フィリピンセブ島の語学学校「サウスピーク」の英語学習アドバイザー柴田浩幸@HAL_Jさんに聞く! 成功するフィリピン留学とは?
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こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
みなさんはフィリピン留学に行ったことがありますか?または興味がありますか?
日常から離れて英語漬けになれる理想的な環境で、しかも欧米よりも安く手軽に英語を学ぶことができるフィリピン留学ですが、行って効果があったという人もいれば、全くなかったという人もいます。私も周りの英語学習者の方からフィリピン留学の体験談を聞くたびに、実際フィリピン留学の可能性というのはどうなのだろう、と疑問に思っていました。
そうしたところ、幸運なことに、フィリピンセブ島の語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー、柴田浩幸さん(あのTwitterなどで有名なはるじぇーさん!)の電子書籍『3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン語学留学』の出版のお手伝いをさせていただくことになったのです!
この本には、フィリピン留学の表と裏、成功例と失敗例、そして、こんな学校には要注意!といったフィリピン留学に興味がある方には絶対に読んで欲しい内容が書かれています。そして、この電子書籍、ご希望の方にはサウスピークさんからギフトとして無料プレゼントされるとのこと。フィリピン留学に少しでも興味がある方はぜひ読んでみてくださいね!!
今回、この書籍の出版を記念して、柴田さんにこの本やフィリピン留学に関するインタビューをさせていただきました。これを読んでいただくだけでも、情報をしっかり収集することの重要性がわかりますので、ぜひインタビューも読んでみてくださいね☆
「それよりも早く電子書籍を読みたい!」という方はこちらのサウスピークのサイトからギフトのお申し込みをどうぞ!
また、柴田さんのインタビュー動画(26分)を観たい方はこちらからどうぞ。文字に起こすにはちょっと過激な部分も含め、「ほぼノーカット版」となっております。
フィリピンセブ島の語学学校サウスピーク英語学習アドバイザー柴田浩幸さんに聞く!成功するフィリピン留学とは?
タニケイ:本日はフィリピンセブ島にある語学学校「サウスピーク」の英語学習アドバイザー、HAL_Jこと柴田浩幸さんにインタビューをさせていただきます。柴田さん、よろしくお願いいたします!
柴田:よろしくお願いします。
タニケイ:この度、柴田さんが出版された『3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン語学留学』。この本の通りにやったら確かにTOEIC300点3ヶ月で上がりそうだな、という印象を持ちました。今日はフィリピン留学について、それからサウスピークという学校についてお伺いしていきたいと思います。
フィリピン留学の人気の理由は?
タニケイ:まず、フィリピン留学というものが、最近なぜこんなに人気になっているのでしょうか?
柴田:フィリピン留学の一番の魅力は、マンツーマンレッスンを長時間行えることです。従来の、例えば駅前留学でしたら、大体4~6人が1クラスのグループレッスンです。またアメリカの語学学校でも、1クラスにアメリカ人の先生が1人いて、生徒が10人いてという形で、基本的に「生徒がたくさんいて先生が1人だけいる」という構図です。それが、フィリピン留学の場合は1対1で、このインタビューのような距離感でレッスンをするんですね。それによって英語力がものすごく伸びるということで注目されています。
タニケイ:なるほど、マンツーマンだと自分のレベルに合わせてもらえる、自分がわからないところを聞きやすい、などのメリットもありますよね。
柴田:はい。マンツーマンレッスンでは自分で好きなようにレッスンを作れるんです。例えば、これまでの語学学校のレッスンでは「英語面接対策をしたい」と言っても、普通はやってもらえません。あるいはマンツーマンレッスン1時間1万5000円~2万円のところに連れて行かれたり。でも、フィリピン留学ではマンツーマンレッスンが安いので、英語面接とか英文履歴書の添削をやってもらう人もいますね。大体3~4週間で面接対策と履歴書を仕上げていかれる方が多いです。また、IELTS、TOEFL、TOEIC SW、英検、最近でしたら通訳案内士などのスピーキングの練習をしたい方もいらっしゃいますね。本当にやりたいようにやれるのがフィリピン留学の魅力なので。一番変わった例だと「将来MBAを英語で教えたいから」ということで、「僕がしゃべるから聞いてね」とMBAの講座をやっていた人がいましたね。その時は英語で株式の現在価値と未来価値の違いについて話していました。レッスンのレベルはそこまで上げることができます。
タニケイ:なるほど。かなりの幅でやりたいことに対応していただけるんですね。それは、どの学校を選んでも実現できるのですか?
