映画やドラマで英語フレーズを楽しく覚えるには
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最終更新日:2014/01/12
今日は私のオススメ英語学習法の一つ、「映画やドラマを使って英語フレーズを楽しく覚える方法」のご紹介です。
映画やドラマを使って英語を学ぶという方法は、数年前に、国産バイリンガルの有子山博美さん(ROMYさん)のサイトで見つけました。
ROMYさんの「洋画・海外ドラマDVD学習法」
これは楽しそうだし効果がありそう!と思って、すぐに超字幕のソフトをいくつか買い、始めようとしたのですが、実は地道な努力というのがちょっと苦手な私は、映画を見ながらフレーズをExcelに書き溜めていったり、分からない単語を英辞郎で調べたり、という緻密なことが続けられず、ただ、好きな映画やドラマを観て、気に入ったフレーズに出会ったら、そこだけ巻き戻して何度か聞きながら、オーバーラッピング(字幕を観ながら一緒に言う)、シャドーイング(字幕を観ないで少し後を追いかけて言う)をするだけ、という自分流の楽な方法に切り替えました。
でも、それだけでも、十分効果が感じられたのです。一度口に出して練習したフレーズは、かなりスムーズに使えるようになりました。同じようなシチュエーションに出会ったときに、練習したときと同じような言い方やトーンで、とっさに言える、という経験を何度もしたのです。
私が使っていたのは、シリーズもののドラマの「OC」や「デスパレートな妻たち」ですが、自分が好きなものなら、何でも良いと思います。映画でもドラマでも。とにかく内容が面白くて飽きないもの、真似したいと思えるフレーズがたくさん出てくるものがオススメです。
音だけを聞いて、または文章だけを読んで、フレーズを暗記するより、こちらのほうが絶対に効果があがります。映画やドラマを使うと、使えるシチュエーションや、発音、イントネーション、表情なども含めてまるごと覚えてしまえるので、ナチュラルな使い方を身につけられるのです。
練習のときは、何度も聞いて、何度も口に出すこと、しかも、その状況をリアルに思い浮かべながら、気持ちも込めて言ってみる、というのがポイントです。恥ずかしがらずに、なりきりましょう!
今、この方法をグループでやってみたいと思い、ジブリの「耳をすませば」の英語版DVDを使って英語フレーズを学ぶサークルを開催しています。
チャプターごとに進めているのですが、参加者が各自好きなフレーズを紹介して、それを皆でたくさん口に出して練習する、ということをしています。グループでやると一人よりも楽しく続けられますし、色々そのフレーズについて会話をするので印象にも残ります。また、自分が気になったフレーズだけではなくて、他の人の紹介してくれたフレーズがとても面白かったりして、新しい発見がたくさんあります。
今日は、女の子たちが保健室でお弁当を食べながらカントリーロードを歌うシーンや、雫が杉村に神社で告白されるシーンの会話を練習したのですが、楽しく歌ってみたり、ドキドキしながら告白のフレーズを練習したり、一緒に感情が動くと、印象に残って覚えられる気がします。また、スムーズに会話ができると、それだけで嬉しくて盛り上がれるのも、グループでやる醍醐味ですね。
今日だけでも10個以上、使ってみたいフレーズが自分の中に入ってきて、いつこれを使えるかと思うとワクワクしています。ちなみに、覚えたらなるべく早く使えそうな場面を探して使ってみる、というのもポイントです。
今日、私が使ってみようと思ったフレーズの1位はこちら!
"Why don't you spell it out for me?"
「はっきり言ってよ!」という杉村のセリフです。丁寧に言うなら、Could you spell it out for me? (分かりやすく説明していただけますか?)ですね。
こういう英語サークルが日本中にどんどんできて、楽しく英語を身につけられる人が増えていくと良いなーと思っています。もし、同じようなサークルを始めたい!という方がいらっしゃればご連絡くださいね。詳しい進め方など、ご相談に乗りますので。
Enjoy learning English!!
タニケイ