スピーキング練習のススメ:英語を話せるようになる2つの方法 | Enjoy Learning English!!

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スピーキング練習のススメ:英語を話せるようになる2つの方法

公開日: : 最終更新日:2017/05/30

こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!
 
英語を話せるようになりたい!!

と思っているあなた。

実際に、英語を口に出して話す練習をしていますか?

英語を話す練習をせずに、いきなり実践で英語を話そうと思っても、なかなか言葉が出てこないですよね?

頭の引き出しの中に何年間も習ってきた英単語やフレーズがつまっているはずなのに、それをいきなり話そうとすると、引き出しからうまく言葉が出てこない。そしてつなげられない。

それは、「話す」こと自体の練習が不足しているのです。

私は中高時代テニス部に入っていたのですが、上下関係の厳しいクラブで、中学1年生のときには、ほとんど球拾いをしていました。夕方暗くなった頃にようやく、ラケットを持って、素振りをさせてもらうことができました。

素振りを何回もしていると、実際に球を打ってみたときに、ラケットの振り方が分かります。体が覚えているからです。それでも、素振りをするのと、実際に打ってみるのとでは、差があります。

はねるボールをどのくらい後ろで待っていれば、きれいなフォームで打ち返せるのか、それはボールを何回も打ってみないとわかりません。ボールのはね方やスピードも色々ですので、数をこなして、いろいろなパターンに慣れる必要があります。

英語も同じで、実際に口に出して話す練習をしておかないと、いきなりは話せません。そして、色々な人と、色々なバリエーションの会話をしていくと、どんどん対応できる会話の幅が広がっていきます。

実際に話してみて初めて、自分が何が話せないか、ということに気づけます。話せないと気づいたら、その正しい言い方を知って、練習して、話せるようになればいいのです!

テニスのたとえは、英語で言うと

「素振り」 = 「一人スピーキング練習」(ひとりごと、妄想英会話)

「ボールを打つ練習」 = 「ネイティブとの会話練習」

ですね。まずは素振り、そして、実際にボールを打つ練習をしてから、試合にのぞみましょう!!

「一人スピーキング練習」とは?

おすすめは「ひとりごと」を英語で言うことです。私もよくやっているのですが、ひとりごとで、「おなかがすいたなぁ」「今日は何を食べようかな」「もうそろそろ寝ようかな」「明日の予定を確認しておこう」などを英語でつぶやいてみることです。

また、「妄想英会話」もとても効果があります。実際に自分が英語を使いそうなシチュエーションがあれば、リアルにそれを想像してみてください。たとえば、明日会社に行って、周りに誰もいないときに海外から英語の電話がかかってきた、という場面を想像してみましょう。

あなた:「はい。XXXでございます」
電話の声:「Hello!! It's XXXX. Can I talk to Mr.XXX?」
あなた:「Oh... I'm afraid he's not in the office right now. He'll be back in an hour. Could I have your message or ...」

などと、考えられそうな会話を妄想の中で続けてみるのです。

実際にありそうなシチュエーションが見つからなければ、全く架空の設定でも構いません。来月急に海外出張に行って、自分の会社、または部署を代表して、大事な会議に出ることになった。参加者は各国から集まった30名。全員が初対面。まずは30名の前での自己紹介から...といったように、具体的に設定をして、妄想英会話を始めてみてください。

この「一人スピーキング練習」をしておくと、自分が英語で何が言えて何が言えないのか、を予習することができます。そして、練習をするなかで「言えない!」と気づいたことがあれば、どう言えばよいのかを確認してみましょう。

「一人スピーキング練習」は家でも歩きながらでも、どこでもできますし、ちょっとしたスキマ時間を活用してできますので、ぜひやってみてくださいね!

