初めての海外旅行Q&A:8.チップってどうすればいいの?
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最終更新日:2015/09/07
海外旅行に行くとき気になるのが「チップ」という存在。日本人には馴染みのない文化なので、どんな時払えばいいの?いくら払えばいいの?と不安になりますよね。今回は、そんな「チップ」について調べてみました!
チップってどうすればいいの?
A.チップは給与の一部。国ごとの価格帯を知り、忘れないように払いましょう!
アメリカなどチップの習慣がある国の中には、チップを給与の一部として扱う国があります。チップによってウエイトレスさんやタクシーの運転手の方の給料が決まる・・・ということもあるのです。日本では普段支払っている価格にすでにサービス料が含まれているので「チップ」になると忘れがちですが、郷に入れば郷に従えということでチップという存在を意識して生活しましょう!
こんなときはいくら?
とはいっても、いくら払うのが正解なのかわかりませんよね。国別にチップの価格を調べてみたのでぜひ参考にして下さい。
◆イタリア
イタリアではチップが義務ではなく任意です。レストランやカフェではサービス料が請求額に含まれていることが普通です。
サービス料が含まれている場合は払う必要はありません。ほとんどのカフェやレストランではサービス料が含まれています。
スーツケース代として1ユーロ程度のチップが必要な場合があります。その他には普通は必要ないですが、対応が親切だった場合や満足したなぁと思う場合には端数分を渡すと良いです。
荷物を運んでもらった:50セント~1ユーロ程度
ルームサービス:1ユーロ程度
部屋の清掃:50セント~1ユーロ
◆フランス
フランスもチップは任意の国です。特別なサービスを受けた時などはチップを払うようにしましょう。
ほとんどの場合サービス料が含まれているので、チップは必要ないです。
大きい荷物1つにつき1ユーロ程度
なにか特別なサービスをしてもらったごとに1ユーロ程度
◆スペイン
スペインでもチップは強制ではありません。ヨーロッパは義務でない国が多いようです。
「お釣りはいらないよ」と端数分を置いておくと良いでしょう。高級レストランなどでサービスが良ければ2~3ユーロ渡すと良いでしょう。
こちらも端数分を渡す程度。チップがなくても良いです。
連泊する場合は1ユーロ程度あると良いでしょう。渡さなくてもよいです。
◆アメリカ
アメリカはチップを給与として受け取るので殆どの場合チップが必要です。要注意です!
合計金額の15~20%程度
ファストフードやフードコートなどではチップは不要です。
運賃の15~20%程度
ベルボーイ:$1~2
ルームサービス:$1~2
ベットメイキング:$1~2
ホテルではチップをわたす機会がたくさんあるので、両替が必須です。
◆オーストラリア
オーストラリアでもチップは習慣化されていませんが、都市部の高級レストランではチップを渡すのが一般的です。
高級レストラン(サービス料が含まれていない):10~15%程度
「お釣りはいらないよ」程度。大きい荷物を運んでもらったときなどは少し多めに。
荷物などを運んでもらった時:$1~2程度
サービス料が含まれていない時:10~15%程度
◆カナダ
カナダではチップは習慣的なものです。サービスの満足度によって値段を上下させることもできます。
合計の10~15%程度
合計の10~15%程度
荷物を運んでくれた時:$1~2程度
ルームサービス:注文した商品の10~15%
ベッドメイキング:1ベッドにつき$1程度
その他
学生さんにはB&Bやゲストハウスに宿泊される方もいらっしゃると思います。基本的にはチップは不要ですが、特別なサービスをしてもらったときにはチョコレートなどちょっとしたありがとうの気持ちを伝えるモノを渡せるといいですね。
また国によってはトイレチップが必要なところもあります。トイレの前に従業員の方がいるようなら、$1程度、または1ユーロ程度を払いましょう。
ちなみに・・・
初めての海外旅行で、台湾や韓国に行かれるかたは多いと思いますが、その2国では一般的にチップは不要です!安心して行きやすいですね!
いつ渡せばいいの?
普段チップを払うことがない日本人にとって、払うタイミングも迷うところです。チップを払うことが多い場面別に調べましたので、参考にしてください!
食後、テーブルの上に置くのが一般的。
料金の支払い時にわたす。
サービスを受けた直後に直接わたす。清掃などの場合は朝の外出時にサイドテーブルなどに置いておく。
チップは現金?
チップは現金の他、カードでも支払うことができます。チップだけ現金もOKです。カードでチップを払う場合は、お会計の際にわたされる明細書に「Tip」や「Gratuity」とかかれている欄があるので、そこにチップの価格を書き入れましょう。
現金の場合には小銭は嫌がられるので、お札をわたすようにしましょう。空港などで両替する際、1ドル札や10ドル札などを多めにもっていると便利ですね。
チップの計算方法
基本的に消費税を抜いた金額から計算をします。10%なら税抜き価格×0.1、15%なら税抜き価格×0.15、20%なら税抜き価格×0.2、と計算すればチップの価格が出てきますよ!ちなみに、クーポンや割引券を使うときは元値で計算をします。注意です!
しかし、「ええっと、◯%で2人で払っているから一人いくらで・・・」といちいち電卓をだしたり、チップの計算はかなり面倒です。そんな時に役立つのかアプリです!コチラはチップの計算と、更に割り勘するといくらかまで計算をしてくれるのでオススメです!
無料アプリなので気軽にダウンロードできます!
チップにまつわる英語
チップを渡す時、チップは渡したいけどお釣りももらいたいとき・・・。言葉が分からず損をしてしまわぬように、チップにまつわる英語もご紹介します!
「Keep the change. Thanks!」(お釣りはいらないよ、ありがとう!)
「You can take 20.」(20ドルとっといてください。)
「Thanks!」(ありがとう!)
◇◇◇
日本ではチップが習慣的なものでないばかりに、日本人はケチだと思われがちです。しかし、日本でも大抵の料金の中にはあらかじめサービス料が含まれており、知らず知らずのうちに「チップ」を払っているのです。含まれていないサービス料を払う、と考えれば納得もできます。
サービスに満足した時に払う、といったようなキモチでチップを渡す国もありますが、アメリカやカナダなどではチップが必須です。単身で旅行をするためにもチップの存在は忘れずにいたいですね!
以上、チップに関する情報でした!
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