知っていると発音に差が出る!意外と大事な「音節」の基本
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最終更新日:2019/01/18
こんにちは!英語学習コーチのタニケイです。
英語と日本語の発音の仕組みシリーズ、今回は「英語と日本語の音節の違い」について解説していきます。
知っていると発音に差が出る!意外と大事な音節の基本
「音節」とは、ひとまとまりの音として発音される単位のことを指します。この音節も、英語と日本語ではまったく違います。
日本語の場合、「母音だけ」または「子音+母音」という単位で音節があります。
(「っ」と「ん」だけは前の音節に含めてしまいます)
たとえば
「明日」を音節で区切ると ▶ あ・し・た(3音節)
「結婚式」を音節で区切ると ▶ けっ・こん・し・き(4音節)
「参加する」を音節で区切ると ▶ さん・か・す・る(4音節)
となります。
これに対して、英語の場合には、母音が1つあるごとに音節が区切られます。
tomorrowを音節で区切ると ▶ to・mor・row(3音節)
weddingを音節で区切ると ▶ wed・ding(2音節)
joinを音節で区切ると ▶ join(1音節)
weddingを日本語の音節と同じようにとらえてしまうと、ウ・エ・ディン・グと4音節になりますが、実は英語ではwed・dingの2音節です。
こうした音節のうち、単語のアクセントがある音節が「強音節」(wed・dingの場合には、wed)、アクセントがない音節が「弱音節」(wed・dingの場合には、ding)と呼ばれます。
強音節は目立つように長く伸ばして発音しますが、弱音節は短く速く発音します。
日本語が単調に聞こえるのに対して、英語が変化に富んでいるように聞こえるのは、この音節の区切り方が違うことが1つの理由です。このように、日本語と英語では音のまとまりの単位が違うため、日本語の音節のとらえ方で英語を話してしまうと、英語らしく発音することができないのです。
さて、これまで数回のブログで英語と日本語の発音の違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
物事はなんでも、違いを知り、理解してからこそ身につくというもの。それは発音も同じです。ぜひ、違いを学んだここから発音トレーニングを積み、ご自身の英語学習に活かしていただければと思います!
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