通訳案内士筆記試験受験レポート!自己採点の結果は…?!
公開日:
:
最終更新日:2016/06/17
<追記>以下に紹介している通訳案内士試験の情報は2014年度の情報です。通訳案内士試験の最新情報は、2016年6月に出版した『通訳案内士のすべてがわかる本』をお読みください☆
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
昨日、通訳案内士の筆記試験(1次試験)を受験してきました。
こちらにも書きましたが、今年から導入されたTOEICスコアによる免除基準により、私は午前中の英語は免除だったので、午後2時からの地理・歴史・一般常識の3科目を受験しに、早めにお昼頃会場に着きました。
会場は日大理工学部船橋キャンパスでした。東葉高速線の日大船橋駅を降りるとすぐにキャンパスの入り口があり、広い敷地内ではすでにたくさんの受験者が勉強しながらお昼を食べていました。
今年1月に通訳案内士合格を今年の抱負として発表させていただき、通訳案内士受験に興味のある方たちと一緒にグループを作って、Facebook上で情報交換をしたり、ワークショップや勉強会をしながら、準備をしてきました。
といっても、実際には6月末頃まで、なかなか本格的な試験勉強に手がつけられず、まずは過去問を分析することにしました。6月末に1週間ほどかけて3科目の過去問を分析し、一番対策が有効そうな日本史を、文化史に絞って覚えることにしました。
そのときに役立ったのがこちら!
zuknowは暗記帳アプリですが、暗記帳に写真が入れられたり、グループを作って暗記帳をシェアできたりして、とても使いやすいのです。このzuknowを使って、文化史の中でも過去問に出たものと出題されそうなものを覚えていきました。覚えたのは、来日外国人、仏教、絵画、歴史書、建築物、文学、学問、仏像の8ジャンルです。また、地理については地図記号が必ず出るので、地図記号だけzuknowで暗記帳を作りました。
暗記帳を作り始めたのが7月末、それから8月24日の試験まで、少しずつスキマ時間を使いながら、暗記していきました。特に直前1週間は、zuknowで(1)順番に解く、(2)順番をランダムにして解く、(3)クイズモードで解く、を繰り返して、だんだん記憶に定着させていきました。
特徴のある絵画などは覚えやすかったのですが、仏像や建物は、最初全部一緒に見えて、全然見分けがつきませんでした。でも、何度も見ているうちに細かい点に違いがあること、それぞれに特徴があることが分かってきて、だんだん親しみが湧くとともに、見分けられるようになっていきました。
この暗記帳の本番での効果はどうだったかというと...
地理では、5問・15点分が暗記した内容から答えられました!
・観光問題:東大寺大仏殿の写真を見て「興福寺」という誤り記述を見つける&所在地を答える(6点)
・地図問題:地図記号に関連する問題が3問出題(お墓、桑畑、針葉樹林)(9点)
日本史では、9問・28点分が暗記した内容から答えられました!
・藤原定家が撰者をつとめた勅撰和歌集=『新古今和歌集』(3点)
・常陸・出雲・播磨・豊後・肥前の五カ国の地誌=『風土記』(3点)
・松尾芭蕉『野ざらし紀行』(3点)
・新井白石『折たく柴の記』(3点)
・有島武郎『或る女』(3点)
・狩野山楽『牡丹図』(3点)
・空也上人像 - 六波羅蜜寺(4点)
・黒き猫 - 菱田春草(4点)
・(外国人設計者)コンドル(2点)
まさか自分が、「大仏殿」を写真で見分けられるようになるとは、半年前には思いもしませんでした...。人間やればできるものだな〜と、我がことながら、人間の可能性の大きさというものを実感してしまいました。
zuknowについては、ヘビーユーザーとしてインタビューを受けましたので、詳しい使い方など、こちらで語っています。
【ユーザー事例】英語学習コーチのタニケイさんが勧める英語勉強方法
ちなみに、一般常識は幅広く出題されるので、対策には迷いましたが、直前に見つけたこちらの本と、観光白書だけを使いました。
観光白書はこちら
この時事用語の本は、小さくて薄くて読みやすいのですが、中身も結構しっかりしています。分かりやすくポイントを押さえていて、ちょっとしたクイズもついていて、内容が頭に入りやすかったのです。
この本を読んでいたから答えられた問題が少なくとも4問ありました!
・FRB議長:ジャネット・イエレン
・EUに2013年に加盟した国:クロアチア
・日本版NSCのメンバーに含まれていないのは:国家公安委員長
・薬のネット販売解禁
また観光白書からは、以下の3問が出て、いずれも正解できました!
・2003年の訪日外客数:500万人台前半
・訪日第2位:台湾
・2013年にビザ免除:タイ
ということで、暗記帳や本で覚えた以外は、かなり勘に頼った部分も大きかったのですが、自己採点の結果、なんとか次の口述試験に進めそうです!
口述試験では、英語で日本を語ることになります。まさにガイドとしてのコミュニケーション力が問われます。通訳案内士試験を受けることを通じて、英語で日本の魅力を語れるようになりたい、というのが元々この試験を受けようと思ったときの想いでしたので、口述試験こそ、楽しみながら準備をしていきたいと思います。
Enjoy Learning English☆
タニケイ