英語スピーチのレシテーション練習はこうやって始めよう! | Enjoy Learning English!!

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英語スピーチのレシテーション練習はこうやって始めよう!

公開日: : 最終更新日:2014/08/11

こんにちは。英語学習コーチのタニケイです!

先日、オバマスピーチのレシテーションを一緒に練習しませんか?というブログでご紹介しましたが、私は今、通っている英語学校FORWARDの次のコンテストに向けて、オバマの2004年民主党党大会での応援演説のレシテーションを練習しています。

次回のFORWARDのレシテーション(朗唱)コンテスト予選は10月上旬です。まだ詳細は発表されていませんが、過去2回と同様、FORWARD生以外の一般の方も参加できると思います。詳細が発表されたらこちらでも告知させていただきますね。

今回は、レシテーションを練習してみたいという方、10月のレシテーションコンテストに出場してみたい、という方のために、私のおすすめのレシテーション練習方法を詳しくご紹介します!

今練習している、オバマのスピーチの場合、レシテーションの練習に必須なのは、以下のFORWARD代表・石渡誠先生の電子書籍と、iPhoneの音声再生アプリmimiCopyの2つです。(Androidをご利用の方は、Audio Speed Changerというアプリが良さそうです)

オバマスピーチのレシテーションを練習するときの電子書籍の使い方

(1)スクリプトを準備

最初に今回の練習範囲のスクリプトが書かれたアクセント&イントネーション確認用シートを印刷しましょう。ちなみに、次回のコンテストの範囲はこちらです。

John Kerry calls on us to hope. John Edwards calls on us to hope.
I’m not talking about blind optimism here, -- the almost willful ignorance that thinks unemployment will go away if we just don’t think about it, or the health care crisis will solve itself if we just ignore it. That’s not what I’m talking about. I’m talking about something more substantial.

It’s the hope of slaves sitting around a fire singing freedom songs; the hope of immigrants setting out for distant shores; the hope of a young naval lieutenant bravely patrolling the Mekong Delta; the hope of a millworker’s son who dares to defy the odds; the hope of a skinny kid with a funny name who believes that America has a place for him, too. Hope -- Hope in the face of difficulty. Hope in the face of uncertainty. The audacity of hope!

In the end, that is God’s greatest gift to us, the bedrock of this nation, a belief in things not seen, a belief that there are better days ahead. I believe that we can give our middle class relief and provide working families with a road to opportunity. I believe we can provide jobs to the jobless, homes to the homeless, and reclaim young people in cities across America from violence and despair. I believe that we have a righteous wind at our backs and that as we stand on the crossroads of history, we can make the right choices, and meet the challenges that face us.

America! Tonight, if you feel the same energy that I do, if you feel the same urgency that I do, if you feel the same passion that I do, if you feel the same hopefulness that I do - if we do what we must do, then I have no doubt that all across the country, from Florida to Oregon, from Washington to Maine, the people will rise up in November, and John Kerry will be sworn in as President, and John Edwards will be sworn in as Vice President, and this country will reclaim its promise, and out of this long political darkness a brighter day will come. Thank you very much, everybody. God bless you. Thank you.

(2)リスニング(耳慣らし)

オバマのスピーチ動画を繰り返し観たり、音声を聞きます。何かをしながらでもいいので、たくさん音を聞いておくと、リズムやイントネーションが耳に馴染みます。このときには、意味は考えないで、ただ聞くだけで大丈夫です。私は練習を開始する前に、オフィスで仕事をしながらその2分数十秒の範囲を終日、繰り返し再生しているので、軽く100回以上は聞いています。


次回のFORWARDのコンテスト範囲は、このビデオの14:48〜17:10の予定。

音声はこちら

(3)レクチャー動画を観る

電子書籍の11章の「発音練習のポイント」を開きましょう。

電子書籍サンプル
ebook-sample-1

まず、石渡先生のレクチャー動画をタッチして、動画を観ながら、印刷したスクリプトに、アクセントやイントネーション、発音記号など、注意したいところを書き込みましょう。

レクチャー動画のサンプル

(4)細かい単位で練習

上の範囲を、さらに「通常再生」(10回繰り返し)を使って、細かい単位で音声を繰り返し聞いて、オーバーラッピング(重ねて話す)をしながら、発音やアクセント、イントネーション、リズムなどを覚えていきます。

電子書籍サンプル
ebook-sample2

1つの単位はこのくらいの長さです。
"John Kerry calls on us to hope."

