ミホさんのフィリピン留学体験レポート 〜文法やり直しで英語上達!〜 | Enjoy Learning English!!

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ミホさんのフィリピン留学体験レポート 〜文法やり直しで英語上達!〜

公開日: : 最終更新日:2016/02/26

こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!

仕事をしながらだとなかなか英語学習に集中できない。どこかで英語漬けになりたい!集中して英語を学びたい!ということで、『フィリピン留学』に興味がある方も多いのではないかと思います。

そこで、これからフィリピン留学の経験がある方に体験談をお聞きして、このブログでインタビューレポートを掲載させていただきます☆フィリピン留学に興味がある方、検討中の方は、ぜひ参考にしてください!

お一人目は、私と同じ英語学校FORWARDに通う「ミホさん」です。2011年にフィリピン留学された際の体験談をとても詳しくお話頂きました。それでは、どうぞ!

ミホさんのフィリピン留学体験レポート

フィリピン留学を決めたきっかけ

タニケイ:まず、ミホさんがフィリピン留学に行くことにしたきっかけは何だったんですか?
 
ミホさん:当時、Amazonに勤務していて、オフィスに外国の方は何人かいたんですが、皆さん日本語は喋れるし、日本にいるとき直接英語が必要になることはありませんでした。それでも外資系企業ということで英語に触れる環境にはあったので、せっかく外国の方が周りにいるならもっとしゃべれるようになりたい!と思ったのです。

その頃オンライン英会話のレアジョブをやっていて、フィリピンの先生たちと話していると楽しかったのですが、半年ほど続けているうちに、自分が正しく話せているのかわからなくなってきました。文法も頼めば直してくれるけれども、先生次第のところがありました。

英会話教室に行ってみたりもしましたが、あまり効果はなく。せっかく英語に触れる機会はあるのに使えない、学校で習っているはずなのに使えない、というジレンマに陥ってしまって……

中途半端に高いお金を払って英会話教室に行くよりは、いっそのこと留学に行ってしまえ!と思いました。まずどこかに留学しようと決めて、レアジョブでフィリピンの方の感じが良かったことと、値段が他の国より安かったことから、フィリピンなら大丈夫だろう、と思って行くことにしました。

周りの人に話したら、フィリピン人数人と話しただけで、その国に行ったわけではないのに無謀だ、と言われたんですが、レッスンも、食事も、そのほか宿泊、掃除、洗濯、全部込みで1ヶ月10万円で行けると知って。結果的には、2011年の4月?5月に2ヶ月滞在しました。

フィリピン留学の学校・滞在先・滞在期間の選び方

タニケイ:フィリピンのどこに留学されたんですか?

ミホさん:Bacolod(バコロド)という町の、e-Roomという学校です。日本人にはあまり有名ではない町ですが、わりと大きい町です。

タニケイ:2ヶ月滞在されたということですが、長さはいかがでしたか?

ミホさん:文法を学ぶなら、おすすめは3ヶ月です。値段のことを考えると、どうしても往復の交通費がかかってしまうので、短い期間ちょっと行くだけではもったいない、というのが一つ。あと私は自分が正しい文法で話せているかどうかわからず、文法メインで学びたかったのですが、分厚いテキストをやるには2ヶ月だと駆け足になってしまって、しっかり定着させるというところまではいかなかったからです。

文法は2人の先生に毎日2時間教わったのですが、テキストを終わらせるので精一杯で、あと1ヶ月あればもう少しゆっくり教えてもらえたし、自分でも練習できたかなと思います。

タニケイ:2ヶ月間、会社は休まれたんですか?ご家族はどうされたんですか?

ミホさん:ちょうど会社を変わるタイミングでしたし、子供は同居している両親に預けて行きました。そして、子供の運動会の前日に日本に帰ってきました。

タニケイ:それは大切なイベントですね!ミホさんがフィリピンの中でもBacolodを選んだのにはなにか理由があったのですか?

ミホさん:マニラとかセブと比べてマンツーマンの授業が安かったからです。それに、私が行ったところは宿泊するホテルの1階に学校があって、治安が良さそうでした。

その学校で当時コーディネーターをしていた日本人女性、Ayakaさんが学校に関するブログを書いていて、事前に色々な情報を得られたのも安心感がありました。

Ayakaさんのブログ(今は別の学校のコーディネーターをされています)

フィリピンの学校は韓国系の経営がほとんどで、その学校も70人の生徒のうち10人が日本人、あとはほとんど韓国人、という感じでした。日本人だとコミュニケーションが難しいときがあったので、Ayakaさんがいらっしゃって頼りになりました。彼女も半分働きながら半分学んでいました。彼女自身がフィリピン留学に行った時に日本人マネージャーの募集があって、フィリピンで働き始めたそうです。空港までのお迎えや部屋の水漏れなどちょっとしたことでも対応してくれましたし、マンツーマンレッスンの時にカリキュラムに合った教科書を選ぶのを手伝ってもらったりもしました。おかげで、効率的に勉強できました。とても気遣いのできる方で、そういう方がいてくれたのは大きかったです。

タニケイ:それは安心ですね。生活の面でも最初は不安がありますしね。

フィリピン留学のカリキュラム・授業について

タニケイ:それでは、授業について伺いたいと思います。カリキュラムはどのように組まれるんですか?

