日本から出ずにTOEIC満点の秘訣!TOEIC講師として大活躍中のporporさんインタビュー☆
公開日:
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最終更新日:2015/09/09
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
今回は、TOEIC講師として大活躍中のporpor(ポルポル)さんにインタビューをさせていただきました!
porporさんご自身の英語との出会い、TOEIC学習を通じて身についた意外な力、おすすめの英語勉強法や3月末開講のschoo(スクー)の新講座のご紹介まで、充実のインタビュー!目からウロコ間違いなし!最後までぜひ楽しんでくださいね☆
◆porporさんのブログ:「TOEIC990点への道-日本から出ずに満点-」
◆porporさんのTwitter:@porpor35
porporさんのインタビューレポート☆
☆これまでの英語学習歴、英語との関わりについて☆
☆英語講師としての活動について☆
☆TOEICの活用法について☆
☆英語学習法について☆
☆porporさんの現在の英語力学習と今年の目標について☆
☆『英語学習手帳』の活用法について☆
☆schoo(スクー)講座について☆
☆これまでの英語学習歴、英語との関わりについて☆
―porporさんの英語との出会いはいつですか?
小学生5~6年生の頃、日本人とネイティブの先生がいた英語教室に通っていたんです。通い始めたきっかけは覚えていないのですが、英語に対する興味から通いたいと言ったのかなと思います。勉強をするというよりも英語を使いながらゲームをしたり遊んだりと、この教室を通して、全身で英語の楽しさを感じて英語そのものが好きになっていった記憶がありますね。
―中高生になってからはどうでしたか?
中学生時代は、小学生時代に通っていた英語教室で身についた基礎力や「英語が楽しい」という気持ちのお陰か、自然と英語が得意科目になっていました。英語はわりと得意な方で、好きではありましたが、高校入学後に軽い挫折を味わったんですね。"井の中の蛙"だったというか…。
―挫折ですか!porporさんにもそんなことがあったんですね。
そうなんです。クラスの最初の実力チェックテストで、はじめて自分でも信じられないくらい低い点数をとってしまい、本当にショックを受けましたね。「自分、英語全然得意じゃないじゃん」と。
―それから英語が嫌いになったりしましたか?
いいえ、確かにショックは受けましたが、でもだからといって英語が嫌いになるということはなかったですね。やっぱり英語に触れることが好きだったからでしょう。それに、参考書の「速読英単語」と「英語頻出問題総演習」、この2冊を大学受験に向けてやりこんだことで、しっかり英語力がついたように思います。
▲porporさんが実際に使われていた「速読英単語」と「英語頻出問題総演習」
―わぁ!懐かしいですね!昔から本は絞ってやるタイプだったんですか?
今でも名著と言われていますよね。昔から本は絞ってやり込むタイプでした。「速読英単語」は面白い英文も多く、バリエーションも豊富で内容が楽しめたから楽しく学習が続けられました。この本で身についた語彙力は今でも役立っています。
「英語頻出問題総演習」はこれに絞ってやれば大丈夫と塾の先生に言われたのを信じて、何回も繰り返していましたね。その後、大学受験をしたのですが、実は現役の受験は失敗してしまったんです。
―え!そうだったんですか!
受験した志望大学には合格できなかったので、1年間浪人をしました。得意だと思っていた英語が足を引っ張ってしまったんです。「やっぱり自分は英語に向いていないのかな」と思いました。
ただ、どうしても「好きな英語は結果を残したい」という気持ちが消えることはありませんでした。浪人していたときには予備校に通ったのですが、そこでひとつステップアップをしたと思っています。
―ステップアップといいますと?
富田一彦先生という先生に出会えたことが大きいです。文法を軸にして、「The・大学受験」といった感じの、どこが主語でどこが動詞だとか、ここがここを修飾している、といった様な英文読解の授業を受けたんです。「手持ちのルールを最大限に使って英語を理解する」というところが自分には衝撃的でしたね。富田先生の授業を通して、「自分は今までいい加減に学んでいた部分があった」「重要なところを見落としていた」という発見がありました。
予備校で一浪を経て、東京外国語大学のポルトガル語学科に合格しました。
―ポルトガル語学科に入ったのはなぜなんですか?
