「英語を本気でモノにするスピーチ朗唱法 Barack Obama The Audacity of Hope編」Part3出版!
公開日:
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最終更新日:2014/01/29
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
実は私は、英語学習コーチであるとともに、電子書籍の出版をしているプチ・レトルのメンバーでもあります。
そして、本日プチ・レトルより、私たちが通う英語学校FORWARDの代表、石渡誠先生の「英語を本気でモノにするスピーチ朗唱法 Barack Obama The Audacity of Hope編 Part3」が発売されました!
電子書籍ですので、すぐに買って読めます!Kindle端末だけでなく、スマホやiPad, その他タブレットなどでも読むことができます!!(参考:Kindleの電子書籍をスマホで読む方法)
「英語を本気でモノにするスピーチ朗唱法 Barack Obama The Audacity of Hope編」とは?
この本は、2004年民主党党大会でのオバマのスピーチを題材に、「朗唱」(Recitation)の練習をしていくための実践練習本です。このスピーチは全部で16分ほどありますが、それを5冊に分けて、発音練習で気をつけるべきポイントなども丁寧に解説されています。
Part3では、以下の動画の08:05〜11:10の範囲を練習していきます。
この部分では、オバマはジョン・ケリーの経歴や業績に触れ、大統領候補としてケリーがいかにふさわしいかを語りつつ、一人の若い兵士の名前を出して、戦地に派兵される人々やその家族に思いを寄せ、聴衆の気持ちを揺さぶり、さらに力強くリズミカルなクライマックスにより聴衆のボルテージを上げていっています。
この2004年の民主党党大会での基調演説は、オバマを全米で一躍有名にしたスピーチですが、このPart3の最後のクライマックスの部分は、その中でも聴衆が盛り上がっている箇所です。ぜひ、動画を見てみてくださいね!
朗唱とは?
石渡誠先生によると、「朗唱」=「英語脳を構築するためのステップ」!
USTREAM「第12回 石渡誠のオネストリー・スピーキング 朗唱について」
(20分あたりから「朗唱とは?」について石渡先生が語られています)
Video streaming by Ustream
「聞いたものを真似る。それも、何度も繰り返し繰り返し真似る。あまり分解して考えない。それよりも、歌のように楽しいと思いながら、口に出して、そのうちにその言葉が言えるようになり、聞けるようになる。そして、言うときに相手にどう響いているのかを楽しみながら話す。そのときは、発音も話し方も大事。」(USTREAMより)
それが「朗唱」なのです。
英語学校FORWARDでは、このような有名なスピーチの朗唱を練習することが必修となっていて、定期的に朗唱コンテストもあります。
私も、FORWARDに入学してから、最初の1年半はスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学のスピーチの朗唱を練習。そしてこの半年くらいはオバマのスピーチを練習しています。朗唱を練習し始めて半年くらいして、先生の言う「暗唱」と「朗唱」の違いが分かり始めました。
そして、朗唱を練習して自分のものにした言葉は、子供が繰り返し聞いて、口に出してだんだん覚えた言葉と同じように、自分の母国語のようになるのです。まさに言葉を覚えるプロセスなんだな〜と実感しています。
そして、とにかくたくさん聞いて、真似をして、口に出して練習するのは楽しいのです!
朗唱どころか、普通の暗唱も、英語学習に取り入れている人はそれほど多くないと思いますが、朗唱は本当におすすめの英語トレーニング法です。
みなさんも、一緒に「朗唱」しませんか?
Part3の特徴
今回のPart3から、本の構成を少し変更させていただきました。
まず、各Paragraphごとに、以下の5つの項があります。
・Paragraphの位置づけ
・練習してみよう
・表現・フレーズ
・スピーチ・テクニック
・ビデオを観て応用練習しよう
Part1, Part2との対比は以下の通りです。
・Paragraphの位置づけ(以前のConsiderの一部)
・練習してみよう(以前のCut,Connectに対応)
・表現・フレーズ(以前のConsiderの一部)
・スピーチ・テクニック(以前のConsiderの一部)
・ビデオを観て応用練習しよう(以前と同じ:スペシャルレクチャービデオと石渡先生の見本動画)
細かい単位で「Cut練習」をする際の発音練習のポイントは後ろにまとめています。一部、サンプルをお見せしますね!
サンプル:Paragraph1の「練習してみよう」
次に、このParagraphを以下のように細かく分けながら文章ごとに練習していきます。発音など練習すべきポイントを確認したいときには、文章をクリックしてください。
[Paragraph1]
(1) John Kerry understands the ideals of community, faith, and service / because they’ve defined his life.
音声再生(音声ファイル:04.Paragraph1_1.mp3)(2) From his heroic service to Vietnam / to his years as a prosecutor and lieutenant governor, / through two decades in the United States Senate, / he has devoted himself to this country.
音声再生(音声ファイル:05.Paragraph1_2.mp3)(3) Again and again, / we’ve seen him make tough choices / when easier ones were available.
音声再生(音声ファイル:06.Paragraph1_3.mp3)(4) His values and his record affirm what is best in us.
音声再生(音声ファイル:07.Paragraph1_4.mp3)
基本はこのように、センテンスごとに練習できるようにしていますが、もっと細かい単位("/"で区切られている単位)で発音練習をしたい場合には、その部分をクリックすると、「発音練習のポイント」のページに飛びます。
「発音練習のポイント」ページ:
[Paragraph1] - (1) - a
John Kerry understands the ideals of community, faith, and service
[ dʒɑn kéri ʌ`ndərstǽndz ði aidíːəlz əv kəmjúːnəti féiθ ənd sə'ːrvis ]<練習のポイント>
○発音・強調・イントネーション
・John [dʒɑn] は、日本語の発音の「ジョン」ではありません。oの発音は [ ɑ ] です。・Kerryの [ r ] の音に注意しましょう。[ r ] は唇と舌の形を意識すると上手く発音できるようになります。唇は軽く突き出して「ウ」の形にします。舌は船の底のような形になるように、舌先と舌の両端を少し持ち上げてみてください。
・understandsの [ʌ`ndərstǽndz] のu [ ʌ ], er [ər] , a [ǽ] の音は3つとも違う音です。standsのa [ ǽ ] を発音するときには、しっかりあごを落とします。
・understands the ideal [ʌ`ndərstǽndz ði aidíːəl] はunderstandsの最後のs [ z ] をはっきり発音してから、次のthe [ði]を発音しましょう。
・idealsの発音は「アイディール」ではなく、ide / als [aidíː / əlz] のように分けて練習してから、つなげてスムーズに言えるように練習してみてください。als [əlz] のa [ ə ] の音は曖昧音と呼ばれる弱い音で l は舌先が上歯茎の裏にしっかりと触れるようにしましょう。
・community [kəmjúːnəti] のo [ ə ] は弱く発音し、mu [jú] の部分にアクセントを置いて発音しましょう。
・faith [féiθ] のth [ θ ] は舌先を上下の歯で軽く噛み、舌先から少し息が漏れるくらいで、ほとんど音は聞こえないくらいで構いません。
・service [sə'ːrvis] のer [ə'ːr] は、唇は軽く突き出して口は開かず発音してみてください。
といった形になっています。
もちろん、11章を使って、全部の「発音練習のポイント」を続けて読んで頂くことも可能です。
ぜひ、ご自分の使い方に合わせて、活用してくださいね!
Enjoy Learning English☆
タニケイ