ミホさん:最初に英語力を測る筆記テスト1時間と先生とのカウンセリング10分位がありました。カウンセリングでは学んで何をしたいのか、目標はなにか、ということを英語で聞かれました。それを元に、カリキュラム、テキスト、先生が決められました。時間割のようなものですね。

タニケイ:ミホさんのカリキュラムはどのような感じでしたか?

ミホさん:マンツーマンが5コマとグループワークが1コマが基本で、カリキュラムは文法、会話、リーディング、ボキャブラリー、イディオムなどです。グループワークは私の入ったところは韓国人の男性2人と私に、先生1人でした。

基本は毎日カリキュラム通りの授業があって、朝9時から夕方5時の間に50分レッスンを6コマ、休憩を挟みつつ行うという感じで、授業は月曜から金曜、たまに土曜日にMake-upという振替が入ることがありました。

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授業のスケジュール

私は会話の授業を一コマ文法に代えてもらって、文法とボキャブラリーを中心に学びました。ボキャブラリーの授業では単語集があって、掲載されている単語を使った文章を書いていき、最後にテストをやってもらうという感じでした。テストは必須なわけではなく、お願いしてやってもらっていました。

文法の方は単元ごとにテストがありました。文法は日本で習ってきたものとは違い、ニュアンスも教えてもらえたし、より深く学べました。be going toとwillのニュアンスの違い、といったものもありましたし、あとは、aとtheの違いだけでなんと6セクションくらいもありました!後で映画の英語を聞いて、習ったとおりだ!と驚きましたね。テキストは有名なGrammar in Use Intermediateをコピーして製本したものを使っていました(笑)。

タニケイ:授業以外のイベントなどもあったのですか?

ミホさん:ディベートのイベントに参加して、Sex Education(性教育)というトピックについて意見を言い合ったりもしました。ディベートは意見を戦わせるというイメージがあったんですが、ゲームのようで面白かったです。トピックを決め、くじ引きで誰が賛成・反対になるかを決め、情報をインターネットから調べて、Conservativeなど決められた視点で意見を言い、質疑応答、というのをすべて制限時間に行う、という流れでした。韓国人の生徒たちとも知りあえ、サポートしてくれた先生との人脈も広がりました。

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ディベートの写真(友達が作ってくれた思い出のアルバムから)

気になるフィリピン留学での英語の上達具合は・・・?

タニケイ:英語の上達具合はどうでしたか?

ミホさん:文法が大きく伸びました。帰ってきてからTOEICを1年ぶりに受けたら200点位上がっていました!これはフィリピン留学のお陰です。

タニケイ:すごい。それは明らかですね!文法以外はいかがでしたか?

ミホさん:日記を書くといいと言われて、毎日書いて持って行ってチェックしてもらいました。日記はa、theの間違いをたくさん指摘され、書いていくうちにそれらを使う際の違和感がなくなっていきました。

タニケイ:授業では宿題も出るんですか?

ミホさん:宿題は毎日出て、結構大変でした。

タニケイ:他の生徒との交流はどうでしたか?

ミホさん:授業は基本先生とのマンツーマンですが、イベントなどで一緒になったりして他の生徒たちとも仲良くなりました。日本人同士だと日本語を話してしまいがちですが、なるべく英語を話したほうが英語の力は伸びると思います。私は韓国人が同じテーブルにいるときなどは英語を使うようにしていました。

タニケイ:他の生徒の方たちも英語力は伸びていましたか?

ミホさん:そうですね。一度驚いたことがあって、グループワークの韓国人の男の子が最初は全然英語をしゃべれなかったのですが、4日間学校が祭日でお休みの時に、フィリピン人の先生と旅行に行って帰ってきたら、彼の英語が劇的に変わっていたんです!ちゃんと韓国語の語順ではなく英語の語順で話せるようになっていたし、発音、抑揚も良くなっていて、先生たちもみんなすごい上達ぶりだと言っていました。物怖じしない性格もよかったのかもしれませんね。

タニケイ:どのくらいの年代の方が多かったんですか?

