1-1.区のこと、知ってますか?

2015年の4月に全国的に何が行われるか、みなさんご存知ですか?

――統一地方選です。

都道府県や市区町村といった地方自治体の首長や議員を選ぶ選挙が一斉に行われます。
私にとっては初めて選挙権のある統一地方選です。

でも、区って正直よくわからない、と思いませんか?
「区」なんて地名のない県から上京してきた私にとっては、「都」ならまだしも「区」は完全に未知なる領域です。

区議会議員を選んだところで彼らが何をやっているかなんてわからないし、
誰が何か主張しててもそれがどう現実につながっているかわからない、
そもそも区ってイッタイナニ?

そんな疑問を解決すべく、このブログでは区について調査したことを紹介していきます。

東京都23区言えるかな?

「東京都23区」というだけあって、東京には23の区があるのはみなさんご存知かと思います。
ちなみに、みなさんはこの23区、すべて言えますか?

(私は無理でした。笑)

正解はこちら!





千代田区
中央区
港区
新宿区
文京区
台東区
墨田区
江東区
品川区
目黒区
大田区
世田谷区
渋谷区
中野区
杉並区
豊島区
北区
荒川区
板橋区
練馬区
足立区
葛飾区
江戸川区
1-1_23区地図
(以上23区)

ところでこの区の順番、どうやって決まっているかご存知ですか?

これは総務省が定める地方公共団体コードの順番なんですよ。
1-1_23区コード

千代田区を中心に時計回りの順番で番号があてられています。

ちなみに、これは各市区町村に割り振られていて、合併などでその地方公共団体がなくなった場合にも、その番号が別の自治体に付与されることはありません(永久欠番みたいなものですよね!)。そのためコードの順番が飛び飛びになっています。

この地方公共団体コードは都道府県にも割り振られていて、資料等の記載もこの順番になることが多いです。

人口が”少なくて多い”区はどこ?!

毎朝、満員電車に揺られて通勤しているみなさんも大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
23区、東京の中心にというだけあって人がほんとうに多い!
「閑静」と言われるところであっても、私の出身地と比べたら全然閑静じゃないですよ!!!(笑)

ところで、23区のなかで、もっとも人口が多いのは一体どこなのでしょう。
昼間と夜間でもかなり違いがありそうですよね。

常住地の人口、すなわちその土地に住んでいる人の数は、「夜間人口」で表します。

では、23区で夜間人口が一番多いのはどこかわかりますか?





1位 世田谷区(877,138人)
2位 練馬区(716,124人)
3位 大田区(693,373人)



21位 台東区(175,928人)
22位 中央区(122,762人)
23位 千代田区(47,115人)

世田谷区は唯一80万人超えで1位です!住宅街が多いので予想通りだったでしょうか?国会議事堂や皇居のある23位の千代田区が少なそうだというのもイメージはできそうですが、5万人弱、まさかここまでケタ違いに少ないとは……!

一方の昼間人口はどうでしょう。昼間人口とは、夜間人口に他の地域から通勤してくる人口(流入人口)を足し、さらに他の地域へ通勤する人口(流出人口)を引いたものです。

わかりやすく言うと、昼間にその区にいる人数……ってそのままですね。

23区で最も昼間人口が多いのはどこでしょう……?





1位 港区(886,173人)
2位 千代田区(819,247人)
3位 世田谷区(812,810人)



21位 中野区(289,176人)
22位 墨田区(279,272人)
23位 荒川区(191,626人)

夜間人口では5万人弱とケタ違いに少ない千代田区が、なんと80万人超えで2位に!!!!!
千代田区は昼間、夜間の17倍もの人がいることになります!

また、もっとも昼間人口の少ない荒川区でも19万人をこえているということから、昼間には通勤・通学等で23区外や他県から23区にやって来る人が多いのだろうという推測もできますね。

いま、通勤・通学で23区外や他県から23区にやって来る人が多いと推測しましたが、東京に通ってくる人がいるであろうお隣の県に思いを馳せると……あれ、神奈川県の横浜市にも区、ありますよね。

「横浜市港北区」とか「横浜市金沢区」とか。

横浜市の場合は、「東京都23区」みたいにまとめて言わないし、そもそも「◯区」の前に市がついているし、なんだか混乱してしまいます。

そこで、次回のブログでは、東京都23区とその他の市のなかにある区のちがいについてまとめていきます!

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