音声が速過ぎる場合には、「スロー再生」(60%スピード)を使います。さらっと流さずに、一つの区切りをオリジナルの音声と同じように言えるまで、繰り返し練習しましょう。レシテーションコンテストの決勝進出者の一人は、この1フレーズにつき100回は練習しているそうです。

(5)パラグラフ単位で練習

細かい単位で覚えたら、それをつなげて、パラグラフ単位で話せるように練習していきます。パラグラフというのはこのくらいの単位です。

I’m not talking about blind optimism here, -- the almost willful ignorance that thinks unemployment will go away if we just don’t think about it, or the health care crisis will solve itself if we just ignore it. That’s not what I’m talking about. I’m talking about something more substantial.

覚えていない箇所、スムーズに言えない箇所があったら、また短く区切って練習します。また、複数の文をつなげて平坦に話してしまうと、単調でつまらないスピーチになってしまいます。オリジナルの音声をよく聞いて、特に強調するところ、伸ばすところ、音が高くなるところや低くなるところ、リズムやスピードの変化などに着目し、文章間の変化をしっかりつけながら、練習していきましょう。

電子書籍の5章〜9章を使うと、パラグラフごとの音声を聞くことができますし、音声をこちらからダウンロードして、スマホなどに取り込んでおくと便利です。

(6)意味や表現も確認する

電子書籍5章~9章の「Paragraphごとの実践練習」で、Paragraphの位置づけ、表現・フレーズ、スピーチ・テクニックについて、読んで理解します。意味が理解できると、覚えやすくなりますし、気持ちも込めやすくなりますので、意味もしっかり確認しましょう。

ここが大事!「レシテーション」に変えていきましょう

単なる暗唱にとどまらず、レシテーション(朗唱)に変えていくステップ、というのをぜひ楽しんでください。そのステップでは、スピーチの持つ意味や、オリジナルのスピーカーの意図も理解しつつ、自分だったらどこを聴衆に伝えたいだろうと考えて、自分なりのスピーチに変えていきます。

この段階になったらぜひ、誰かと一緒に練習をしてみてください。少なくとも、誰かに聞いてもらって、どう感じたかフィードバックをもらってください。必ずしも英語が分かる人でなくても良いと思います。話し方、声のトーン、身振り手振り、表情など、「伝える力」「表現力」を支える要素は、英語力以外にもたくさんあります。そして、人のレシテーションを見るのもとても勉強になりますよ!

また、iPhone/iPadユーザーの方は、電子書籍とともに、ぜひmimiCopyアプリを活用しましょう。

私は練習し始めて1ヶ月くらいは電子書籍を中心に使って、mimiCopyをサブとして使います。電子書籍を読めないときや、電子書籍で区切ってあるよりも細かい単位で練習したいときに、mimiCopyを使って練習します。そして、練習の後半では、mimiCopyをメインに使いますが、意味をもう一度確認したいときや発音の注意ポイントを見直したいときなどに、電子書籍を読み返したり、もう一度書籍内の先生のレクチャーを聞き直したりしています。

mimiCopyアプリを使ったレシテーション練習方法についてはまた後日ご紹介しますね☆

レシテーションを学びたい、という方は英語学校FORWARDで学べますよ!

Enjoy Learning English☆

タニケイ

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タニケイプロフィール

谷口 恵子(タニケイ)

プチ・レトル株式会社 CDO
ワクワク英語学習コーチ
TOEIC ・TOEFLリスニング満点
Street Academy Platinum Teacher

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