東大生に学ぶ英語学習法!「使いそうな例文をつくって口に出す」 | Enjoy Learning English!!

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東大生に学ぶ英語学習法!「使いそうな例文をつくって口に出す」

公開日: : 最終更新日:2014/02/17

こんにちは!ワクワク英語学習コーチのタニケイです。

英語学習が「辛い」「苦しい」と思っている方。また、「ある程度楽しんでやっているつもりだけれど、もっと楽しめる方法がないかな」と思っている方。そんな方たちにおすすめの本があります。

先月PHP研究所より出版された、東大家庭教師友の会編著『東大生が選んだ「英語」勉強法』です。

現役東大生300名以上を対象に、英語の勉強法に特化してアンケートをとり、その中からインタビューをして、東大に合格した人たちが、いったいどのように英語の受験勉強をしてきたのか、その具体的な方法が本書ではたくさん紹介されています。

その中で、英語学習を続けている社会人、特に「本当に使える英語をものにしたい」と考えている英語学習者の方々にもぜひ取り入れて欲しい、と私が思う学習法を、これから何回かに分けてご紹介していきます。

また、社会人の方がそれぞれの方法を活用する場合に、どのようにしたら効果的かということも書いていきますので、ぜひ気になった方法を試してみてくださいね!

もう受験勉強のような苦しい勉強はしたくない、と思われるかもしれませんが、この本で紹介されている東大に合格した人たちは、効率良く覚えられて、しかも定着しやすい方法を取っていたり、実際に使える英語力がつく方法を実践していたり、やる気を出せるように色々な工夫をしていたり、時間を有効に活用していたりする、という点で、社会人にとっても参考になります。

実は私も10数年前まで東大生だったのですが、最初から受験勉強が得意だったわけではなく、「勉強を苦しいものと思わずに、自分なりの方法で楽しみながら続ける方法を見つけること」が得意だった、という自覚があります。決して、苦行のように英単語の暗記をしたりはしませんでした^^;

『東大生が選んだ「英語」勉強法』の中で紹介されている人たちも、本当にさまざまな方法で、英語の勉強を楽しんでいます。苦しみながら、辛い勉強を続けてきた人はいないように見えます。

受験勉強も、社会人になってからの英語学習も、継続、そして成功の秘訣はやっぱり「楽しむこと」です!

人によって、楽しめる方法、すんなり取り入れられる方法は違いますが、この本には参考になる方法がたくさん掲載されていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

今日は、『東大生が選んだ「英語」勉強法』の4章に出てくる、近藤健介さん(仮名)の勉強法です。

近藤健介さんの勉強法のポイントはこちら。

使いそうな例文をつくって口に出す

近藤さんは以下のように学習法を紹介しています。

〜『東大生が選んだ「英語」勉強法』 P.153より〜

「英単語やフレーズを覚える際、この語は自分なら実際にどういうときにどういった言い方で使いそうか、その例文を考えるようにしました。例えば、“quarrel(口げんか)”との単語を覚えようというときには、友人同士が口論しているところに僕が割って入る図を想像して、“Stop a quarrel(口げんかはやめろよ)!”との例文を作ってみる、といった具合に、自分ならどう使うかをイメージして言葉にし、そこから覚えていくんです」。

この方法は、本当におすすめです。

まず、英語を日本語に訳して覚えるのではなく、イメージと直結させて覚えておくと、その単語を聞いたとき、読んだときに、日本語に訳して理解するのではなく、イメージで直感的に意味が分かるので、理解が速いのです。日本語にいちいち訳していると時間がかかってしまいます。

また、自分が英語を話そうとしたときにも、そのことを思い浮かべた瞬間に日本語ではなく、イメージから直接英語を引き出すことができるようになります。それが「英語脳」を作る基礎になります。

「英語脳」とは、英語を英語のまま考える脳です。英語を一旦日本語にして理解していると、ネイティブスピードで聞いたり話したりすることは難しいので、ぜひ、「英語脳」を作れる英語学習法を取り入れていきましょう。

<社会人の具体的な活用方法>

(1)英語を読んでいて、新しい単語に出会ったときには、その文脈の中での意味を推測しましょう。

(2)オンラインの英英辞書や電子辞書を使って、意味と正しい発音をチェックしましょう。オンライン辞書、電子辞書が使えない場合には、英英辞典で意味と発音記号を確認しましょう。

※オススメ
googleで、対象の単語と ”definition” をキーワードにして検索すると、英英辞書で意味が出てきて、音声も聞くことができます。

例:”negotiate” の意味を調べたい場合「negotiate definition」でgoogle検索

01-01-negotiate-google

negotiateの意味は以下でした。

・obtain or bring about by discussion.
・try to reach an agreement or compromise by discussion.
・find a way over or through (an obstacle or difficult route).

(3)英英辞書では意味がわからない場合には、英和辞典で意味を確認しましょう。ただし直訳で覚えるのはやめましょう。参考までに日本語の訳を見て、それを「イメージ」に変換することがとても大事です!

goo辞書で調べると、negotiateは以下の意味でした。

(人と;…のことで)交渉[談判, 協議, 商議]する

(4)その英単語を使って、自分にとって身近な場面、想像しやすい場面を思い浮かべながら、フレーズを作ってみましょう。英英辞典や英和辞典の例文が身近なものなら、それをそのままイメージしてもいいですし、オリジナルのフレーズを作っても構いません。

例: I negotiated with my supervisor about my retirement date.
(私は上司と退職日について交渉した)

(5)実際にその場面をイメージしながら、そのフレーズを何回か口に出して練習しましょう。できるだけ気持ちを込めて、臨場感を出して、リアルにイメージをしながら練習します。役者になったつもりで、演じてみてください。

そんな風にして何度もイメージをしながら口に出して練習をしていると、英語の音とイメージとが結びついて、その言葉を忘れにくくなります。

次にぱっとその言葉を聞いたときに、音とイメージを結びつけてあるので、イメージが頭に浮かびやすいのです。

実際に使える英語を身につけたいと思ったら、英単語集をひたすら、音も聞かずに、見て暗記するのは、おすすめしません。そうやって覚えた単語は実際のコミュニケーションではとっさに使えませんし、長期記憶として定着しにくいものです。

以下の4点を意識しながら練習することがポイントです。

(1)フレーズまるごと、単語の使い方も含めて練習する
(2)自分に身近なフレーズを見つけたり、自分で作って練習する
(3)できるだけリアルに状況をイメージしながら、口に出して練習する
(4)正しい発音で練習する

自分で作ったフレーズが正しいかどうかを確認したいときには、googleで “ (ダブルクォーテーション)で囲って、そのフレーズが実際にネイティブにどのくらい使われているかをチェックしてみるのもおすすめですよ。

また、その単語からイメージが湧かないときには、Google Imagesを活用して、画像検索してみるのもおすすめです。

たとえば、negotiateという言葉で画像検索すると、このように、人と人が交渉をしているような画像がたくさん出てきます。

01-02-negotiage-image

negotiateという単語を聞いたときに、このような絵がパッと頭の中に浮かぶように、これを見ながら、”We’re negotiating right now.” などとつぶやいて練習しましょう。

今日ご紹介したのはこちらでした。

『東大生が選んだ「英語」勉強法』より

「使いそうな例文をつくって口に出す」

Enjoy Learning English☆

タニケイ

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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