東大生に学ぶ英語学習法!「リアルで笑える場面を思い浮かべる」
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こんにちは!ワクワク英語学習コーチのタニケイです。
先月PHP研究所より出版された、東大家庭教師友の会編著『東大生が選んだ「英語」勉強法』では、現役東大生300名以上を対象に、英語の勉強法についてのアンケートをとり、インタビューをもとに東大に合格した人たちが、いったいどのように英語の受験勉強をしてきたのか、その具体的な方法がたくさん紹介されています。
本書の中で、英語学習を続けている社会人、特に「本当に使える英語をものにしたい」と考えている英語学習者の方々にもぜひ取り入れて欲しい、と私が思う学習法を、このブログでいくつかご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、『東大生が選んだ「英語」勉強法』の3章に出てくる、土井綾乃さん(仮名)の勉強法です。
土井綾乃さんの勉強法のポイントはこちら。
リアルで笑える場面を思い浮かべる
どういうことでしょうか。土井さんは以下のように、その勉強法を紹介しています。
〜『東大生が選んだ「英語」勉強法』P106より〜
「英単語やイディオムを暗記するにあたって、その言葉が実際に使われそうなシーンを頭の中で思い浮かべるようにしていました。それも、できるだけ現実的で、クスッと笑えるような場面を。その光景を思い浮かべて、暗記していきましたね。」
この方法が良いのは、自分でシーンを想像すること、それも、面白い場面を想像することで、より強く印象に残るからです。
感情が動けば動くほど、印象に残りやすく、記憶に定着しやすいのです。
過去のことを思い出そうとしたとき、思い出しやすいのは、やはり自分が何かに感動したり、泣いたり、笑ったり、「気持ちが動いたとき」ですよね。
土井さんの場合には「笑えるシーンを想像する」という方法で、うまく自分の感情を動かして、記憶に残りやすくしています。
覚えたい全部の語彙やフレーズで、いつも「笑えるシーン」を想像するのは難しいかもしれませんが、できるだけ自分の感情が動きそうな、リアルなシーンを思い浮かべてみましょう。
<社会人の具体的な活用方法>
(1)覚えたいフレーズを選ぶ
社会人の場合には、受験勉強があるわけではありませんので、単語帳を使って片っ端から単語や熟語を覚えていく必要はありません。
でも、やはりインプットをしないと、なかなか語彙は増えていきません。自分の知っている語彙だけでアウトプットし続けるのではなく、ぜひ意識的にインプットを増やしていきましょう。
自分の仕事に関係する分野や、興味のある分野の英語の資料やニュースなどを読みながら、語彙を増やしていくのが、効率的で、興味もあるので続きやすいですね。
また、TOEICのスコアが必要な人は、ビジネスシーンで使える会話がたくさん出てきますので、TOEIC公式問題集から、使えそうなフレーズを選んでも構いません。
NHKの語学番組などからフレーズを集めたサイト「ゴガクル」から、使いそうなフレーズを選ぶのも良いですね。
また、好きな映画やドラマを使うのもおすすめです。
覚えるフレーズは、1日1フレーズでも構いません。あまり欲張らずに、一度にたくさん覚えようとしないで、それよりも一つずつ、しっかりリアルにイメージをして、感情を動かしながら定着させていきましょう。
たとえば、以下のフレーズをマスターしたい場合。こういうフレーズは、よくTOEICのリーディングセクションの人材応募のメールやレターなどでも出てきますね!
”I have other skills that would be valuable at ABC Company.”
(私はABC Companyにおいて価値のある他のスキルも持っています)
(2)オリジナルフレーズを作る
覚えたいフレーズを元に、自分が使えそうなシーンを想像しながら、少しアレンジして、自分なりのフレーズを作ってみましょう。
たとえば、上司との評価面談で、自分のスキルについてアピールをしている自分を思い浮かべてみましょう。
I have a lot of skills that would be valuable at this department.
(私はこの部署において価値のあるたくさんのスキルを持っています)
I have an IT skill that would be valuable at this section.
(私はこの課において価値のあるITスキルを持っています)
I have an accounting skill that would be valuable at this company.
(私はこの会社において価値のある会計のスキルを持っています)
仕事以外のシーンでも、こんな文章を作ってみても良いですね。
I have a skill of cooking Japanese dishes that would be valuable abroad.
(私は海外で価値のある日本料理を作る腕前を持っています)
(3)リアルにイメージしながらフレーズを練習
その場面をリアルにイメージしながら、評価面談で上司に言っている場面なら、上司の顔や会議室の様子を思い浮かべながら、そのフレーズを何回か口に出して練習しましょう。
あなたが言うとしたら、どんな気持ちで言いますか?
訴えかけるように言いますか?自信たっぷりに言いますか?それとも、やや緊張感を持って言うかもしれませんね。
以下の点を意識しながら練習することがポイントです。
(1)自分が覚えたいフレーズを使って練習する
(2)できるだけ自分の感情が動くように、リアルに状況をイメージしながら、口に出して練習する
今日ご紹介したのはこちらでした。
『東大生が選んだ「英語」勉強法』より
「リアルで笑える場面を思い浮かべる」
Enjoy Learning English☆
タニケイ