サッカーが好きだというのと、多くの人に話されているポルトガル語に興味があったからです。実際は、英語学科に行きたいという気持ちもありましたが、別の言語に触れるのもいいかなと思い、この学科を選びました。
ちなみに、ニックネームのporporはポルトガル語の「ポル」から来ています。どうでもいいですね。笑
―大学時代は英語には触れなかったんですか?
ポルトガル語学科とはいえ、必修の英語の授業はありましたよ。ここでもまた"井の中の蛙"を味わいましたね。BBCやCNNのニュースを1分間聞き取って穴埋め問題を解くといったものでしたが、英語を読む勉強に力を入れていたため、リスニングはとても苦手でした。そんな状態でのこの授業は大変辛かったですね……。
とはいえ、「自分の英語力はまだまだだ」と毎週実感させられたのは、振り返るといい経験だったなあと思います。
ですが、英語よりもポルトガル語の授業のほうが圧倒的に多かったため、ポルトガル語の勉強に費やす時間のほうが長かったです。
―そしていつ頃からまた英語メインの生活になったんですか?
3年生の就職活動が始まる時に、TOEICの必要性を聞いて受けてみることにしたことがキッカケです。純粋に問題を解いて正解するのはやはり嬉しくて。
また、その頃にNHKで放送されていた大西泰斗先生の『ハートで感じる英文法』をたまたま見て感銘を受けたんです。「英語にはこんな捉え方があるのか」と。
丁度、ポルトガル語の勉強量が減ってきた時期だったので、自然にまた英語への興味が戻りました。
―そうだったんですね。その2つが原動力となったということですか。
他にもいくつかありましたよ。
私は学生時代、アルバイトとして英語の塾講師をしていたんですが、英語を苦手とする生徒が問題を解けるようになったり、読めるようになったりする姿を目の当たりにしたことで、人に教えることの楽しさを初めて感じました。
と同時に、「なぜ世の中には溢れるほど英語の教材や英語学習に関する本があるにもかかわらず、英語のできない人が多くいるのか」という疑問を抱くようになりました。自分がなんとかして「そういった方々の力になる方法はないか」と、自分も英語学習を続けながら、学習者の気持ちを忘れないように英語は学び続けました。
あと、一番大きい原動力はブログですね。大学生の頃から「TOEICで満点をとる!」という目標を立ててブログをやり始めたんです。
―ブログは大学生の頃からやっていたんですね!
はい。TOEICの初受験では735点だったのですが、「得意な英語ではてっぺんを目指したい」と思い、満点をとるという目標を立てました。目標に向かっての学習記録の場としてブログを始めました。初めは一人でコソコソと記録をしていただけだったのですが、TOEIC学習を通して仲間ができて、それがかなりモチベーションに繋がりました。
―社会人時代はお仕事がお忙しい中、どう英語に触れていたんですか?
大学卒業後はZ会に入社をし、TOEIC対策本を作る部署に配属されました。
―TOEIC対策本の担当だったんですね。希望されたんですか?
いや、希望の部署も特になく、偶然配属されたのがTOEICに関する部署だったんです。きっと運命だったんでしょう(笑)。対策本を作るために、仕事としてもTOEICを受けなければなりませんし、個人的にもTOEICを受け続けていました。
普通なら、仕事で受けていれば個人では受けないかもしれませんが、ブログを通してできたTOEIC学習仲間と切磋琢磨し合えたことで、TOEICを受け続けるモチベーションがキープできていたと思います。
―Z会では教えたりもしたんですか?
いいえ、生徒に直接指導をすることはなかったです。ただ、教室の授業を見学する機会は多くありました。実際に現場に出向き、先生の授業を見たり生徒たちの反応を見学したりすることで、人に物事を教えることの楽しさや素晴らしさを過去に感じた以上に強く実感しましたね。
―受験を重ねるごとにTOEICの点は伸びていきましたか?
