もう間違わない!英語ライティングに使える6つの無料英語自動校正ツールを徹底比較!!
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最終更新日:2015/02/09
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
みなさん、英語のライティングを習慣にしていますか?英語でブログを書いたり、FacebookやTwitterに英語でポストしたりしている方もいるかと思います。ライティングの練習をしておくと、英文を組み立てる練習になりますし、時間をかけても書けないものはやっぱり話せないので、書く練習をしておくとスピーキングにも役立ちます。
でも英語で文章を書いたとき、それが正しい英語なのかどうか不安になること、ありますよね?そんなときに役立つのが英語校正サイトです!しかし、ネット上にはいくつもの校正サイトが存在します。
そこで今回は、6つの校正サイトをピックアップ。そして、それぞれの機能や使いやすさを調べるために、ある3つの英文(英語が正しいもの・英語学習者が書いたもの・間違いだらけのもの)を、6つすべてのサイトで校正をかけて比較してみました!
このブログでは、それぞれの英語校正サイトの特徴やオススメのサイトについて紹介していきます☆
英語文章校正サイトとは?
英語文章校正サイトとは
自分で書いた英文を、ボタンひとつクリックするだけで、瞬時に校正してくれるサイト
校正のポイント
・文法やスペルが正しいかどうか
・同じ意味での言い換え表現の提案
・文章構成がきれいかどうか
などなど
実際に使用した無料の6つのサイト
・1Checker:http://www.1checker.com/
・Ginger:http://www.getginger.jp/
・PaperRater:http://www.paperrater.com/
・Reverso:http://www.reverso.net/spell-checker/english-spelling-grammar/
・SpellCheckPlus:http://spellcheckplus.com/
・GrammarCheck:http://www.grammarcheck.net/editor/
6つのサイトの機能と精度を表にまとめたもの
※表中の「―」のマークはサイトにその機能が存在しないことを意味します
この中でオススメのサイトは、1Checker・Ginger・PaperRaterです!これらに関しては後で1つずつ細かく紹介します!Reverso・SpellCheckPlus・GrammarCheckに関しては簡単な特徴を載せておきます☆
英語校正サイトを比較しよう
今回6つのサイトを比較するにあたって、文部科学省の教育白書を用いた3つの英文を用意しました。
1つ目:文部科学省の教育白書の英文書
2つ目:英語学習中の大学生が教育白書の日本語を英訳したもの
3つ目:意図的に間違いをたくさん加えた教育白書の英訳
<1つ目:教育白書英文>
As well as enriching life by allowing the diverse personalities and abilities of individuals to shine, education is the foundation for implementing future development in society as a whole. Through the steadfast efforts of each and every individual citizen, education in Japan realizes the ideal of equal opportunity, raises the education standards of the nation, and responds to the needs of the times while making significant contributions to the development of society. As a result, education has achieved major successes, including the affluent economic society and secure lifestyle of the postwar period.
On the other hand, in the midst of rapid change around the world with the advance of globalization, Japan finds itself in an extremely critical situation where the country is faced with serious issues such as the hollowing-out of industry, and the decrease in the working-age population, a situation that came to the fore and gathered momentum when the Great East Japan Earthquake struck. We may well say that these developments raise major questions about the way people live and the state of a society that is premised on the material affluence of the past.
<2つ目:大学生による教育白書英訳>
Education is a foundation which realizes the further progress of all society, as well as enriches our lives providing our various individuals and abilities. The education in our nation has been contributed for the progress of the society, adapting to the demand each generations, increasing the educational average of nations, realizing the principle of the equality due to the pile of nation’s efforts. As the result, it made possible to realize stable lives and abundant economy after the war.
On the other hand, under the generation that the world changes rapidly by grobalization, our nation, which has serious problems as the de-industlization and the decrease of population, is under the critical situation. Moreover, the earthquake in East Japan makes this situation worse. These situation threw the big question of our lives and society, premised the abundance of materials as we used to.
