プチ・レトルは電子書籍出版社として、「Amazon Kindle」「楽天Kobo」「Apple iBookstore」「Google play store」を中心に電子書籍の出版を行なっています。

「Kinoppy」や「Sony Reader Store」など日本系の電子書籍ストアを使っていないのは、上記の書店ではセルフパブリッシングサービスがあり、誰でも出版が可能ですが日本の書店は基本的には電子書籍の取次を経由しなければいけないため、現在おこなっておりません。

今のところ日本でもセルフパブリッシングの利用先としてはAmazonを利用している人が大半です。その理由としては言語の問題(楽天Kobo、Appleは英語のみ)や、仕組みが複雑(GoogleやApple)、そもそも売上が見込めないなどいろいろあると思います。

特に楽天Koboは、楽天が買収して日本資本になったはずですが、セルフパブリッシングサービスであるKobo Writing Lifeは、運営をカナダのKoboが行なっているため、サイトが英語であったりして、敷居が高いものでした。

Kobo Writing Lifeは言語以外にも日本人にとって大きな問題だったのが、EPUB3に対応していなかったことです。Kobo以外はもちろんEPUB3対応に対応しているので、これまではEPUBファイルに手を入れるなどKoboのための個別対応が必要でした。

しかし、最近Koboのサービスがアップデートされたようで、EPUB3のファイルでも登録が可能になりました。

また、WYSWIG型の書籍エディタも使えるようになり、タグなどを知らなくてもWordのように簡単に本を作成できるようになりました。このエディタは新規作成だけでなくアップしたデータの修正も行えるため、データの確認にも使えます。

「言語が英語」「支払いタイミングが遅い」「日本の楽天のサポート対象外」など、Kobo Writing Lifeにはまだまだ課題はありますが、少なくともAmazonと同じデータで出版できるので、KDPでセルフパブリッシングを行なっている人は、是非Kobo Writing Lifeでの出版にも取り組んでみて下さい。
(ただし、KDPセレクトに登録している書籍はKoboでは販売できないので注意してください)

現状の楽天Koboの売上はAmazonとは比べるとかなり少ないのですが、電子書籍の販売先としてAmazonが1社独占というのは、出版社やセルフパブリッシングをする側にとってはあまり望ましくありません。

例えばAmazonは日本では、KDPで販売する書籍の印税率を70%に設定するための条件の一つとしてKDPセレクトへの登録を必須としています。KDPセレクトに登録すると他の電子書籍書店で販売できないというAmazonでの独占販売を認めることになるので、結構悩ましい条件になっています。実はこの条件は日本・ブラジル・インドにだけ課されています。日本では、セルフパブリッシングの競合がほとんどいないため、このようなAmazonに有利な条件になってしまっています。

ですからAmazon以外でのセルフパブリッシングが一般に普及すれば、アメリカなどと同様にKDPセレクトの条件が緩和される可能性も十分考えられます。

Kobo Writing Lifeの登録は以下のURLからできます。
http://writinglife.kobobooks.com/dashboard
(Kobo Writing LifeのTOPページのURL(http://writinglife.kobobooks.com/)から入ると楽天KoboのTOPページにリダイレクトされてしまうのでご注意ください。)