そうですね。初受験から1年後に850点、3年後には935点という感じです。伸びてはいたものの、のんびりと受験をしていたため、目標の満点を取得するには「このままだと時間がかかりすぎる」と危機感を抱きました。「だらだらTOEICと付き合っていくのもなんだかな~」と思い、思い切って「30歳までに満点を取らなければTOEIC受験はやめる」と決意をしたんです。
―ええ!そんな決意をしたんですね。
はい。やっぱりけじめというか、区切りや期限を決めることって大切だと思うんです。TOEIC に限った話ではなく。そして、自分に負荷をかけて、学習も受験も集中した結果、嬉しいことに決意をした年(=2012年)に満点をとることができました。
―すごいですね! それが今の指導につながっているんですね!Z会を退職されたのはその後ですか?
はい。満点をとった数ヶ月後にZ会を退職し、出版社に転職をしました。しかし、その会社には長く在籍せずに、フリーランスの道を選ぶことにしました。
そして、フリーランスとして活動しようと決意した頃に、周囲から「TOEICで満点とったんだから勉強会をしてみないか?」と言われたので、30人くらいの参加者を募ってTOEIC勉強会を開催しました。
―そういう勉強会というのはよくある形なんですか?
TOEICでハイスコアをとったブロガーさんが勉強会を立ち上げるということは、よくあるんです。最近、増えてきましたね。ただ、イベントや勉強会となると、大学生時代にやっていた個別指導の塾講師とは違うので、人前で話すとやはりすごく緊張して、顔は赤らんで話す内容が飛んだりしたこともありました(苦笑)。
ただ、勉強会後のフィードバックや感想をいただくと、教えることは楽しいと思いましたね。教えることで参加者の皆さんの学びになるとともに、自分の学びにもなる。自分が深くわかっていないと教えられないですよね? この経験が講師としての活動につながったと思います。
☆現在の活動について☆
―現在はどの様な活動をされているんですか?
現在は、東京海洋大学と神田外語学院の非常勤講師です。毎日授業で試行錯誤をしながら、「他のTOEICの先生ができないことは何なんだろう?」ということをいつも考えて指導にあたるようにしています。
他にも、池袋にある天狼院書店という本屋さんの企画で英語の本棚を作ったり、イベントをさせていただいたりもしています。
今まではひっそりと活動をしていた感じでしたが、今は公の場に出ることが多くなっていきましたね。「自分にできること」を探して、いろいろなことに挑戦することを心がけています。
―講師として教えていて何か感じたことなどありますか?
世の中、素敵な教え方をしている人ってたくさんいらっしゃいますよね。しかし、それぞれが孤立している環境というのはなんだか寂しいと思うんです。そういう方々との繋がりをどうにかして強めたいといいますか、一対一ではなくいろいろな人との横の繋がりを太く強くすることで、よりよい英語教育環境が作れるのではないかと思っています。
―それは私も本当に思います!
☆TOEICの活用法について☆
―英語学習において、TOEICはどう活用したらいいのでしょうか。
TOEICのスコアが上がることがモチベーションに繋がることは間違いないと思います。自分が努力した分だけ絶対にスコアに反映されるのがTOEICです。しっかり取り組んでやれば、必ずスコアに返ってきます。
スコアに関して気になることのひとつに<誤差>があります。一般的に±25点が誤差と言われています。しかし、この誤差の捉え方というのがとても大切なんですね。スコアが前回よりも下がったときは『誤差で下がった』と思う。一方、25点上がったら誤差で上がった、ではなく、『実力で点数が上がった!』と思う、そうポジティブに捉えることが大切ですね!
―なるほど。何でもポジティブに捉えるということですね!
できる限り、ですね。何でもポジティブであればいいというわけではないんです。点数が下がった時は、一度ぐっと落ち込んでもらいたいです。「あ~、こんなスコアとっちゃったけど、まぁ次頑張るか。」と軽く言う人がいますが、これは非常にもったいないです。素直に落ち込むこと。素直に自分の気持ちと向き合うことが必要ですね。
「なぜ点数が低かったのか」「なぜ下がってしまったのか」といった問いを自分にぶつけて、自分と対話するきっかけにしてほしいと思っています。その行動が自己分析になり、次への一歩に繋がるんです。結果は感情的に受け止めて、分析は論理的にするようにしてください。
―なるほど〜!分析をするんですね。
私が、TOEICを通して良かったと思った点のひとつに、分析力がついたことがあります。「自分はこの位の期間だと怠け癖がつくな」とか「こういうことでテンションが上がるな」とか、TOEICを通して自己分析をしていくことで結果的にスコアが伸びたと思います。
―ひたすら問題集と向き合うだけでなく、結果を分析することが大切だと!