<3つ目:間違いだらけのもの>
Education is foundation who realize the further progress of all society, as well as enriches our life providing our various individuals and ability. The education in our country has been contributed for the progress of the society, adapting for the demand each generations, increasing the educational average of countries, realizing the principle of the equal due to the pile of nation’s efforts. Otherwise, it made possible to realize safty lives and abundant economy after the war.
On the other hand, under the generation that the world changes rapidly by grobalization, our country, which has serious problems as the de-industlization and the decrease of the population, is under the critical situation. Moreover, the earthquake in East Japan makes this situation worst. These situation threw the big question of our lives and society, premised the abundance of materials as we get used to doing.
次にオススメの3つのサイト、1Checker・Ginger・PaperRaterについて1つずつ詳しく紹介します☆
1Checker
URL:http://www.1checker.com/
1Checkerは様々な機能・使いやすさから言って一番オススメのサイトです。ダウンロード時は英語表記のサイトですが、ダウンロード後は日本語で解説されるので、理解しやすいです。
*特徴*
・校正の精度が高い
1Checkerは、他の校正サイトと比較して1番多く間違いを見つけてくれました。文法・スペルともに偏りなくチェックしてくれます。
・豊富な言い換え表現の提案
これから紹介する2つのサイトも言い換え表現の提案はあるのですが、まるまる一文の言い換えしかできないなど精度は劣ります。でも1Checkerは、長文の中の1イディオムや1単語単位で言い換えをしてくれるので、自分の英文のバリエーションを増やしていくことが可能です!
・文章全体を評価
使い方の2でも紹介したように、細かい校正だけでなく文章全体の評価をしてくれるところが良いです。自分の使用しているボキャブラリーのレベルはどれくらいなのか(CEFRというヨーロッパで広まっている語学レベルを表す国際標準規格を用いて文章内の単語のレベルを測ってくれます)、また文法的に正しくても果たして英文の構成はきちんとしているのか、なども知ることが出来るのです。
*使い方*(すべての画像はクリックで大画面で見れます)
1.3つ目の英文(間違いだらけのもの)をコピー&ペーストし、「誤用チェック」というボタンをクリック
2.すると次のような画面で、英文に対する全体的な評価をしてくれます
日本語のコメントがちょっとおもしろい・・・!
3.画面右上の✕印をクリックすると一文ずつ細かい校正を見ることができます
赤字がたくさん入っています。これはスペルミスや文法語法を指摘しています。
ちなみに2つ目の英文(大学生による教育白書英訳)の校正はこんな感じでした。
さらに1つ目の英文(教育白書の英文書)
さすが文部科学省の文章は校正が一切入っていません。青字は言い換え表現を提案してくれています。
他の2つのサイトと比べると、辞書機能などがついていないとてもシンプルなものですが、単純に英文を校正してもらうだけであれば、わかりやすく便利だと思います☆
Ginger
URL:http://www.getginger.jp/
日本人の間ではこれがとてもメジャーです。ダウンロード時のページは日本語です(有料のプレミアムにアップグレードしようとすると、なぜかサイトが英語表記になりますが・・・)。ダウンロード後実際に使用するページはすべて英語です。はじめに英語で使い方のガイドが音声付きで流れます!
*特徴*
・お気に入り登録機能
Gingerでは校正した文章をお気に入りに登録することで、サイト内に保存することができます。登録した日付なども記録されるので、あとで振り返って再度確認する、なんてことも可能です!
・パーソナル辞書機能
例えば人名・地名などの固有名詞から外国語など、そのままタイプすると存在しない英語として校正に引っかかってしまう単語などは、このパーソナル辞書にあらかじめ登録しておくことで防ぐことができます。
・オンライン辞書・同義語検索・翻訳機能
Gingerの英語校正と同じページから、知らない単語を調べたり同義語を検索することが可能です。さらに翻訳機能は英語だけでなく様々な外国語に翻訳できます(ただし、口語的な日本語の訳は上手く認識してくれません。Google翻訳の方がまだ精度が高かったので、使うとしたらきれいな日本語か簡単な文章にすることをおすすめします)。
*使い方*(すべての画像はクリックで大画面で見れます)
1. 3つ目の英文(間違いだらけのもの)を貼り付けると、間違い部分にマーカーが引かれます
2. そしてそのマーカー部分にカーソルを持っていくと、間違いを説明してくれます
3. 同じ意味の言い換え表現はこの葉っぱのマークを押します(Rephrase機能)
ただし、Gingerでは一文ごとに言い換え表現を探すので、長い文章を打ち込んだ場合はこのRephrase機能は反応しません。
2つ目の英文(大学生による教育白書英訳)
1つ目の英文(教育白書英文)
Gingerの機能は学習向きだと思います。日頃から英語で書きものをする人にとっては、お気に入り登録機能や、パーソナル辞書機能を使って自分のデータをこのサイトに蓄積していくことができるのでオススメです!
