大人のためのホントに使える英文法:otherとanotherのちがい
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こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
「英文法なんて嫌い!」と言わずに、実際英語を話すときもやっぱり知っておいたほうがよい「大人のためのホントに使える英文法」を実際の例をまじえながら、楽しく学びましょう〜☆
ぜひ、英文を口に出して読んだり、自分の身近な例でフレーズを作ったりしながら、練習してみてくださいね。
第1回の「大人のためのホントに使える英文法:AllとEveryのちがい」はこちら
今日のテーマはこちらです!
otherとanotherのちがい
otherとanother、しっかり使い分けて話せていますか?
私は特に、"the other"と"another"が、最近まできちんと使い分けられませんでした。
たとえば、一つの案について議論し終わって、「それでは、もう一つの案についてディスカッションしましょう」と言いたいときに、「あれ、the otherだっけ?anotherだっけ?」と迷ったりしていました。
そこで、ちょっと英文法の本を出して復習してみました。
使ったのは、「新TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」です。この本は、5日間でTOEICに必要な英文法を復習するようになっているのですが、Day3の「代名詞」の章で、otherとanotherの判別についての説明がありました。
以下、本の説明を引用させていただきます。
1. another:(不特定多数ある物の中の)ほかのどれか1つ
If other plan fails, you should try another (one).
(1つの計画が失敗した場合は、ほかを試してみるべきだ)2. others:(不特定多数ある物の中の)ほかの複数のもの
If one plan fails, you should try others(other plans).
(1つの計画が失敗した場合は、ほかをいくつか試してみるべきだ)3. the others:3つ以上の特定の数が与えられているときの残りのすべて
If one of the four plans fails, you should try the others.
(もし4つの計画のうちの1つが失敗した場合は、ほかを全部試してみるべきだ)4. the other:2つ以上の特定の数が与えられているときの最後の1つ
If one of the four plans fails, you should try another, then another and the the other.
(もし4つの計画の1つが失敗した場合は、もう1つ、それからもう1つ、そして、残りの1つを試してみるべきだ)
なるほど...! わかりやすいですね。
しっかりイメージができていないと、とっさに言おうとしたときに、どちらを使えばいいか分からなくなりますよね。また、the other, the others, others も、しっかり使い分けたいところです。
例文で使い分けてみよう
私が迷った例、「もう一つの案を議論しましょう」だったら、こんな風に使い分けるといいですね。
(1) Let's discuss the other.
(もう一つの方の案を議論しましょう)
*案が二つある場合に、もう一つの案について議論したいときに使う。(2) Let's discuss another.
(ほかの案を議論しましょう)
*案がほかにもいくつかある中から、どれか一つについて議論したいときに使う。(3) Let's discuss the others.
(ほかの全部の案を議論しましょう)
*既に話に出てきている案のうち、ほかの案を全部議論したいときに使う。(4) Let's discuss others.
(ほかの案を議論しましょう)
*全体が特定されておらず、ほかの案をいくつか議論したいときに使う。
また、another = "an other" なので、複数のものをさすときには、anotherは使わない、と覚えておくと良いですね!
ぜひみなさんも、身近なシチュエーションで例文を作ってみてください。
いかがでしょうか。もう使い分けられそうですか?
確認クイズ
それでは、ひとつ、問題です。
今日は天候が悪いので、1つ予定をキャンセルすることにしました。他にも2つ予定が入っていますが、「その他の予定についてどうするのか、いま迷っているところなの」と言いたいとき。
I'm wondering if I should cancel ( ).
( )の中に入るのは、次のうちどれでしょう?
1. others
2. the other
3. the others
4. another
答えは
⬇
⬇
⬇
⬇
⬇
3. the others
ですね。
I'm wondering if I should cancel the others.
キャンセルするか迷っているのは「特定の2つ」なので、the others となりますね。
今日の英文法のポイント「otherとanotherのちがい」
1. another:(不特定多数ある物の中の)ほかのどれか1つ
2. others:(不特定多数ある物の中の)ほかの複数のもの
3. the others:3つ以上の特定の数が与えられているときの残りのすべて
4. the other:2つ以上の特定の数が与えられているときの最後の1つ
ぜひ、otherとanother、たくさん使ってみましょう!!使えば使うほど、慣れていきますよ!
Enjoy Learning English☆
タニケイ