そうなんです。がむしゃらに問題を解き続けて試験を受けまくっても、やはりどこかで伸び悩む時があると思います。その時、「自分がどこの壁にぶつかっているのか」「その壁を壊したり回避したりする方法はあるのか」など、いろいろ考えて整理することでスコアは上がります。スコアが上がれば上がるほど、分析も細かくしていくのがベストですね。
―日々の英語学習と自己分析がスコアを伸ばす鍵なんですね。
ぼくはそう思います。とにかく、できなかったと受け止めることと、できることが増えたことを喜ぶことが大切です。大袈裟に言うと、受験料を払っても具体的な対策勉強をやらずにスコアが落ちたら、それは当たり前なんだから開き直らずに落ち込むべきなんです。
郵送された書面の結果だけ見て一喜一憂しても、おすすめされる人気教材だからという理由で教材をやり続けても、はたしてそれで上がるのかは疑問です。自分の分析をすることで英語力の伸びしろは無限になります。
☆英語学習法について☆
―ズバリ!porporさんおすすめの英語学習法とはなんでしょう?
コレ!と選んだ1冊の本を繰り返すことですね。ありきたりですがそれが大切だと思います。とにかく1冊を味わい尽くす。自分がいいなと思った本を繰り返しやり続けることです。次々と新しい本が出ますが、その誘惑には負けないように気をつけてください。もちろん、「もうこの本から学ぶことはない」と思ったら、次にいって大丈夫です。その見極めは自分が納得できるかどうか、です。
―なるほど!英語学習本選びはどうするのがいいですか?
名著と言われている本って世の中にたくさんあると思いますが、それらがいくら名著でも、果たして自分に合うかどうかは別問題なんです。名著でも新しいものでも人に薦められたものでも、自分が「これならできそう、できるようになりそう」と思える本を見つけるのが一番良いです。
それが例え試験傾向と多少ずれていても、「これは絶対自分のためになる!スコアが伸びる!」と信じて使っていれば絶対に力にはなりますよ。信じることはとても大切です。
―具体的にporporさんのおすすめ本はありますか?
個人的なおすすめの本ですと、文法なら『これで話せる!英語のバイエル [初級]』ですね。同じく大西泰斗先生著の『一億人の英文法』も良いのですが、英文法に苦手意識のある方、あやふやな状態の方は、はじめに分厚い参考書を読んでも途中で挫折しちゃうと思うんです。だからこそ、200の英文を中心に要点をぎゅっとまとめたこの本を私はおすすめしたいと思います。
―他に英語学習で大切なことやおすすめ事項はありますか?
TOEICの分析にしても、日々の英語学習にしても、素直さというのが大切です。先生や英語学習本・指南書、ブロガーさんの言っていることなどを少しでも良いなと思ったら、変にこだわったりせずにどんどん自分で試してみてください。そこから自分に合う・合わないを選別してみましょう。
☆現在の英語力学習と今年の目標について☆
―日々忙しい中、今はどんな英語学習をしていますか?
私は、今は日課を決めて英語学習をしています。
・『DUO3.0』
45セクションに分かれており、各セクションにある見出しの英文を3つ(15セクション)に分けて、朝昼晩と取り組みます。2.5倍速で音声を聞きながら黙読しています。2.5倍速って結構速いんですが、ある程度の負荷をかけることによって耳を慣れさせます。また、その速度で英文を理解できているかどうか、読む訓練にもなります。
・英字新聞『The Japan Times』
週に1回くらい買って、いくつか気になった記事に目を通しています。この『The Japan Times』の良いところは程よい難易度という点です。文章は読めるけどたまに知らない単語が出てきて良い具合に負荷がかかるので、TOEIC学習者にもおすすめできますね。
・『ABCニュースシャワー』や『CNNステューデントニュース』
それぞれ5分と10分で短時間なので、スキマ時間を見つけては平日毎日聞いています。
・その他
日課ではありませんが、街中でふと耳に飛び込んでくる会話(日本語)を同時通訳してみたり、電車内や街中の広告を頭のなかで英語にしてみたり。あとは、ネイティブの会話が聞こえてきたらふと耳を傾けてみたり。彼らは英語学習でのお手本ですからね! 教材は手元になくとも、身の回りから生み出すことが可能です(笑)
▲porporさんのカバンから出てきた英字新聞とDUO3.0
―スマホアプリを使った英語学習もしますか?