ミホさん:全体としては高校生から60歳くらいまで、幅広い年齢層の人たちがいました。韓国人の中には兵役を終えて来た人も多かったです。背が高くてかっこいい男の子も多かったですよ。

フィリピン留学中の生活について

タニケイ:生活はいかがでしたか?

ミホさん:特に大きな問題もなく、概ね快適でした。宿は「ホテル」というよりは、学生寮に近いイメージです。すごくきれい好きな人には厳しいかもしれないですが、私は全然問題ありませんでした。何かあればコーディネーターの女性(Ayakaさん)が対応してくれました。二人部屋で、年が同じでお子さんもいる韓国人がルームメイトだったので、とても過ごしやすかったです。片言の英語で会話しながら、コミュニケーションを取りました。二人で旅行にも行けて楽しめました。その他の生徒たちの中でも、韓国の子たちは情報量が多くて、いろいろ教えてもらいました。

タニケイ:学校が終わった後や、お休みの日の様子はどう過ごしていましたか?

ミホさん:すごく大きく品揃えの豊富なショッピングモールがジプニーという乗合バスで5分位のところにあって、買い物に行ったりしていました。授業がお休みの土日はみんなでバドミントンをしたり、旅行したりもしました。

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楽しかった息抜き旅行

平日は、昼間はひたすら自習室で宿題をしていましたが、宿題が終わったら夕方はホテルのプールで泳いだりしていました。映画もオススメです。100ペソ(当時200円位)~200ペソで安いですし、英語の勉強にもなります。私はパイレーツ・オブ・カビリアンなどを観ました。

タニケイ:フィリピンの人々の人柄は?

ミホさん:魅力的な人、ホスピタリティのある、人を楽しませる気持ちの高い人が多かったですね。歌が好きでそこらじゅうにカラオケボックスがあります。日本より多い!

フィリピン留学に行って良かったこと

タニケイ:フィリピン留学に行って良かったと思うことは何ですか?

ミホさん:先生たちや韓国人の生徒たちとのつながりができたことが大きいです。フィリピンでは日本よりも先にFacebookが一般的になっていて、先生たちとFacebook友達になれたので、帰ってきても先生たちとのやりとりが続いています。そのため、帰ってきてからはFacebookを英語で書くようになりました。

タニケイ:フィリピン留学に行ってみようか迷ってる人に、何かアドバイスをするとしたら?

ミホさん:「とにかく、行ってみよう!」ですね。

短期間ならセブなどのほうがおすすめです。 飛行機が1日に何便か出ているので。私が行ったところは便が少なく少し交通費は割高です。ただマニラ・セブのような都会は少し治安が心配な場所もあるという話を聞きます。どこへ行くのも注意は必要ですね。

私はフィリピン留学に行ってみて、特に文法に関して、「日本人が学校で学ぶ英語で習っていないことがたくさんある!」と思いました。それを学ぶことによって文章を書きやすくなったり映画のセリフを聞きやすくなったりしました。世界の人たちが学んでいる方法やテキストで英語を学びなおす、というのは意味があると思います。

タニケイ:フィリピンに行くまでにやっておいたほうがいいことはありますか?

ミホさん:向こうでは文法も英語ですべて教えてもらうことになるので、行く前に、最低限の文法用語を英語で覚えておいたほうが得られるものが大きいと思います。

タニケイ:たしかに!文法用語を英語で何て言うか、知らないもの多いですね。最後に、フィリピン留学にはまた行きたいですか?

ミホさん:そうですね。実は同年(2011年)の8月、夏休み最後の2週間に子供2人を連れて、同じ街にホームステイに行きました。子供たちも楽しんでいましたし、Skypeで話していたフィリピン人の先生にも会うことができましたし、素敵な滞在になりました。また機会があれば行きたいと思っています。

タニケイ:私も行ってみたくなりました!ミホさん、ありがとうございました!

~インタビュー終わり~

ミホさんから思い出の素敵なお写真もお借りしました☆

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Skype越しに話していた先生と初めて対面した子供たち

thanks
思い出いっぱいのフィリピン留学になりました

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美容院にチャレンジ!できあがりは満足でした。料金は200ペソ(当時400円位)!

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韓国人のルームメイトとネイルサロンも楽しんでしまいました?

タニケイコメント

ミホさんのフィリピン留学体験レポート、いかがでしたでしょうか。

ミホさんのお話を伺うまで、私は「フィリピン留学」=「会話練習がメイン」というイメージがありましたが、文法やボキャブラリー、ディスカッションなど、色々な授業が受けられるんですね。

また、受け身ではなく、自分の目的にあった学校を選んで、カリキュラムを積極的に相談して作っていくことが、フィリピン留学を成功させる秘訣だと思いました!

ミホさん、本当にありがとうございました!!

タニケイ

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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