PaperRater
URL:・PaperRater:http://www.paperrater.com/
PaperRaterはダウンロード不要なので、インターネット上ですぐに利用することが出来ます。
*特徴*
・細かい分析
ボキャブラリーレベル・フレーズの良し悪し・接続語の使い方を点数化して評価してくれます。また、語彙数、文型の使い方(受動態がいくつ、完了形がいくつなど)・前置詞や代名詞の数などまで細かく算出してくれ、最後に文章全体のレベルをA~Dで評価してくれます。このA~Dの評価を上げるには、より難しい語彙を使ったり複雑な文章構成にする必要がありそうです。
*使い方*
1, 3つ目の英文(間違いだらけのもの)を貼り付けます。そのあと、これはPaperRater独特の機能なのですが、校正に掛ける前に自分の英語レベルと、その英文の用途(ビジネス・履歴書・スピーチ・手紙用など)を選びます。そして左下のボタンGet Reportをクリック
今回は、英語レベル:大学生、英文の目的:スピーチ、で設定して校正をかけました。
2, 校正をかけるとこのような画面になります
赤字がスペル、緑が文法、青が同じ意味の言い換え表現の提案です。上の2つのサイトでは文法誤用などもっと指摘が入っていたのに、スペルミスしかチェックが入っていません。PaperRaterは文法に弱いと思われます。
2つ目の英文(大学生による教育白書英訳)
1つ目の英文(教育白書英文)
文章全体に関してかなり細かく分析してくれるのがPaperRaterです。スペルなどの細かい単位ではなく、文章全体の評価を知りたい方にオススメです!ただし、文法の校正に関してはかなり甘いので注意が必要です。
Reverso・SpellCheckPlus・GrrammarCheck
次に、3つのサイトReverso・SpellCheck・GrammarCheckについて特徴を簡単に紹介します☆
Reverso
サイトは英語表記です。機能は少ないですがシンプルで使いやすいです。一度に校正にかけられるのは600字までなので、長文を校正にかける場合は何度かに分けてやる必要があります。ちなみにこのReversoというサイトは、英文校正だけでなく、英語以外の辞書・文法解説なども取り扱ったかなり規模の大きなサイトなので、多様な使い方ができます。
SpellCheckerPlus
サイトは英語表記です。これはあまりオススメできません(笑)ディスプレイが見にくく、また校正の指摘などの解説もわかりにくいです。
GrammarCheck
サイトは英語表記です。これは今回挙げた6つのサイトの中で一番文法のチェックが厳しいように思います。実際、同じ文章をこの6つの校正サイトにかけたところ、唯一このGrammarCheckのみが拾ってくれた文法の間違いがありました。もっと細かく解析したい場合は、有料のサイトGrammarlyにリンクが飛ぶようになっています(Grammarlyは世界的にもかなり評価の高い人気の校正サイトですが、有料なので今回のブログでは紹介を省きます)。
一口に英語校正サイトと言ってもそれぞれかなり特色が違います。なので一つのサイトに頼るのではなく、複数個のサイトを使用して自分の英文をチェックすることをオススメします!無料のサイトはやはりコンピュータが校正するので、もちろん完璧にはできません。もっと英文の精度を上げるにはFruitful Englishのような有料サービスで実際にネイティブに校正してもらう方法もありますので、用途に合わせて様々な校正サイトを使い分けてみてくださいね☆
タニケイ