。日本では、十数年前のフィリピンを知っている日本人には未だに危険だという印象が強いらしいのですが、その頃と比べるとStreet Childrenは減ったようです。貧困層が減って中産階級が増えたからでしょうか。

とは言え、休みの日に一本道を行き過ぎてしまったときには、年配の方が子供と路端に裸で横になってたり、犬がうろうろしている…という地区に突然出てしまったこともありました。現地の人だけが知っている「見えないライン」はまだ残っているのだと思います。

あと、学校の先生たちに、クリスマスは注意した方がいい、と言われました。ショッピングモールなどは既に飾り付けがされており、これから益々、町中がお祭り気分になるので、楽しんでいけないのは残念とのことでしたが、その時期は盛り上がる反面、貧しい人たちも貧しいなりに祝おうとしてスリが増えるそうです。銃が禁止されていないので強盗事件も起こるそうです。

 

フィリピン留学中の週末の過ごし方

タニケイ:休日はどのように過ごしていたんですか?

トシさん:土日は皆で遊びに行ったり、日帰りで旅行に行ったりしました。ショッピングモールがとても広く、歩いているだけで楽しめたので最初の週末はショッピングモールや街中を歩いていました。

タクシーで30分くらいのところに、城壁で囲まれた「イントラムロス」というエリアと、そこにあるSan Agustin教会という世界遺産に行きました。確かスペイン統治時代のの名残だったと思います。

電車にも何回か乗りましたが、スリが多いと聞き、あまり利用しませんでした。電車はとても混んでいて、「ゆりかもめ」みたいな小さな細い車両に大勢の人がつめ込まれました。

09-train

iPhoneはフィリピンでも人気ですが、フィリピン国内において決して安いわけではありません。そのためスリの対象となりやすいそうです。稀だとは思うのですが、iPhoneで音楽を聞いていたら突然音楽が聞こえなくって、見たら盗まれていたという人もいたようです。

タニケイ:車の運転はどうですか?

トシさん:現地の交通事情では運転するのは難しいと思います。フィリピンのタクシーは安いです。初乗りが40ペソ(約90円)、30分乗って600円くらいでした。ただ、タクシーは1人で乗るのはできるだけ避けるように言われていました。。

タニケイ:他にはどんな遊びをしましたか?

トシさん:ゴルフにも行きました。ゴルフはプレーしている人はほとんど外国人です。観光客用なので、トータル1万2千円くらいと、日本よりすごく安いというわけではありませんでした。

他には、マニラから車で2時間弱のところにある標高300㍍程のタール火山(世界一小さな活火山)にホテルのツアーを使って行きました。追加料金を払って、カルデラ湖の真ん中に島があって、その島に火山がありその火山の中心がまた湖、というようなところに、船に乗ったり、山を登ったりして行きました。

アラニオに体験ダイビングにも行きました。岸から3~40㍍くらいのところまで連れて行ってもらったのですが、海にはディズニー映画のニモで有名な(カクレクマノミ)やサンゴ礁、熱帯魚がいました。観光のためだけにフィリピンに来てそこまでお金をかけることはしばらくないだろうから、留学中にできることは色々やっておこう、と思い土日は外出していました。1ヶ月間でちょうど満喫できました。

最終日にはカジノに行きましたが、地元の人はおらず、外国人向けで中国・韓国の人がほとんどでした。帰国してから円に換金するのが面倒で全部すって来ようと思っていましたが、結果はトントンで、結局残ってしまいました(笑)。

学校の外に出ると、ホテルのフロントで何かを聞いたり、ツアーの手配をしたりするときなど、絶対に英語を喋って伝えなければならないという状況に置かれます。それは学校の中で先生がこちらの意図を汲んで解釈したり直したりしながら話してくれるのとは違い、間違いのないようになんとか伝えようとするので、その点も良かったと思います。意外に適当に話しても通じる、ということもわかりました。

タニケイ:学校以外の生活や休日も満喫されたようですが、フィリピン留学全体の感想はいかがですか?

トシさん:全体としては楽しかったのですが、不満も残りました。もう少し事前にどういう授業があるのか知ってから行けるとよかったなぁ…と。

タニケイ:もう1回行くとしたら、どんな形で行きたいですか?

トシさん:今度は3ヶ月くらいの長期で行きたいです。生活を満喫するなら1ヶ月あれば十分ですが、英語をしっかり勉強するには3ヶ月位は必要で、1~2週間だけ行っても意味がないのでは?と思います。

タニケイ:なるほど〜。これからフィリピン留学に行く方は、学校選びと期間はとても大事ですね。トシさん、大変参考になるお話をありがとうございました!!

〜インタビューおわり〜

トシさんのフィリピン留学体験をお聞きして

フィリピン留学は、英語を学ぶ色々な手段のうちの一つです。

格安とはいえ、授業料、航空券代、宿泊費、現地での生活費、など全部を合わせると、1週間の留学でも、トータルで10万円〜20万円はかかりそうです。(航空券の値段、学校、授業のコマ数、何人部屋にするか、などにより差があります)

日本で学ぶ場合も同じですが、ただ行って受け身で学ぶだけでは伸びないので、フィリピン留学に行って何をしたいのか、具体的に目的意識を持っておくことが大事ですね。

トシさんもおっしゃっていたように、学校を選ぶ段階で、学びたい内容を具体化しておいて、それに対応してもらえるところ、持ち込みのテキストにも柔軟に対応してくれるところを選ぶ必要があると思います。

ただ、日常を離れて、一定期間英語漬けになれること、留学中の生活の中で、また小旅行などでも英語を話す機会がたくさんあることは大きなメリットです。

フィリピン留学を考えている方は、ぜひ「この○週間でこんな成果を出したい!」というものを、具体的にイメージして、学校選びから始めましょう!!

Enjoy Learning English☆

タニケイ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket


  • follow us in feedly



タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

more


PAGE TOP ↑