タニケイ英語学習放浪記vol.9 〜プチ・レトル起業〜
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最終更新日:2013/12/31
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
前回のタニケイ英語学習放浪記vol.8 〜レシテーションコンテストから得たもの〜では、レシテーションに出会って、自分自身に起きた変化について書きました。
(タニケイ英語学習放浪記vol.1 〜英語との出会い〜はこちら)
2012年秋、FORWARDのレシテーション練習で、スティーブ・ジョブズのスピーチの中の ”Keep looking, don’t settle.” という言葉を何度も口に出しているうちに、私自身はどうなんだろう、人生を賭けたいと思えるようなこと、自分の愛することを仕事にできているだろうかと、何度も自問自答しました。
考えたのは、父の人生でした。父は、食料品の商社でコーヒー豆の輸入を担当しているうちに、自分で品質の良いコーヒー豆を直接お客さんに届けられるようなお店を開きたい、と思い、当時はあまりなかった、コーヒー豆の自家焙煎のお店を開きました。
父は何年も前から独立したかったようですが、母は子供たちが小学生になるまで待って欲しいと言ったので、私が小学校3年生、弟が2年生のときに、父は脱サラをしてお店を開きました。しかし、その夢がかなった1年後に、交通事故に遭って父は亡くなったのです。
人生、いつ何が起こるかわからない、自分がどんなに気をつけていても、ふいに人生が終わることもある。そのときに、自分は後悔しないでいたい。少なくとも、毎日を精一杯生きた、と思って死にたい。
そう、思いました。
そこで、英語学校で出会った友達と一緒に、起業することにしました。
2013年1月17日(イイナの日)に、プチ・レトルという会社を設立しました。
プチ・レトル “petite lettre” は、フランス語で「小さい手紙」という意味です。
たくさんの方たちに会社の設立に関わって欲しかったので、会社名を英語学校で募集しました。そして、その中から、”la lettre” (手紙) という案を頂いて、プチ・レトルと名付けました。
その社名に込めた思いは、こういうものでした。
プチ・レトル 小さな手紙
小さな手紙が 人と人をつなぐことがある
小さな手紙に書かれたひと言が 人の生き方を変えることがある
小さな手紙に込められた想い それを知るだけで
勇気づけられたり 助けられたり 救われたりすることがある大きなことはできなくても 意味のあることはできる
小さな手紙のような そんな存在になりたい
わたしたちに あなたの想いを伝える お手伝いをさせてください
この会社でやっていきたいことは、誰かのサポートをすること、想いを伝えたい人の手伝いをすることですが、一番やりたいことは、「楽しく働きたい」ということ。
自分が楽しんで働いていないと、誰かのサポートをすることなんて、できないと思うのです。
まず、自分たちが興味のある分野、そしてまだあまりチャレンジしている人が少なくて、これから伸びて行きそうで、面白そうな仕事、ということで、電子書籍の出版を始めました。
会社設立より前に出版したコンサルタントの永江一石さんの「素人の顧客の意見は聞くな 永江一石のITマーケティング日記」はAmazonの2013年上半期ベスト9位に入るなど、とても好調で、その後2013年2月に出版した英語学校FORWARD代表の石渡誠先生の英語を本気でモノにするための心構え」と「英語を本気でモノにするための学習法」の2冊も、たくさんの方に読んで頂きました。
ここまでは順調でしたが、そこからはなかなか厳しい状況が続きました。電子書籍はユーザー自体がまだそれほど多くないですし、紙の本のように本屋に並ぶわけでもなく、広告費がたくさん使えるわけでもないので、販売の仕方が難しく、試行錯誤が続きました。
そして、2013年8月末、私自身が英語学習コーチと名乗って、英語関連の電子書籍を出してみるのと同時に、サイトを作ってブログを更新して、メディア化することで、電子書籍の販売につながるのかを試してみよう、ということになり、英語学習コーチになることにしたのでした。
実は私が英語学習コーチになったのは、そんないきさつでした。しかし、実際に英語学習コーチとしての活動を始めてみたら、こういうことこそが、自分がやりたかったことなのでは、と思うようになったのです。
続きは最終回「タニケイ英語学習放浪記vol.10 〜【完結編】そして英語学習コーチに〜」でどうぞ!
実は、この「タニケイ英語学習放浪記」、電子書籍でも出版しちゃいました!
表紙の写真はRyoichi撮影、表紙デザインはYukariさんです。ありがとうございます♫
電子書籍版では、ブログの「タニケイ英語学習放浪記」に加筆・修正のうえ、付録として「タニケイによる母のインタビュー」と「フロリダ珍道中」の2点がついています。
ぜひ、電子書籍版も読んでみてくださいね!
Enjoy Learning English☆
タニケイ