Kindle&読書メーターを使った挫折しない洋書「英語多読」のススメ☆ | Enjoy Learning English!!

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Kindle&読書メーターを使った挫折しない洋書「英語多読」のススメ☆

公開日: : 最終更新日:2015/05/25

こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
最近、英語の語彙や表現をもっと増やしていきたい、そして速く読めるようになりたい、と思い、洋書の「多読」を始めることにしました。

「多読」というのは文字通り「たくさん読む」ことですが、
・簡単なものから読む
・辞書を引かずに読む
・つまらなくなったら途中でもやめる
ということがポイントなのだそうです。

読書メーターを使った英語多読

数年前に、多読をしようと思って始めたことがあったのですが、20冊くらいでストップしてしまったので、今回はまず100冊に挑戦!と思っています。でも、ひとりではなかなか続かなさそう...そこで、友人に教えてもらった「読書メーター」を使って、友人たちと読んだ本の情報交換をしながら、多読をすることにしました。

読書メーター

「読書メーター」では、簡単に読んだ本を探して登録できますし、「お気に入り」に登録した友人がどんな本をいつ読んだか分かります。そして、それに「ナイス!」ボタンを押したり、コメントができたりするので、楽しく交流しながら読書記録ができます。どんな本を読んだらいいか分からないときには、友達がオススメしている本、読んで楽しかったと書いている本から読んでみるといいですね。

読書メーターのナイスボタン

また読書メーターを使って多読を継続するためのコツとして、登録する本を英語の洋書のみにするのがオススメです!読書メーターではこれまでに読んだ書籍数やページ数を自動的に記録し、グラフ化してくれる機能があるので、これまで何冊読んできたかがいつでも確認できます。読んだ本の数やページ数を増やすために頑張って本を読んで登録しようという励みになります。

読書記録

読書記録

読書グラフ

読書グラフ

多読におススメの洋書

簡単なものから読んでいくためには、"graded readers"と呼ばれる、英語学習者向けのレベル別の洋書が適しています。"graded readers"は英語学習者のために、使用する主要な単語を制限し、文章の量や文法事項などを、英語学習者が辞書なしで読書を楽しめるように作られている洋書です。有名なところでは、"Penguin Readers"、"Oxford Bookworms"、"Macmillan Readers"などがあります。洋書に挑戦する際の挫折の大きな原因となる、「意味がわからない単語がたくさん出てきて嫌になる」ということがないので、特に辞書を引かない多読のための本です。

大きな書店に行くと、こうしたgraded readersのコーナーがありますし、電子書籍で出ているものもたくさんありますので、多読をしてみようかな、と思う人は、まず数冊読んでみましょう。スターターレベルのごく簡単なものだと、数分で読めてしまいます。洋書にチャレンジして挫折した経験がある人には特に、簡単な洋書から始めて、読み切ったという達成感も度々味わえる「多読」はオススメです!

【参考】
Kindleで読めるOxford Bookwormsリスト
Kindleで読めるCambridge English Readersリスト
Kindleで読めるMacmillan ReadersをKindleリスト

私は、graded readersや、こういう簡単な絵本から始めています。絵本でも意外と知らない単語が出てきたり、こういうシチュエーションで使う表現なんだな〜ということが分かったりして、楽しめますよ!

さらに、Kindleなどの電子書籍で洋書多読をすると、色々なメリットがあって、とてもオススメです!

電子書籍での洋書多読のメリット

  1. スマホやタブレット、Kindle端末があれば、何冊でも持ち歩ける

  2. 一般的に多読の目標は100万語と言われています。多読を開始する際にはできるだけ簡単な本をたくさん読むのが効果的なのですが、紙の本を何冊も持ち歩いたりするのは大変ですよね!また読み終わった本の保管なども考えると、持ち歩き・保管場所が不要な電子書籍は最適です。

  3. 読みたくなったときにすぐにポチッと購入して読むことができる

  4. 児童書などに多いのですが、シリーズ物を読んでいる場合、読み終わってすぐ次の本が読みたくなることがあります。紙の本だと本屋まで買いに行くのは時間がかかります。特に洋書だと、品揃えが豊富な書店は大手書店などに限定されてしまいがちです。しかし、Kindleであれば、次の本を読みたくなったときに、すぐ買って読み始めることができます。

  5. 読みながら簡単にハイライトができて、気になった表現を後で確認できる

  6. 紙の本でも読書をしながらメモや書き込みをすることもできますが、Kindleのハイライト機能、メモ機能を使うことで、電子書籍内でも印象に残った表現にハイライトをしたり、メモをしたりすることが可能です。一冊読み終わった後に、ハイライトやメモをした部分を一覧で見ていくこともできるので、振り返るのにも最適です!

  7. 内蔵辞書機能で簡単に意味を調べられる

  8. 書籍内で何度も出てくるけど意味がわからない単語などは、つい辞書を引きたくなることもあります。紙の本の場合には、辞書を引きながらだと読書が中断されてしまう感じがしますが、Kindleでは単語を長押しするだけで簡単に辞書が表示されて、すぐに意味を確認することができますので「辞書を引くために読書を中断する」という感覚にならずに、意味を確認できるのです!

  9. Kindle Fireでは音声読み上げ機能が使える

  10. Kindle Fire端末限定ですが、洋書は音声読み上げ機能(0.7倍、1倍、1.5倍、2倍、3倍、4倍で速度変更も可能)が利用できます。紙で発売されているgraded readersにはCDなどが付いていることもありますが、電子書籍には付いていません。でも、音声読み上げ機能でカバーすることができます。また音声読み上げは、何度も同じ文章を読んでしまう「返り読み」の癖がある人にオススメです。音声が流れていると、それに合わせて、前に前に読んでいく癖がつきます。また一つの本をスピードを上げながら繰り返し読むことで、速読の練習にもなります。

Kindle FireはAmazonが出しているタブレットですが、動きが速く、薄型軽量で持ちやすい、オススメのタブレットです。iPadやAndroidの通常のタブレットに比べると使えるアプリなどは少ないのですが、電子書籍を読む、音楽を聞く、huluや動画を見る、Webを見るのにしかタブレットを使わない人には十分なので、もし洋書の多読を始めてみようかな、という人は、ぜひKindle Fireも考えてみてくださいね!

電子書籍での洋書多読のデメリット

メリットもたくさんある電子書籍の多読ですが、残念ながらデメリットもあります。読書メーターなどで友人と一緒に多読した場合、おすすめの本の貸し借りなどをしているのですが、現在の日本の電子書籍サービスでは貸し借りができません。多読をしてどんどん本を買っていくと結構な出費になるので、貸し借りができないのはコスト的にも大変です。ただし、アメリカでは電子書籍でも貸し借りが可能なサービスや、図書館による電子書籍貸出なども行われているので、将来的には解決されていくと良いですね。

ぜひ一緒に多読を始めましょう〜☆

タニケイ

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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