昨年出版されて話題になった『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』や最近ニュースなどで”3Dプリンター”が話題になっています。
英語学校(FORWRAD)のプロジェクトワークで、”3Dプリンター”をプレゼンすることになり、
ただ調べたことを発表するだけでは面白く無いので、実際に使ってみようということで、渋谷のFab Cafeさんで、3Dプリンターでのモノづくりに挑戦して来ました。
実はFab Cafeさんの3Dプリンターの一般向け貸出サービスは、今週(6/3)から開始されていて、自分たちがその利用者の第1号でした!!
(3Dプリンターでの製造現場)
Part1
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=KVTFaQeWbOI[/youtube]
Part2
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=KVTFaQeWbOI[/youtube]
Fab Cafeの3Dプリンターで何かを作る他には”3Dデータ”(.cubeファイル)を用意しないといけません。
1から3Dデータを制作するとしたら、専用のソフト(3D CADなど)を使いこなす必要がありますが、3Dデータはネット上でダウンロードできるので、ただ体験したいということであれば、そこからダウンロードすれば誰でもOKです。
Thinkgivers
http://www.thingiverse.com/
大量の3Dデータが無料でダウンロードできます。
今回は下のデータを使って作成してみましたが、空白の多いデータを選んでしまったので、補強材が必要になってしまったので猫の正面の真ん中に棒のようなものが入ってしまいました。もう少しきちんとデータを選んだほうが良かったみたいです。
http://www.thingiverse.com/thing:62536
実際にFab Cafeさんでのデータの受け渡しはファイルをCube形式に変換する必要があります。
ファイルの変換は以下のサイトからダウンロードして下さい。
http://cubify.com/cube/index.aspx?tb_cube_learn
実際体験してみた感想ですが、まず想像したよりも簡単でした。自分はデザイン系のセンスが全く無いので、3Dプリンタでなんでも作れるようになるという記事を最初に読んだときは、結局デザインできないしあんまり関係ないかなと思ったけど、上記のThinkgiversのようなサイトは今後も増えていくので、元になるデータを見つけるのは簡単です。もちろん自分だけのオリジナルなものを作りたければ自分でデザインする必要ありますが、ゼロからやらなくても人が作ったものをベースにすればいいので、かなり楽なはずです。
ただし、3Dプリンターでの製造はかなり時間がかかります。本当は猫ではなく、西洋の城のフィギュアを作ってみようと最初は考えてましたが、8時間かかるということで断念して、もっとデザインの簡単なものということで猫になりました。ただし、この猫もデータに問題があったらしく、実際にできたものは猫?という出来でしたが。
また動画をみてもらうとわかりますが、時間がかかります。Fabcafeは原則1回40分しか使えないので、3Dデータはサイズが小さくかつデザインが簡単なものしか作れません。
3Dプリンターはまだまだ技術的に発展途上ですが、今後技術の進歩が進むにつれて、電子書籍によって、誰でも出版できる時代がきましたが、3Dプリンタをはじめとする各種イノベーションで、誰でも製造業を始められる時代がすぐ近くまできてそうです。
またプチ・レトルでも3Dプリンターなどを使った自作のKINDLEカバーを制作に挑戦してみようと思います。
(Fab Cafeの紹介)
FabCafe渋谷
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F
URL:http://tokyo.fabcafe.com/
Access:http://tokyo.fabcafe.com/access
・3Dプリンター利用について
料金 月〜水 4,000円/45分、木〜日 700円/10分
(添付のWebより要事前予約)