日課の中に、ニュースキュレーションアプリ「Umano」や他の学習者と競える単語帳アプリ「zuknow」あたりはスキマ時間を見つけては取り組むようにしています。
ただ、注意したほうがいいこともありますね。英語学習できるアプリってたくさんありますが、そればっかりに頼り過ぎちゃうのはちょっと・・って思うんですね。というのも、便利なのは確かですが、電波が無かったり電源が切れてしまうと学習ができなくなってしまうからです。
ですので、アプリだけでなくアナログのもの、例えば、単語帳や新聞、本など紙媒体のものを何かしら持っているのが私は良いと思いますね。ほんのちょっとのスキマ時間でもさっと利用できますし。電波がなかろうが、電源が切れていようができます。
―日課などをこなす上で、気をつけていることはなんですか?
とにかくやり始める、ということです。少し気分が乗らないな、と思っても、日課であれば、案外取り組めます。取り組み始める前が一番辛いんですよね。始めてしまえばこっちのもんです。
―では、今年2015年の目標はなんでしょうか?
そうですね…スピーキング力を伸ばすということでしょうか。身近な言いたいことをもっとスムーズに言えるようにしたいです。
TOEIC のリスニングとリーディングの素材をアウトプットの観点から見直す、ということもしていきたいですね。
―スピーキング力を伸ばすおすすめ学習法などありますか?
TOEIC SW(TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト)はスピーキング力を伸ばすのに良いと思います。場面描写する力をつけたり、突発的な会話に対応したりするのに必要な力がつきますね。
スピーキング練習って、リーディングやリスニングとは違って一人でやるのは結構大変ですよね。そこで、今、不定期ではありますが、仲間内でスピーキングのゆるい集まりをやっているんです。各グループに分かれて練習をして、他の人がフィードバックをするという形で行っています。
―実は私もそんなクラブ活動を開催しているんです!やっぱりスピーキング練習にはグループ学習が良いですよね。
☆porporさん監修の本『英語学習手帳』の活用法について☆
―ではporporさんが監修された『英語学習手帳』についても教えてください。これはどんな風に使ってもらいたいですか?
絶対読んでいただきたいのが、序文の「自分探し」の項目です。私はTOEICを通して自分と向き合うことの大切さを知りました。皆さんにも、いきなり英語力アップを考えるのではなく、まず自分と向き合うことから始めていただきたいと思います。
それから、スケジュール欄に自分の英語学習を記録していってください。
―やっぱり学習記録をつけるのは大事なんでしょうか。
そうですね。学習記録をつけるってものすごく大切なことだと自分の経験上実感しています。予定管理の意味合いだけでなく、モチベーションに大きく繋がるものです。ひと目みて一週間分の予定や過去の記録に目を通せたり、今までのページを見返して自分がどれだけやってきたかが分かったりすると自信にもつながりますしね。だから、私は手帳での管理をおすすめします。
―なるほど。手帳だから見やすくすぐ書き込める見返せる点もいいですね!
はい。それに、学生や社会人ですと、突発的に何か予定が入ってしまう時もあると思うので予定を前後させたり、日を改めたりするときもあるでしょう。その時も、自分の頭のなかで予定変更をするのではなく、やはりぱっと開いて見やすく、予定の入れ替えもひと目でわかる手帳で英語学習スケジュールを管理するといいと思いますよ。
▲porporさんご自身の英語学習手帳(Weeklyページ)の使い方見本
☆schoo(スクー)の連続講座「TOEIC学習のプロが教える、3カ月で600点を目指す超特訓」について☆
―この講座はどんな方におすすめですか?