柴田:残念ながらそうではありません。フィリピン留学では、実は楽しくバカンス的に過ごす生徒がかなり多いです。そうした生徒ばかりの学校だと、フィリピン人講師もそこに数年勤めてもなかなか英語力は上がらないんですよね。サウスピークの場合にはTOEIC900点を足切りとして、レベルの高い講師を集めています。
タニケイ:留学する場合にかかる金額的なところはどうなんでしょうか?
柴田:金額も従来のアメリカやカナダ、イギリスと比べたら、フィリピン留学は大体半額くらいになるんですね。アメリカへの語学留学の場合でしたら、航空券とかVISAとか全部含めて大体3ヶ月で150万円くらいかかります。フィリピン留学でしたらこれが70~80万円くらいで、ほぼ半額ということです。
どんな人にフィリピン留学はおすすめ?
タニケイ:わかりました。次に、どんな方にフィリピン留学がおすすめでしょうか?
柴田:海外に行ったことのない人にはすごく良い場所じゃないかなと思います。実際フィリピン留学自体、もともと韓国人がアメリカやイギリスに語学留学に行く前に修行する場として始まったのです。
タニケイ:語学留学の準備段階として、というような形ですね。
柴田:まず最初にマンツーマンレッスンで英語を話すことに慣れて、それからより難しい国、英語を第一言語とするアメリカやカナダのような国に行くと、いきなり行くよりはずっと楽に適応することができますね。フィリピンで良い準備ができるということです。
タニケイ:日本人で今フィリピン留学に行かれる方は、どのくらいの期間行かれることが多いのでしょう?
柴田:それは学校によりますね。一般的には1~3ヶ月くらいで、意外と短いです。ただサウスピークの場合はちょっと長くて3~6ヶ月くらい。長い生徒では7ヶ月くらいいたりします。
タニケイ:社会人の方がそのくらい期間を取って留学するとなると、転職を前提として、1回会社をやめてという形になるのでしょうか?
柴田:社会人で長期でいらっしゃる場合、転職のタイミングという方が多いですね。それ以外では短期の1~2週間でゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、あと年末年始に集中的に来ますね。フィリピンは近いので、すぐ来れちゃうんです。大体5時間もあれば来れてしまいます。
タニケイ:5時間ですか! ということは、地理的な面、金額、期間など、様々な面から考えてフィリピン留学はお手頃なんですね。
サウスピークの特色
タニケイ:それでは、サウスピークは他のフィリピンの語学学校と比べて何が違うのでしょうか?
柴田:他の語学学校との違いは大きく2点挙げられます。
まずは、日本人専用の学校というところですね。フィリピンの語学学校は基本的に8~9割が韓国人向けの学校なんですね。そのような学校は韓国人が快適と感じる環境に作られているので、日本人にとっては結構ストレスが溜まります。たとえば食事などですね。それに対してサウスピークは日本人が一番快適に過ごせるように調整しているという点が異なりますね。
2つ目の大きな違いは、勉強重視を掲げている点です。いくらフィリピン留学は安いといっても3ヶ月で70~80万かかりますので、それならもっと有意義に使いましょうということです。それを最大限有効に使えばどこまで英語力を伸ばせるのかを追求している数少ない学校です。
タニケイ:本気で英語力を上げたい人のための語学学校ということですね。やはり多いのはTOEICの点数を上げたいという人ですか?
柴田:そうですね。特にサウスピークの場合は、「3ヶ月でTOEIC300点上げて、年収も上げましょう」という方向性を打ち出しているので。あとは、「TOEICは基礎学力を上げるのに向いているから、TOEICを学習の指標に使って、TOEICは関係ないけど海外でそのまま働こう」みたいな方もいます。他にもIELTSやTOEFLのスピーキング対策をしたいという学生さんもいらっしゃいますね。
タニケイ:なるほど。他にカリキュラムとしては特色は何かあるのでしょうか?
