AERA Englishの「筆写トレーニング」をやってみました | Enjoy Learning English!!

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AERA Englishの「筆写トレーニング」をやってみました

公開日: : 最終更新日:2013/12/31

みなさん、こんにちは!英語学習コーチのタニケイです。

今日は、11月に発売された「AERA English 2013 Autumn&Winter」号で紹介されていた、筆写トレーニングをやってみたので、その感想をシェアしますね!

筆写トレーニングのご紹介

この「筆写トレーニング」は、関西学院大学教授の塚田幸光先生のおすすめしている方法だそうで、書きながら音読をします。

大事なのは、音読筆写をする前に、知らないフレーズ、使えそうなフレーズの意味を調べる、というステップをふむこと。

そして、単語単位ではなく、フレーズ単位でかたまりで練習する、というのがポイントです!

英文は好きなものを選んでいいそうですが、このAERA Englishに、30日分の筆写練習帳がついていましたので、その一部を使ってやってみました。

aera-both
こんな風に、左ページの内容を、右ページに書き写していきます。

筆写トレーニングをしてみた感想

・書くと印象に残るので覚えやすい気がする。
・1回書くだけでは定着しないので、繰り返しが必要。
・音読をするのは楽しい。
・ふと気を抜くと、ただ書き写すだけの単調な作業になってしまう危険性がある。
・音読筆写をしながら「イメージをする」ことが大事。イメージがあまり強くもてなかったフレーズは覚えにくい。
・「繰り返し書き写すことで、効果が上がります」と書いてあるが、どのくらい繰り返せばよいかの目安が欲しい。
・TOEICの各パートに対応して問題が用意されていて、リスニングパートは音を聞いてから音読筆写をすると、正しい発音で音読練習もできるので良い!(音声は無料でダウンロードできる)
・「フレーズをCHECK!」という部分は、筆写してすぐではなく、1〜2日おいてから記憶を確かめるつもりでトライするのがおすすめ。

ちなみに、普段ほとんど手書きをしないので、1ページ分書いただけで、指がつりそうになりました...。

筆写トレーニングとの出会い、そして別れ

実は、会社員をしていたとき、「英会話・ぜったい・音読」の千田潤一先生を招いての「使える英語トレーニング」というセミナーが社内であり、そこで初めて、「音読筆写」というトレーニング法を知りました。

大きなセミナー会場で、千田先生のガイドを受けて、社員数百人で一斉に筆写トレーニングを実践しました。客観的に見ると、すごい光景だったと思います。

あまり馴染みのないフレーズを「音読筆写」します。この音読筆写は5回繰り返します。そして、できるだけ速く書きます。

私が参加したときには、You only live once. というフレーズでした。「人生は一度きりだ」という意味です。

このフレーズには、そのとき初めて出会いましたが、「音読筆写」とその後の「繰り返しつぶやき」によって、しっかりと自分の中に刷り込まれ、今でも一瞬で出てくるフレーズになりました。

千田先生は、このトレーニングを色々なフレーズで行うことをおすすめしていて、生徒の方の音読筆写ノートを持ってきて、見せてくれました。しっかりトレーニングをしている人は、実際にTOEICのスコアでも効果を出しているとのことでした。

自分でも体験して、たしかに効果のありそうな方法だ、と思いながらも、私はこのトレーニング方法を取り入れませんでした。それにはいくつかの理由があります。

自分の好きな学習方法や記憶方法のタイプを考えると...

(1)手書きをする習慣があまりなく、書くという作業をすると疲れる。

(2)机に向かってする勉強より、歩きながらとか、寝る直前に横になってでもできるトレーニングのほうが好き。

(3)自分が何かを記憶しやすい方法は、耳で聞く、口を動かす、目で読む、の順番。線やマーカーを引くことはあるが、「書いて覚える」タイプではない。

というわけで、私はタイプが違いましたので、筆写トレーニングとはすぐにサヨナラをしてしまいました。

でも!!書いて覚えるタイプの人や、手書きが好きな人には、この音読筆写トレーニングはおすすめです。

記憶は「繰り返す」ことで定着していくので、覚えたいものがあったら、「繰り返す」ことを意識しましょう。

私もジョブズやオバマのスピーチを暗唱するとき、まずは「繰り返し聞く」「繰り返し口に出す」(リピーティング、オーバーラッピング、シャドーイング)をしています。そうすると、自然に耳と口で覚えていきます。

タニケイ式シャドーイングも、一つの題材を1週間ほどかけて練習するのですが、繰り返し練習をしているうちに、最後の6日目、7日目あたりでは、シャドーイングをしているのか、覚えてしまっているのか分からない状態になります。覚えようと思わなくても、自然に覚えていってしまうのです。

「繰り返し」練習をするためには、自分の向いている学習方法(場所・時間なども含めて)や、記憶方法のタイプを知っておくことがとても大事です。自分に合わない方法を選んでしまうと、繰り返すことが、辛い修行のようになってしまいます。

自分のタイプがよくわからない人は、ぜひ意識して、自分はどういう学習方法が好きなのか、どういう覚え方が向いているのか、意識して見つけてくださいね!

Enjoy Learning English!!

タニケイ

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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