600点間近の方ももちろんですが、特に、TOEICをまだ受験したことがない方や、まだスコアを伸ばしていない300~400点くらいの方にもおすすめです。
―全部で12コマあるこの講座ですが、やはり全部見たほうがいいですか?
もちろん全部を見ていただくのが一番理想的ではありますが、必須の授業を選ぶとしたら、まずは第1回目の授業ですね。
第1回目の授業で、皆さんにいくつか大事な問いかけをしています。それを見ていただいて、「よしっ!やるぞっ!」と思った人は、Part 1からでも、自分の苦手なパートの授業からでも、好きな順番でご覧いただくといいでしょう。
もし、第1回目の授業を見て、「よし!がんばろう!」ではなく、「私は英語に対して甘かったな」と怯んでしまったら、他の授業はまだ見ないほうがいいと思うんです。
―え!それはなぜでしょうか?
厳しい言い方になってしまいますが、英語学習ってそんな簡単なものではないんです。ひとつの言語を習得するのですから、あっという間に身につくわけではありません。日々試行錯誤して、努力をたくさん重ねた結果、身についていくものなので、明確な目標がなかったり、なんとなく英語をやり直したい、できるようになりたいという方は、今一度冷静になって、本当に英語を学びたいか、習得したいのか考えてみるといいでしょう。
―自分が英語を学ぶ意味や目標がハッキリ持てていれば大丈夫ですか?
はい、そうですね。人生生きている中で、英語以外のことに楽しく時間を使うことももちろんできますよね。その中で、あえて英語に時間を割くことを選ぶわけです。明確な目標がある方でしたら、英語学習が継続していけるのではないでしょうか。
なので、覚悟を決めたなら飛び込んできてください。一度「やるぞ!」と決めたのなら私はしっかりサポートします!
―心強いですね!質問や疑問はporporさんに直接聞いても良いんですか?
もちろんです。わからないことや質問・疑問、ささいな事でも構いませんので、私のブログにコメントを頂いたり、ブログページ内にある問い合わせ欄にメッセージを下さってもいいです。Twitterをやっている方はそちらで声をかけてくれても構いません。
どんどん私を利用して英語力を伸ばして欲しいです。私を踏み台にしてどんどん追い抜いていって欲しいです。そうなることがイチ英語指導者としての私の本望なんですね。もちろんイチ英語学習者として自分も成長し続けるつもりなので、追い抜かれる気は毛頭ありませんが(笑)。
☆schoo(スクー)の3月末からの4回連続新講座「TOEICでよく出る英文法」について☆
間もなく始まるporporさんのschoo(スクー)の新講座、全4回の「TOEICでよく出る英文法」についてもお伺いしたいと思います!
https://schoo.jp/class/2078
1限目:TOEICでよく出る英文法 - <英語の骨組み(主語+動詞)>を見抜く
2015年3月28日(土)15:30~生放送
2限目:TOEICでよく出る英文法 - <品詞>を知る [PART 1]
2015年4月4日(土)15:30~生放送
3限目:TOEICでよく出る英文法 - <品詞>を知る [PART 2]
2015年4月11日(土)15:30~生放送
4限目:TOEICでよく出る英文法 - <つなぐ言葉>を知る
2015年4月18日(土)15:30~生放送
―こちらの新講座はどんな内容になる予定ですか?
内容はTOEICに沿った進行にはなりますが、TOEIC受験を現在は考えていなくても、英語をやり直したい方に見てもらいたい内容です。この授業を見ていただければ、英文法の基礎が身につき、TOEIC Part5の力も伸びます。楽しみにしていて下さい!
―「英語の骨組み(主語+動詞)を見抜く」「品詞を知る」「つなぐ言葉を知る」など、本当にどれも大事なことばかりですね!楽しみにしております!!
以上、porporさんのインタビューをお届けしました!
充実した盛り沢山な内容のインタビューでしたが、特に、ただがむしゃらに英語学習本やタスクをこなすのではなく、英語学習を通じて自己分析するということが大切なんだな、ということが分かりました!
ぜひ皆さんも、このインタビューを参考に、自分にとっての英語学習の意味を考えること、そして目標設定と振り返り、英語学習手帳を使ったスケジュール管理など、してみてくださいね!
porporさん、素敵なお話をありがとうございました!