柴田:カリキュラムは、他の語学学校がスピーキングに特化しているのに対して、「スピーキングだけやっても伸びないよね」ということで、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4技能全て伸ばすことにこだわっています。
タニケイ:実は私もTOEICだけではなくてTOEIC SWをどんどんおすすめしているところなんですけれども、やっぱり4技能できてはじめて英語ができたと言えるのかなと思います。ちなみに、柴田さんはサウスピークの英語学習アドバイザーをされていますが、具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?
柴田:学習に関わることでは、大きく2つあります。
まず、生徒さんが留学中にどの参考書をどの順番で使うのか、という個別のカリキュラムを作っています。2年間で1000人以上作りました。今も毎週20~30人作っています。実際にカリキュラムに従って3ヶ月で300点以上TOEICの点数を上げた生徒さんも多く、中には20週間で280点から760点まで、480点伸ばした生徒さんもいます。そういった成功体験を踏まえてカリキュラムを日々改善しています。
もう1つは、レッスンマニュアルの作成です。このマニュアルで教え方を統一しています。たとえば先月は、IELTSのスピーキングをパワーアップするためのレッスンマニュアルを作っていました。
タニケイ:ほかの語学学校にはマニュアルがないんですか?
柴田:そうなんです。ですから、講師1人1人で教え方が異なります。未だに、2時間のうち1時間YoutubeでNARUTOを見て、それに飽きたら雑談が始まる、というようなレッスンをしている韓国系学校もいまだにあるそうです。
タニケイ:ええ〜!何十万も払ってそんな授業をされたんではたまりませんね。
フィリピン留学を成功させたい方へのメッセージ
タニケイ:この本の中には、フィリピン留学の失敗例と成功例がいくつか出てきますが、成功したい方にはまず何をすることをおすすめされますか?
柴田:そうですね、みなさん留学がそもそもどういうものかということを知らないので、まずは情報を集めることをおすすめしますね。3ヶ月で具体的にどこまで何ができるのかという。成功のイメージが全くないと、「あれ、終わっちゃった」「自分は何を身につけたのかな?」という状態になってしまいます。
タニケイ:「楽しかった思い出は残ったけれども……。」とならないようにですね。
柴田:はい。本書の中では、成功例ってそもそもなんだろうというところから、フィリピン留学を最大限活用した例と、最大限失敗した例の両方を紹介しています。情報収集をせず、何をもって成功とするのかという自分の中でのイメージがないと、まわりに流されてなんとなくグダグダになったまま終わってしまいます。
タニケイ:あとは、講師の先生方のレベルもちゃんとチェックしたほうが良いポイントの一つですよね。
柴田:それを見極めるのはかなり難しいです。ただ、一つは経営陣の英語力をみると講師のレベルや学校のレベルがわかりますね。自分は英語ができなくて、フィリピン人に丸投げしている学校経営者も多いです。
タニケイ:そういう状況だとフィリピン人講師を管理するのも難しいですよね。
柴田:そういったことも全部「ダメな学校の見分け方」として本の中で暴露しています。
タニケイ:それはぜひみなさんに読んでいただきたいところですね。。情報の収集をする際の前提を知るためにも、ますはこの本を読んでいただけたらと思うんですけれども、他になにかおすすめされることはありますか?
柴田:フィリピン留学に関する情報って色々出ているのですが、基本的に全て偏っています。語学学校や留学エージェントは彼らに都合の良いように書いているので、そういった情報について、何をどのように見ればいいのかという注意点について、本書の中で紹介しています。こんな学校に行ったらひどい目に遭うよ、という地雷キーワードなども紹介しています。
タニケイ:では、情報収集をする前の前提知識を入れるためにも、ぜひこの本を読んでいただきたいですね。
フィリピン人に英語を学ぶということ
タニケイ:フィリピン留学に対する懸念事項として、フィリピン人の方の英語にはなまりがあるというイメージから、「フィリピン人の先生からきれいな英語を学べるのかな?」という声も聞かれるんですけれども、その点はどう思われますか?