気をつけてほしいポイントは、頭の中で考えるだけではなく、きちんと口に出してみることです。頭で考えるだけだと、少し時間をかければ言えるような気がしてしまいますが、実際口に出そうとすると、すんなり出てこないことが実感できます。そして、実際に口に出して「言い慣れる」「口に馴染ませる」ということが、また意味があるのです。

ネイティブとの会話練習

「一人スピーキング練習」は、テニスの素振りのようなものですが、実際にボールを打つ練習として、ネイティブとの会話もできるだけたくさんしましょう!

日本で英語を身につけようとするとき、ネイティブと英語を話す練習ができる場として、どなたにもぜひ活用していただきたいのが「英会話カフェ」です。

英会話カフェは、通常、1つのテーブルに、1人のネイティブスピーカー(チャットスタッフ)と、日本人数名が一緒に座って、英語で会話をします。1時間あたりの料金が決まっていて、コーヒーやお茶が飲み放題のところが多いです。

そして「予約不要」のところがほとんどですので、ちょっと時間が空いたときに行くことができます。行きつけの英会話カフェをいくつかの場所で持っておくといいですね!

東京都内の英会話カフェの一覧

以下、「英会話カフェのレベル別活用法」です。

☆「英語を話すのがちょっと恐い」英語初級者の場合

英会話カフェは、英語を話すのがちょっと恐い、自分なんかが行って他の人に迷惑をかけないかしら...と思っているような英語初級者の方にこそ、オススメです。「英語の会話を練習する場」として用意されている分、生の英会話実践の場より、英語初級者が利用しやすいのです。

チャットスタッフも慣れていて、こちらのレベルに合わせた話し方をしてくれます。でも、「先生」というわけではないので、わりと生の英会話実践に近いナチュラルな会話を体験できます。

・初級者向けに「ビギナーズテーブル」を用意しているところを選びましょう。
・名前、仕事(学生なら学んでいること)、趣味など、自己紹介を事前に練習してから行ってみましょう。
・わからない言葉が出てきたら、"What's XXX?" で構いませんので、聞いてみましょう。
・聞き取れなかったら、Pardon? Sorry? など、聞き返しましょう。
・会話の中で学んだ言葉があったら、次の機会に使えるように後で練習してみましょう。
・慣れてきたら、「今回はこのフレーズを使ってみる」など、自分で目標を決めて行ってみましょう。

☆「ナチュラルな英語を話せるようになりたい」英語中級者の場合

英会話カフェは、ナチュラルな英語を話せるようになりたい、もっとスムーズに話せるようになりたい、という英語中級者にもオススメです。テストの英語は得意だが、話すことにはあまり慣れておらず、考え過ぎてしまってスピーキングに時間がかかる、という方もここに入ります。

・まずは自分の話しやすい話題で、とにかくたくさん会話のキャッチボールをすることを意識しましょう。
・正しい文法で話すことよりも、「伝える」ことを大事にして話してみましょう。
・教科書的ではない、「自然な言い回し」をたくさん見つけて、真似をして使ってみましょう。

☆「英語力をキープしたい」英語上級者の場合

英会話カフェは、英語力をキープしたい、色々な話題について英語で話したい、という英語上級者にとってもオススメです。色々な国籍のスタッフと、じっくり話ができる場なので、そのスタッフの出身国の文化や習慣について聞いたり、ニュースや関心のあることについて語り合ったりすることもできます。英会話カフェには、留学などの海外経験があって英語力をキープしたい上級者も、多く来ています。

・話題をどんどん広げて、自分の知らない分野の話にもチャレンジしてみましょう。
・チャットスタッフに話すばかりでなく、他の日本人も含めて、楽しくコミュニケーションをしましょう。
・自分が話すばかりではなく、チャットスタッフや他の日本人に、質問をたくさんしてみましょう。

以上、「英会話カフェのレベル別活用法」でした。

東京都内の英会話カフェの一覧

ぜひ、以下の2つを繰り返しながら、試合に備えてくださいね!!

「素振り」 = 「一人スピーキング練習」(ひとりごと、妄想英会話)

「ボールを打つ練習」 = 「ネイティブとの会話練習」

Enjoy Learning English!!

タニケイ

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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