通訳案内士のすべてがわかる本

通訳案内士のすべてがわかる本_cover
通訳案内士のすべてがわかる本
著者:谷口 恵子(タニケイ)
発行年月日:2016年6月9日
価格:777円(税込)
ISBN:978-4-970278-52-6


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【内容紹介】

今、人気急上昇中の「通訳案内士」ですが、試験は英語だけでなく、日本の地理や歴史、一般常識など範囲が広く、どこから手をつけていいのかが初めて受ける受験生の悩みどころです。

本書の最大の特徴は、独学で通訳案内士試験に一発合格した著者のタニケイが他の合格者の体験談も交えて、試験対策をお伝えしている点。「通訳案内士」試験の詳細情報から、最新過去問の分析、効率的に勉強をして試験に合格するまでの方法や試験免除を狙う裏ワザを紹介して、合格までのお手伝いをします。

本書は特に、
(1) 忙しいけれど隙間時間をうまく活用して、独学で試験に合格したい。
(2) 自分の成長のために、また外国人との交流を楽しむためにガイドをやってみたい。
(3) どのようにガイドの仕事を始めればいいか、どうキャリアを積んでいけばいいかを知りたい
といった方におすすめです。

過去問を例にとった具体的な対策や、おすすめテキストなど、通訳案内士受験を考える方にとって有用な情報がたくさん盛り込まれています。また、通訳案内士合格後の仕事の始め方や、自分でオリジナルのツアーを企画してゲストを見つけることができるサイトなどもご紹介します。

付録では、現役通訳案内士へのインタビューを通して、ガイドとしてのキャリア形成の仕方を紹介しています。仕事としてガイドをするのは業務の幅が広く、時間や体力が必要です。そんなガイドの仕事を子育てや本業と両立させながら働いている方々の生の声をお届けします。

その他にも、資格を持っていなくても、ガイドとして外国人と交流したい、日本の良さを世界に発信したい、という方向けに、おすすめのボランティアガイド団体、ガイドの始め方、カウチサーフィンなどのマッチングサイトを活用した外国人旅行客との交流方法の紹介もしています。

近年の訪日外国人観光客の急増や、2020年の東京オリンピック開催をうけて、英語で観光案内できる人材の育成が望まれており、2013年には通訳案内士試験の免除基準が大幅に緩和されました。何か誇れる資格を得たい、英語力を高めたり教養を身に付けたりするための勉強の目標が何か欲しい、いろいろな国の人との交流を楽しむことを目的にガイドをしたい、と思っている方は、ぜひ本書を読んで、「通訳案内士」を目指してみてはいかがでしょうか。

【目次】
第1章:通訳案内士試験について
 1. 通訳案内士試験とは
 2. 試験概要
第2章: 筆記試験の出題内容と対策
 1. 英語
 2. 地理
 3. 歴史
 4. 一般常識
 付録1 世界遺産一覧
 5. 筆記試験免除のアドバイス
 6. 参考情報
第3章: 口述試験の出題内容と対策
 1. 通訳問題
 2. プレゼンテーション問題
 付録2 通訳案内士合格者の学習法(アンケート)
第4章:ガイドの始め方
 1. 試験合格後からガイドとして働くまで
 2. 通訳案内士団体の紹介
 3. ガイド経験を積む
 付録3 現役通訳案内士インタビュー

【はじめに】

「通訳案内士」とは、外国人向けの観光ガイドの資格です。通訳案内士法という法律に基づく資格で、基本的には、観光庁長官が実施する国家試験である「通訳案内士試験」に合格して、通訳案内士として登録した人だけが、有償で外国人向けに外国語で観光ガイドを行うことができます。

この「通訳案内士」が、最近急に注目を浴びています。その理由は三つあります。

一つ目は、2020年の東京オリンピック開催が決まったことです。オリンピック開催の際には、選手や関係者など多数の外国人が来日するだけでなく、「これを機に日本に行ってみたい」という外国人観光客も増えるでしょう。そこで、「2020年の東京オリンピックまでには英語で観光案内ができるようになりたい」「オリンピックでボランティア通訳をしたい」という方が増えています。

二つ目は、街中でも明らかにわかる、外国人観光客の急増です。政府は2013年頃に「2020年までに訪日外国人観光客2,000万人、2030年までに3,000万人」という目標を掲げましたが、海外からの観光客は予想以上のペースで増えており、2013年には1,000万人を超え、2015年度には早くも2,000万人を突破してしまいました(政府は2016年3月末に「2020年までに4,000万人、2030年までに6,000万人」と目標人数を上げました)。皇居や浅草といった有名観光地では、英語で外国人観光客向けにガイドをしている人の姿もよく見かけるようになりましたね。そのようにガイドの仕事の様子を見かけたり、そういう仕事があるらしいと聞いたりして、通訳案内士に興味を持つ方が増えているようです。