柴田:フィリピン人の英語は、アメリカ人よりもむしろ聞き取りやすいです。フィリピン人は第二言語として英語を学んでいるので、表現がくだけていないんですよ。
それに、フィリピンの映画ってハリウッド映画をそのまま字幕なしで流しているんです。つまり、フィリピンの方たちは映画の生の英語が聞き取れるということなんです。それに対して、英語ができない日本人が「お前らの発音が~」などと言うのは、ちょっとみっともないですよね。
タニケイ:発音を自分で直すのは自分ではなかなか難しいのでは、と思うんですけれども、サウスピークではフィリピンに来る前の事前学習の中で、発音を練習してきてもらうのでしょうか。
柴田;いえ、事前学習で発音は勧めていません。なぜかというと、自分でやっても学べないからです。たとえば th の発音などは、実際に聞かないとわかりません。sとthの発音なんて日本人からしたら何が違うんだって感じなんですけれども、フィリピン人からしたら全然違います。発音に関しては、実際に向かい合って指導されないと上達しません。
タニケイ:では、発音は現地で学べるんですね?
柴田:実は、日本人向けの英語の発音教育に関してはフィリピンは最先端の場所なんです。日本には発音を専任で教える先生はほぼいません。しかし、フィリピンの場合でしたら、月給が4~5万円とそこまで高くなく、発音にしぼって英語を教えても彼らは食べていけます。国際的な発音の基準のIPAからはじまって、英語の学位を持っている人たちが教えてくれますので、発音に関しては全然心配ありません。
タニケイ:まずはフィリピンできれいな英語を学びましょう、ということですね。私の感覚では、日本人では「まずはTOEICで600点を取りたい」という層が多いと思います。彼らがフィリピン留学に行った時に、すべて英語で行われる授業を聞き取れるのでしょうか?
柴田:いや、聞き取れるわけないじゃないですか(笑)実はその、初心者が置き去りになっていたことも、これまでのフィリピン留学の大きな問題点の一つでした。たとえば韓国系の語学学校では、最初のオリエンテーションから英語で行われるんです。だから、中学高校で英語が苦手だった人なんかは、3か月間ずっと闇の中にいたという感想が非常に多かったですね。そういった失敗体験談はみんなしゃべりたがらないから、表に絶対出てきません。
タニケイ:サウスピークでは初心者を置き去りにしないように、どのような工夫をしているのですか?
柴田:サウスピークでは、他の学校と違い、日本語の教材を使えるようにしています。たとえば「仮定法」や「不定詞」を英語で言える人ってどれぐらいいるんでしょう?初心者が英語で文法用語を言われても、ついていけません。
タニケイ:そうですね、そんなところで疑問が浮かんでしまうと時間ももったいないですよね。日本語のテキストが使えるというのは大きなアドバンテージだと思うんですけれども、先生たちにとっては、その日本語のテキストは使いにくくないんですか?
柴田:それに関してはやり方を変えていまして、まずサウスピークでは「先生」と呼ばず「スタディング・パートナー」と呼んでいます。20歳前半のフィリピン人講師たちが、体系的に、日本人が分かるように英語を教えてくれるわけではありません。むしろ、そうした講師をパートナーとして、どうやって英語を学ぶかということにこだわっています。「先生は本」です。本で英語を学び、本で学んだ内容をマンツーマンで試してみる、というのがサウスピークのレッスンの基本スタイルです。
タニケイ:会話の相手になってもらって、ちゃんとわかるかどうか聞き取ってもらう、という形なんですね。
電子書籍のプレゼントについて
タニケイ:最後に、『3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン語学留学』の電子書籍を、読みたい方にプレゼントされると伺っているんですけれども、詳細はどのようにチェックしたらよろしいでしょうか?
柴田:サウスピークのWebサイトに行っていただきますと、トップページに電子書籍プレゼントのバナーがあります。そこをクリックしていただけたら、iOS版とhonto版の2バーションをそれぞれプレゼントいたしますので、ぜひサウスピークの公式Webサイト内の電子書籍ページにアクセスしていただけたらと思います。
タニケイ:はい、本日はありがとうございました!
柴田:ありがとうございました。