三つ目は、2013年末に発表された、通訳案内士試験の免除基準の緩和です。英語の筆記試験免除は、それまで英検1級を取得済みの場合のみでしたが、それに加えて、TOEIC840点以上、またはTOEIC SWテストでスピーキング150点またはライティング160点以上を取得した人も、免除されることになったのです。英検1級とTOEIC840点を比べると、英検1級の方がずっと難しいのは明らかです。つまり、英語の筆記試験免除の要件が緩和されたのです。

英語関連の資格取得を目指すことは、学習のモチベーション維持や、英語力上達の目安にするのにとてもお勧めです。中でも、通訳案内士という資格は、二次試験で英語のスピーキング力が試されるため、スピーキング練習をするきっかけになりますし、実際に資格を取ったら英語で有償ガイドができるという面白さもありますので、少しでもご興味があれば、ぜひチャレンジしてみてください。

私自身も、2014年1月に「新年の抱負」として「通訳案内士試験合格」を掲げ、独学で一発合格することができました。TOEICのスコアにより英語の筆記試験は免除でしたので、筆記試験の日本史・地理・一般常識の対策と、口述試験の対策のみを行いました。

また、同じように通訳案内士試験に興味のある人がいるか周りに声をかけてみたところ、100人ほどが集まりました。そうした人たちと「楽しい通訳案内士」というFacebookグループを作って情報交換をし、時には実際に集まってワークショップや勉強会を開催してきました。この試験準備の過程もとても楽しかったですし、ワークショップを通して実践的なスピーキング練習をすることができました。特に口述試験対策のワークショップで時間を測って話す練習をたくさんしておいたことが本番の試験で役立ったので、翌年も口述試験の受験者向けにワークショップを開催しました。

通訳案内士の資格を取って、それを仕事にできればとても素敵ですし、仕事にしなかったとしても、通訳案内士試験を受ける過程で、それまで知らなかった日本の歴史や地理、一般常識に詳しくなったり、英語で日本特有の事柄を説明できるようになったりすることは大きな財産です。さらに、口述試験の対策をしていくと、日本人として、どう海外の人たちに日本の魅力を伝えればよいか、考える機会を得られます。その経験は、きっと今後の人生を豊かにしてくれます。

私自身も、通訳案内士の受験を考え始めただけで、日本の文化や歴史、地理に対する関心が自然と高まってきました。そして、日常生活の中でも、日本にしかなさそうなものや、日本特有の文化や習慣などに出会ったときに、「これは英語で何と説明したらいいのだろう」と考えることが多くなりました。

こうした意識の変化だけでも楽しいことではありますが、できれば実際に通訳案内士を受験して合格し、海外から日本に来てくださる観光客の方たちに日本の魅力を知ってもらえるお手伝いができたら、さらに楽しいでしょう。

また、通訳案内士資格を持たなくても、ボランティアという形であれば、ガイドを行うことができます。通訳案内士試験を受験しながら、または通訳案内士試験の受験を考えていなくても、ボランティアガイド団体に登録してガイドを行うなど、できることを実践してしまうのも良いと思います。

本書では、通訳案内士という制度や試験の概要、そして最近の通訳案内士をめぐる動きをご紹介し、ガイド活動の始め方もいくつかご紹介させていただきます。通訳案内士という資格に少し興味があるけれども今は何も知らない、という方でも、この本を読めば、通訳案内士について必要なことを十分理解していただけると思います。また、通訳案内士資格を取らなくてもできる、ボランティアガイドの始め方も具体的にご紹介します。

「独学、もしくはできるだけお金をかけずに合格したい」「自分の英語力を高めたり、教養を身に付けたり、訪日外国人との交流を楽しむことを主な目的としてガイドをしたい」と思っている方にぜひ読んでいただきたい本です。

私自身の体験談以外にも、通訳案内士試験に合格した方々の勉強法に関するアンケート結果や、現役の通訳案内士として活躍されている方々のインタビューも掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

この本を読んでやる気になったら、ぜひ通訳案内士試験を受けたり、ボランティアガイドを始めたりと、行動に移してみましょう。そして、日本のことを英語で楽しく語れる自分になりましょう!

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